広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

本道の東 境田と推子

2021-10-30 20:26:07 | 秋田の地理
1回目から3週間経って、新型コロナウイルスワクチン2回目接種を受けた。
重くなるかもしれない副反応に備えて、選挙の期日前投票を先にしておいたが、幸い、おおむね1回目同様に経過。1回目では肩こりと混同したけれど、やはり、翌日にそれとは違う重い感じやこめかみ辺りの軽い頭痛があった。

秋田市の集団接種会場・秋田大学医学部体育館会場での流れもほぼ変わらなかったが、若干の違いも。
・最初に入って待機する体育館前の仮設テントは、西向きに開いているのでこれからの季節は寒い。
・接種してくれる医師(入口に所属氏名が表示されており、今回は5室とも附属病院の人)はお忙しいかたが多かったようで、最初2人しかいなくて若干流れが悪かった。前回あった「ただいまから開始します」宣言はなし。
・今回もチクッとしただけだったが、前回よりやや強いチクッだったような。
・前回は、接種直後の次のカウンターで渡されたタイマーが、今回は接種室で看護師から渡された。前は実際には15分+1分程度かかっていたのが、今回はほぼジャスト15分に短縮されたことになる。
・前回AAB「相棒(再)」がかかっていた経過観察場所のテレビは、今回はABS「ミヤネ屋」だった。なお、その時のAABは「その男、副署長(再)」。
・誘導方法が若干変更されていたり、あるいは黄色い服のスタッフのやりかたの個人差もあるようで、前回と違って立って待つ場面があったり、椅子に詰めて座らされたり(間違ってやってしまった感じ)、前回ほどこまめに椅子を消毒していなかったり(問題ないでしょう)。


帰りのバスまで時間つぶし。前回は医学部敷地内北側を見た。それと本道キャンパスの由来や周辺について
前回、体育館(仮設テント)前に、切り株から生えたひこばえが、盛大に枝葉が繁茂した木を見つけた(1回目接種の記事に画像)。ケヤキかと思っていたが、近くで見たら違った。
まだ紅葉していない柔らかな葉

ケヤキの樹皮ではない
複葉で枝にはトゲがある。ハリエンジュ(ニセアカシア)だ。
根本から幹が2本に分かれていたのが切られたようだが、ニセアカシアとしては大木だったことだろう。
この木を端として、体育館(=仮設テント)の南辺に沿って、サクラとともにニセアカシアが数本生えている。ここが整備された50年前に植えたのだろうか。秋田市内のニセアカシアは勝手に生えたものばかりで、植栽されたのは珍しいが、やせた土地でも生長が速いので選ばれたのだろう。花はきれいだし。

以前の通り、体育館の東隣がテニスコート、その南が駐車場。駐車場のテニスコート寄りを東へ進むと、外に出る門があった。
門の名前はなく、車が通行する部分は閉まっていた。
門右の木もハリエンジュ
例によって、門の前(=厳密には大学敷地内)で喫煙する大学関係者らしき人物がいた。秋田大学に限ったことではなく、弘前大学等でも同様だが、敷地内全面禁煙の結果、近隣住民・通行人に受動喫煙させている。

南方向。この道路沿いが大学敷地の東辺
以前の通り、秋田大学医学部=本道キャンパスの敷地は、2つ(実はもう1つあるので後述)の所在地にまたがっている。西側が広面字蓮沼、こちら東側が柳田字糠塚(ぬかづか)。
医学部東辺と柳田字糠塚の東辺は一致しているので、この道路が境界。
上の写真左、東側は柳田字境田(さかいだ)。学生向けアパートもなくはないが、戸建て住宅のほうが多い。昔、小型バスが来ていた境田団地。

反対の北側を見ると、
左はテニスコート、グラウンド
家がまったくない。
少し進んでテニスコートとグラウンドの境付近
舗装された道路は、門のすぐ先で右・東方向へ曲がり、その道の南側(上写真手前)は引き続き家が並ぶ(新しめ)が、北側はほぼない。東へ曲がった舗装路も小字の境界で、つまり境田団地はその名の通り、字境田地内のみに建っている。
道路より右が字境田
直進してグラウンド方向(門などはなし)へは狭い砂利道。30キロ制限の道路標識が立ってるけど、砂利道用?
舗装路より北、家がない砂利道側は、柳田字推子。初めて聞く小字だが「すいこ」と読む。
柳田字推子は実は医学部敷地内にもかかっていて、ちょうどグラウンド部分。南のテニスコート、西の糠塚宿舎は、字糠塚。

