広く浅く

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続・秋大前の八重桜並木

2020-05-09 23:58:37 | 動物・植物
4月下旬に紹介した、秋田大学手形キャンパス前の県道の八重桜並木の続き。
前回は、咲く時期が異なる複数品種の八重桜が植えられていること、さらに1か所だけ、八重桜と一重咲きのヤマザクラ系らしき桜が、同じ場所から生えて同時に咲いていることを取り上げた。

その直後、秋田魁新報が、その2種同居を記事にし、管理しているという造園会社社長の見解も載ったのだが、その内容が「取材の際に趣旨を取り違え」ていたとして、おわびと訂正が出された。だいぶ違う内容で、どこをどう取り違えたのか…
まあ、そのおかげで、八重桜の台木とされていたオオシマザクラ(野生種で広義のヤマザクラの1つ。桜餅の葉)が伸びて、花を咲かせたのが白い桜であることが分かった。

前回の記事アップのすぐ後、晴天の日。西側の大学の陸上競技場越しに。
フェンス越し
それにしても、この陸上競技場は、6レーンながらトラックは全天候型の舗装がされているし、正門の真向かいだし、国立大学としては恵まれた練習環境だと思う。弘前大学なんて、本部から離れた附属学校の敷地の奥で、今も土のトラックのようなのに。
計画はなくなったようだが、ここを(大学と関係ないプロチームが使う)サッカースタジアムにするなんて、誰が言い出したのだろう。大学の財産は学生のために使うことを最優先にするべき。



並木の桜たちは、道路側よりも陸上競技場側に枝をよく伸ばしている傾向。トラック部分にはかかっておらず、桜の下を疾走するまではいかないけれど。
白い桜はこちら寄りに生えていることもあるが、台木にされるほど生育力ある野生種ということもあるのだろう、特に盛んに枝を広げていた。
白い桜の数本先、照明柱付近にまだ咲かない桜
前回も触れた、この時咲いている桜の中に、まだ花が咲いていない桜が2本(場所は離れている)混ざっている。そして、陸上競技場より南方向、大学正門の真向かいでは、それと同じらしき桜が連続して植えられている。

その4日後、5月初め。
路面に花びらが
最初に咲いた八重桜が散り始めていた。八重桜がこの本数だから、びっしり花びらだらけになるかと思ったが、道路も陸上競技場もそれほどでもない。
そして、遅咲きの桜は、
つぼみが開き始めていた
八重桜で花弁が多いせいか、独特の形のつぼみ。赤みがかった葉も同時に開きかけていて、これこそがなじみのある八重桜、かな?

さらに5日後。
葉桜の中に満開の桜
最初の八重桜はすっかり散り、遅咲きが満開。
路上の花びらは一掃と言っていいほどきれいにされていた。誰かが掃除したのか? でも、秋田県の道路管理でそこまでやるか、また秋田大学もしないと思う(附属学校前のケヤキの落ち葉は知らんぷりです)。雨風で流れたり飛んだりしたのか?

遅咲き桜の花
先に咲いていたのと遅咲きでは、遠目にはほぼ同じ色合いとボリューム感。
よく見れば、花の大きさはあまり違わないが、早咲きはやや色が濃く、遅咲きは花弁の数がより多いみたいだ。それで差し引き、同じように見えるのかも。
それに、遅咲きの花はめしべ(の一部?)が葉のような見た目になっているようだ。桜ではそのような品種があるとのこと(メカニズムは花の器官形成のABCモデルで説明が付きそう)。

上記の通り、大学正門方向は、遅咲き桜の並木。跡切れ跡切れではあるが250メートルほどの区間に20本弱はあった。正門付近のほうが、幹は太くて古い木の感じがするが、全体に小ぶりにも見える。
※先に咲いた陸上競技場横は、200メートル弱に20本ほどか(うち2本の遅咲きと1本のオオシマザクラが混ざっている)。
天気が悪いですが

その中に、
また違う桜が!

白い八重桜
ピンクのよりは若干小ぶりな花がびっしり。これもめしべが葉になっている?
その木は低くて不格好で、一部枯れ枝もある。

さらに、
完全に枯れてしまった桜も2本

多品種が混植され、一部は管理が行き届いていないのは、どういう経緯なのだろう。ソメイヨシノでない4つの桜が楽しめる場所だから、大切にしてほしい。
開花の順番としては、早咲きピンク八重&オオシマザクラ→遅咲きピンク八重&白八重。

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