※本記事の写真はE-520でなくコンパクトデジカメで撮影したものです※
鉄道で秋田から広島へ向かう場合、新幹線2本を乗り継げばよい。「こまち」で4時間、東京で「のぞみ」に乗り換えてまた4時間。計8時間の旅だ。
ところが今回は、そのルートだが、秋田-盛岡「こまち」、盛岡-大宮「はやて」、大宮-上野-東京は在来線、東京-新大阪「のぞみ」、新大阪-広島「ひかり」と、多くの列車を利用した。
なぜかというと、そんなに急がない旅である、節約と快適さ、メリハリをつけるためである。
細かく説明すると、まず盛岡で乗り継いでも、改札を出なければ特急料金は通しの計算なので変わらず、しかも「えきねっと」の予約ポイントが1列車毎に加算されるので、つまりは倍のポイントがつく。それに個人的には「はやて」の車両のフル規格の広さと座席の腰のあたりのやや硬めのホールド感が好きだ。
次に秋田からの場合、大宮で新幹線を降りれば、東京まで乗るより特急料金は500円ほど安く(えきねっと利用でさらに700円割引)、大宮から東京までなら在来線に乗ってもさほど時間はかからない。
新大阪で「ひかり」に乗り換えるのは、えきねっとポイントが2回分付くこともあるが、「のぞみ」の利用距離に応じてかかる加算料金が200円安くなることと、山陽新幹線の「ひかり」は専用車両が使われていて快適だからだ(次の記事参照)。全区間「ひかり」にすればもっと安くなるのだが、ある程度早く着きたいし、実はまだ「のぞみ」に乗ったことがなかったから乗ってみたかった。
トータルで2時間ほど余計にかかるが、少しだけ快適な旅と弁当代くらいは捻出できそうだ。
いよいよ当日、始発の「こまち2号」、盛岡で20分ほどの待ち合わせで「はやて4号」と乗り継ぐ。
乗り慣れた東北新幹線、車窓は単調だけれど、ミニ新幹線区間からフル区間規格に変わって、そのスピードに感心するという、いつも通りの旅路だ。
大宮からは在来線。通勤時間帯は大荷物では迷惑なほど混雑することもあるが、11時台だったので、座れなかったが、立つスペースは充分にあった。
上野で京浜東北線快速に乗り換え。この209系電車は新車への更新が進んでいる。ちょうど僕が1人で旅行をするようになって首都圏によく行っていた頃に、新世代の電車として登場した車両だ。安っぽいつくりを嫌う鉄道ファンもいるが、最近の電車よりも柔らかいデザインで結構好きだ。

接続が良かったので、発車の30分以上前に東京駅に到着できた。
東海道新幹線ホームに入るのは久しぶり。東京駅はここだけがJR東海の管轄であり、雰囲気が違う。以前は東海道新幹線のホーム上に、崎陽軒のシウマイ弁当の売店がたくさんあったはずなのだが、ない。JR東海系列の会社製の駅弁ばかりだ。締め出されてしまったのだろうか。
東日本の管轄部分では、甲信越や東北の各駅から駅弁を輸送して売る、毎日が駅弁大会みたいな売店があるのだが、そっちで買っておけばよかった・・・
「のぞみ」は20分間隔で出発していく。今回指定を取った列車は現在の主力の700系電車だが、1本前の列車は新しいN700系。間近で見るのは初めて。角ばった先頭車の形状も独特だが、インパクトがあるのは窓の小ささ。以前、遠目で見たときに、針で穴を開けたような感じがしたが、近くで見てもやっぱり小さい。コンセントが付いたり、シートなどの快適さが向上した車両だというが、この窓から富士山を眺めるのはどんな気分だろう。

N700系。製造番号1のトップナンバー車だった。窓の小ささと行き先表示の大きさが何となくアンバランス。

N700系(左)と700系
僕が乗った700系は、従来の300系などと同様、落ち着いた色合いの内装と座席の間隔がJR東日本の新幹線よりも少し広く、正統派の東海道新幹線の車両だ。
「のぞみ」は初乗車だったが、うわさ通りビジネス客中心にほぼ満席でどことなく殺伐として、息が詰まる。速く広島に着くための、新大阪までの2時間半の我慢だ。
洞爺湖サミットを控えた時期だったから、ホームや車内を警察官が巡回している。
せめてもの救いは、東海道新幹線は新幹線の中では、車窓にメリハリがあり、構造上景色が比較的見やすいこと。あいにく富士山は見えなかったが、みかん畑・茶畑・うなぎの養殖池・電照菊のハウス、富士川・安部川・大井川・天竜川・浜名湖・木曾三川(木曽川・長良川・揖斐川)で現在位置を確認して南下しているのを実感して時間をすごす。

