広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

ヨーカドーから和徳小への道

2017-10-04 22:52:43 | 津軽のいろいろ
9月始めの弘前(7月末時点で既にほぼ同じだったので、その写真も混ざっています)。
弘前駅西側の北側では、区画整理(弘前駅前北地区土地区画整理事業)が行われている。※今年正月の模様
Googleマップに加筆。「プラザ」「プリンス」はホテル

イトーヨーカドー弘前店の北西角(上の地図で赤い★)では、これまで丁字路の突き当たりだった並木通りを北へ延長するように、新しい道路が造られていた(新規区間に街路樹はないので、厳密には「並木通りの延長」ではなさそう)。10月時点では、もう開通しているかも。【2018年3月開通となった。末尾の追記参照】
右がヨーカドー。先が工事中
7月末の時点で、交差点の信号機が新しくなっていた。このことからも、供用開始が近いことがうかがわれる。
これまでと同じ茶色ながら、横型のフラット型(低コスト仕様ではない模様)が、十字路対応で(つまり区画整理側にも増設)設置されていた。7月末時点で既に、区画整理側向きも点灯していた。
東西方向は、弘前公園側から駅前へ向かう側の青が長い時差式動作になっている。十字路になってもこのままだろうか。東西両方とも、右折矢印にしても良いのでは?【2018年6月に開通後の現地を確認したところ、矢印はなく時差式のままだった。】
左が工事区間
これまで突き当たりだった箇所で道路に変わる歩道跡には、もちろん横断歩道が設置され、歩行者信号機も新設されていたが、こちらはカバーがかかっていた。
視覚障害者信号(音響式)は、引き続き「通りゃんせ」「故郷の空」の模様。青森県はピヨピヨカッコーは導入しないのか。
歩車分離にして、歩行者が全方向へ横断できるようすれば便利そうではあるけれど、車両の通行も多く、渋滞しそうか。

さて、この交差点の新しい道路ができる箇所東側には、小さくて古びた「薬局」と呼びたくなりそうなドラッグストアがあった。秋田など東北各地でもおなじみの「スーパードラッグアサヒ」の弘前店。
本社が隣の板柳町にあり、弘前市内には他にも店舗があるのにここが「弘前店」を名乗っていたことからも、由緒ある店だったのだろう。(この記事中ほど)
そのスーパードラッグアサヒは、跡形もなくなっていた。

その代わりといってはなんですが、交差点の西、新しい道路を挟んで向かい側に、
ツルハドラッグができていた!
ツルハドラッグ弘前駅前店で、3月30日にオープンしていた。
駐車場がある標準的なサイズのツルハのようだけど、以前のスーパードラッグアサヒと比べると、巨大。
ちょっと下がってイトーヨーカドー前から。マルサンなどもなくなって岩木山がよく見える

工事中の道路は、道路としての形はできており、車止めはあるものの歩行者は通れた。(舗装が未完成で凹凸があったり、夜は暗そうだけど)
工事区間を進んで、南を振り返る
今まで見たことがないアングルのイトーヨーカドー。そして正面の並木通りは思ったより狭く見えた。

この道は、弘前プリンスホテルから西へ向かう、同じく区画整理でできた新しい道路とぶつかった所までが、現在の工事区間のようだ。
そこからさらに北へ進めば、和徳小学校前の既存の東西方向の通りへ突き当たる。この区間も道路予定地っぽい雰囲気ではあるが、まだ道路の形になっていない。

弘前市の資料を見ると、この和徳小寄りの未着工の部分は、「駅前北公園」を併設した「特殊街路(歩行者専用道路)」として計画されている。
区画整理完成後も、車はヨーカドーから和徳小前まで一直線に通り抜けられないことになる。
ちなみに、資料によれば道幅はヨーカドーから北へ付きたる道路は20メートル、プラザホテル【2018年3月29日訂正】プリンスホテルから西の道路は18メートル。


今回、和徳小の隣の弘前プラザホテルに、初めて宿泊した。運良く、8階の南向きの部屋だったので、区画整理エリアを見渡すことができた。
手前左が和徳小、左奥の白いのがプリンスホテル、その右が駅前の東横イン、新しいマンションなどをはさんで中央奥がヨーカドー

