広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

木蓮並木

2020-05-15 00:05:56 | 動物・植物
もう終わってしまった、春の花の話題。
コブシに似た「ハクモクレン(白木蓮)」という木がある。一般に単に「モクレン」と呼ぶ人も多いが、正確な標準和名は「ハクモクレン」。
コブシと比べて木はやや小さく、花は大きく閉じ気味で、開花時期がやや遅いので、識別できるのだが、やっぱり少々まぎらわしい。コブシと違って中国原産で日本に自生せず、もっぱら庭に植えられるのだが、たまに街路樹で並木に植えられることがある。秋田市内では3か所知っていて、2か所をだいぶ前に紹介済み。
泉のハミングロードに続く道路卸町の猿田川沿いの公園

そしてもう1か所が、手形の市立秋田東中学校前。ソメイヨシノが見頃だった4月中旬撮影。
正門~グラウンドの横にかけてハクモクレン並木
狭い道路で片側だけに歩道があって、そこに10本弱植えられている。
若くもないと思われるが、小ぶりな木。泉のハクモクレンに似ていて、大きくならない品種なのだろう。卸町のはもっと大きいはず。
逆光です

たわわに咲く

4月下旬になって、泉のハミングロード。【15日補足・ハミングロードは、地域の人たちが手入れしてくれる草木が、通行人を楽しませてくれる遊歩道。】
枝垂れ桜が咲き乱れる一角
【15日補足】ハミングロードは泉小学校敷地に沿ってL字に曲がり、その直進方向の狭い市道の歩道(学校が近いので設けてあると思われる)が、以前も取り上げたハクモクレン並木。
その向こうがハクモクレン並木
今年もよく咲いていたものの、一部の木もしくは枝が枯れてしまったり、不格好になっていたものもあった。だからあえて撮影しなかった。
5月に入ると、ハクモクレンは散って葉が出てきたのだが…
赤紫色の花が遅れて咲いた
けっこうな本数がある中、2本だけ赤紫色の花を咲かせていた。これは知らなかった!
これはハクモクレンの色違いではなくて、近縁ながら別種。これこそ、標準和名が「モクレン」なのだが、ハクモクレンと明確に区別するために「シモクレン(紫木蓮)」と呼ぶこともある。
これも庭木にされ、ハクモクレンより開花が遅く、木も小さめ(シモクレンの大木って見たことない)の傾向。【15日追記】コブシではこんな色の花はないし、大きさや開花時期の差も大きいため、コブシとシモクレンを混同することはあまりない(若木とか葉は別ですが)。
意図的に2本だけこのような形で植えるとは考えづらい。秋大前の複数品種がある八重桜並木とか、雄株だけを植えたはずのイチョウ並木で銀杏が実る木があるようなもので、ハクモクレンにシモクレンが2本だけ混ざってしまったのだろうか。【15日追記】もしくは、当初のハクモクレンが枯れたので、代わりに手配した苗が、シモクレンだったとか。
この木もやや不格好で、中ほどの枝が枯れている

奥がハミングロードの枝垂れ桜エリア。ほぼ葉桜

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