岐阜県の長良川と揖斐川の間、岐阜羽島通過直後に右手に出現する「ソーラーアーク」。三洋電機の太陽光発電PR施設で、全面が太陽電池。
新大阪で「のぞみ」から解放され、10数分の乗り継ぎで「ひかり」に乗り換える。
鉄道で秋田から広島へ向かう場合、新幹線2本を乗り継げばよい。「こまち」で4時間、東京で「のぞみ」に乗り換えてまた4時間。計8時間の旅だ。
ところが今回は、そのルートだが、秋田-盛岡「こまち」、盛岡-大宮「はやて」、大宮-上野-東京は在来線、東京-新大阪「のぞみ」、新大阪-広島「ひかり」と、多くの列車を利用した。
なぜかというと、そんなに急がない旅である、節約と快適さ、メリハリをつけるためである。
細かく説明すると、まず盛岡で乗り継いでも、改札を出なければ特急料金は通しの計算なので変わらず、しかも「えきねっと」の予約ポイントが1列車毎に加算されるので、つまりは倍のポイントがつく。それに個人的には「はやて」の車両のフル規格の広さと座席の腰のあたりのやや硬めのホールド感が好きだ。
次に秋田からの場合、大宮で新幹線を降りれば、東京まで乗るより特急料金は500円ほど安く(えきねっと利用でさらに700円割引)、大宮から東京までなら在来線に乗ってもさほど時間はかからない。
新大阪で「ひかり」に乗り換えるのは、えきねっとポイントが2回分付くこともあるが、「のぞみ」の利用距離に応じてかかる加算料金が200円安くなることと、山陽新幹線の「ひかり」は専用車両が使われていて快適だからだ(次の記事参照)。全区間「ひかり」にすればもっと安くなるのだが、ある程度早く着きたいし、実はまだ「のぞみ」に乗ったことがなかったから乗ってみたかった。
トータルで2時間ほど余計にかかるが、少しだけ快適な旅と弁当代くらいは捻出できそうだ。
いよいよ当日、始発の「こまち2号」、盛岡で20分ほどの待ち合わせで「はやて4号」と乗り継ぐ。
乗り慣れた東北新幹線、車窓は単調だけれど、ミニ新幹線区間からフル区間規格に変わって、そのスピードに感心するという、いつも通りの旅路だ。
大宮からは在来線。通勤時間帯は大荷物では迷惑なほど混雑することもあるが、11時台だったので、座れなかったが、立つスペースは充分にあった。
上野で京浜東北線快速に乗り換え。この209系電車は新車への更新が進んでいる。ちょうど僕が1人で旅行をするようになって首都圏によく行っていた頃に、新世代の電車として登場した車両だ。安っぽいつくりを嫌う鉄道ファンもいるが、最近の電車よりも柔らかいデザインで結構好きだ。

接続が良かったので、発車の30分以上前に東京駅に到着できた。
東海道新幹線ホームに入るのは久しぶり。東京駅はここだけがJR東海の管轄であり、雰囲気が違う。以前は東海道新幹線のホーム上に、崎陽軒のシウマイ弁当の売店がたくさんあったはずなのだが、ない。JR東海系列の会社製の駅弁ばかりだ。締め出されてしまったのだろうか。
東日本の管轄部分では、甲信越や東北の各駅から駅弁を輸送して売る、毎日が駅弁大会みたいな売店があるのだが、そっちで買っておけばよかった・・・
「のぞみ」は20分間隔で出発していく。今回指定を取った列車は現在の主力の700系電車だが、1本前の列車は新しいN700系。間近で見るのは初めて。角ばった先頭車の形状も独特だが、インパクトがあるのは窓の小ささ。以前、遠目で見たときに、針で穴を開けたような感じがしたが、近くで見てもやっぱり小さい。コンセントが付いたり、シートなどの快適さが向上した車両だというが、この窓から富士山を眺めるのはどんな気分だろう。

N700系。製造番号1のトップナンバー車だった。窓の小ささと行き先表示の大きさが何となくアンバランス。

N700系(左)と700系
僕が乗った700系は、従来の300系などと同様、落ち着いた色合いの内装と座席の間隔がJR東日本の新幹線よりも少し広く、正統派の東海道新幹線の車両だ。
「のぞみ」は初乗車だったが、うわさ通りビジネス客中心にほぼ満席でどことなく殺伐として、息が詰まる。速く広島に着くための、新大阪までの2時間半の我慢だ。
洞爺湖サミットを控えた時期だったから、ホームや車内を警察官が巡回している。
せめてもの救いは、東海道新幹線は新幹線の中では、車窓にメリハリがあり、構造上景色が比較的見やすいこと。あいにく富士山は見えなかったが、みかん畑・茶畑・うなぎの養殖池・電照菊のハウス、富士川・安部川・大井川・天竜川・浜名湖・木曾三川(木曽川・長良川・揖斐川)で現在位置を確認して南下しているのを実感して時間をすごす。

岐阜県の長良川と揖斐川の間、岐阜羽島通過直後に右手に出現する「ソーラーアーク」。三洋電機の太陽光発電PR施設で、全面が太陽電池。
新大阪で「のぞみ」から解放され、10数分の乗り継ぎで「ひかり」に乗り換える。
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