ヨーカドー方向を拡大

区画整理エリアと周辺の既存道路の接続部には、ヨーカドー前以外は信号機がなく、小学校の近くでもある。
周囲の既存の道は、歩道がない狭い道が多かった。特に北東一帯では、すごく狭い道なのに歩道橋があったり(2007年撤去)、児童が県知事へ要望して歩行者用アンダーパス「ゆみちゃん道路」が造られたり(現在は新しいみのりのトンネルに吸収)といった、歩行者環境の劣悪さを物語る構造物があった。
新しい道路が開通により、交通量にどのような変化が生じるのかは、よそ者には想像つかないけれど、充分注意して通行していただきたい。

それから、区画整理エリアでいちばん駅に近い、南東角のパチンコヨーデル跡のマンションも、すっかりできあがっていた。


【2018年3月29日追記】エリア内の道路(約480メートル)は、2018年3月28日14時に開通。
ヨーカドーから北進・丁字路で西進して代官町へ至るのが「都市計画道路3・3・6号駅前町取上線」、丁字路から東進して弘前プリンスホテルまでが「3・4・26 号駅前二丁目線」。歩道には融雪装置設置。

3月18日アップ弘前経済新聞によれば、
丁字路北の「駅前北公園」には、防災機能のほか、夏はねぷた小屋を設置、冬はスプリンクラーで消雪できる雪置き場(雪捨て場)になる。
また、近いうち(今春オープン予定と表記)には「ドラッグストア「メガ」」ができるそうだ。(メガドラッグは、青森市の紅屋商事の運営)

開通後の記事

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5 コメント

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自分の生まれた故郷 (ほろよい)
2017-10-21 22:29:32
時代と共に、弘前駅前周辺が、変わったのが、ビックリしました。閉店したマルサン残った建物は、見苦しかったです。黒石の、カネ長デパート閉店し、その店も、解体しないのかなぁと、思います。黒石も、赤字なのは、解りますが、弘前市民の、募金で、黒石のカネ長の跡地に、エディオンと言う、電化製品のお店を建てて欲しいです。
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黒石 (taic02)
2017-10-22 19:54:13
時が経てば変化はあるものですが、区画整理が行われるとがらりと変わってしまい、昔を知る人には寂しさもあることでしょう。マルサンは、20年前からやってるようなやってないような状態でしたね。
黒石にカネ長武田があったとは知らなかったです。(当時はマイカル系列だったので)ニチイになり、1990年代後半に閉店したようですが、たしかにずっとそのままなのは、喜ばしいことではありません。
返信する
Unknown (虎好会)
2017-10-23 04:10:19
弘前市民の募金でエディオンを。ってバカか(笑)! これは失敬。黒石市にエディオンを建てるメリットなんてないと思います。ヤマダとケーズとコジマ×ビックカメラ(今月末リニューアル)がある弘前市城東地区からは結構離れていて競争原理が働かず、「じゃあそっちで買ってください。」と言われるのがオチです。


・前述したコジマ×ビックカメラ弘前店について

ヒロロ店の閉店から約2カ月、NEW弘前店もようやくコジマ×ビックカメラの看板に。レイアウトの変更によりぱっと見だけでも同じ店とは思えない印象。十分に戦える看板になったし、あとはスタッフの売る気だろうか。
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エディオン (taic02)
2017-10-24 00:01:10
そもそも東北にはエディオンは店がないんですね。テレビCMはよくやってますが。
ヒロロ撤退からしても、市街地に家電量販店はそぐわないのでしょう。
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ヒロロとコジマ (虎好会)
2017-10-24 21:32:10
追い出されたのか、出て行ったのかはわからないがコジマが撤退して残ったものは本家ビックカメラが運営するAppleの正規サービスプロバイダ。付いている看板は「BIC CAMERA」で、ここで買えるのはApple製品のアクセサリー品だけでMacはもちろんiPadもApple Watchも無いし、家電製品も無い。現時点でコジマ弘前店ではApple製品の取扱いはないし、例えばケーズでApple製品を買ったら修理はヒロロで、となる。矛盾している感はあるが、ビックカメラの青森県“初出店”がヒロロということになる。
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