推子は、中国語では「バリカン」の意味だそうだが、ここの由来は何だろう。
また、秋田市内には、広面字推子という場所もあるのだった。遠くはないが、隣接はしていない。
場所は手形山団地の南。秋田大学手形キャンパス裏の鉱業博物館~太平山三吉神社・市立広面小学校の間は、手形山の南端。その山の中。多少人家はあり、以前「徐行SLOWSTOP【31日訂正】」の道路標識を見つけた所。
住居表示実施前の手形山西町、手形山南町も広面字推子だったが、そうだとしても柳田字推子とは接しない。間は住居表示未実施なので、昔と変わっていないと思う。微妙に離れた2つの「推子」が不思議。


さて、医学部北東=柳田字推子は、地形図では一面の水田と記されていた。それとグラウンド内から見た時は、太平山の本山が木に隠れて見えなかったが、外からは確実に見えると思われた。実際は、
こんな景色
太平山はよく見えるが、見通しは悪い。手前はススキやセイタカアワダチソウ。休耕田か耕作放棄地か。
この日は雨が降り出しそうで空一面雲だけど、太平山がくっきり見えた。写真では分かりづらいが、紅葉で山が赤く色づいている。晴天なら美しいことだろう。

舗装路を少し東へ進むと、
ようやく田んぼがあった


ここでも「ひこばえ」。ただ、稲の場合は、「稲孫、穭(ひつじ・ひつち・ひづち)」「再生イネ」と呼ぶらしい。知らなかった。
稲刈りから1か月以上経っているわけで、その間にこんなに生長している。しかも、穂まで再度出した株も。実が入っているかは分からないけれど。
もっと進めば、田んぼが開けるはずだけど、接種直後の体とバスの時刻があるので、門内へ戻った。地域の人だろうか、車や散歩でちらほら人は通るが、見通しが利かない場所もあって山も近く、クマが出そうでちょっと怖くもあった。

全希望者を対象に3回目のワクチン接種が行われることが確実になった。8か月の間隔を空けるとのことだから、3回目もここで受けられて来たとすれば、その時は五月雨に若苗が青々とした光景が広がっていることだろう。
※3回目も医学部会場は設けられたが、僕は西武秋田店で受けました再訪は2022年11月の4回目接種

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8 コメント

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Unknown (Unknown)
2021-10-30 21:02:59
ワクチンのメーカーが選べるのか、それとも新しいメーカーが導入されるのかも注目かもしれません
返信する
軽ければ軽いで・・ (あんなか)
2021-10-30 22:17:05
私はファイザー製でしたが副反応は2回とも同じように来ました。
軽かったり全然無かったりすると抗体に難があるようでまぁそこそこ重くて良かったと思うことにしてます。
3回目は自己負担でも打ちたいと思います。

ニセアカシアは思い出が。
高校の修学旅行は中国の北京天津だったのですが天津の街路樹や公園に良く植えられていたのがニセアカシア。
土地が痩せて寒くても育つからでしょうが懐かしく感じられました。
見つけ次第切られてるみたいですがそこまで敵視しなくても良いような。
原産は北アメリカですが
冷戦時代にウラジオストクでも植えられていたと聞いた事があります。
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コメントありがとうございます (taic02)
2021-10-31 00:37:02
>Unknownさん
3回目はとりあえずは、1・2回目と同メーカーのようですが、来年以降には新しいワクチンも登場しそうです。効果の検証、在庫確保なども必要でしょうし、我々が受ける頃はまた変わっているかもしれません。

>あんなかさん
抗体価を調べないとはっきり分からないのでしょうけれど、若い人は副反応がつらいそうで。周りの高齢者ではほぼ何もなく経過という人もいます。
2週間程度でしたか、自分の免疫機構のがんばりに期待したいところです。

小坂町ではニセアカシアが緑化に貢献し、シンボルになっています。今の時代は積極的には植えるべきではないと思いますが、葉や花がきれいで親しみやすい植物です。
街路樹となると、トゲが迷惑にならないものでしょうか。トゲなし品種もあるそうですが。
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推古 (FMEN)
2021-10-31 12:49:47
なんか歴史の教科書の天皇を。
いま小室問題でまた吹き出してる女性女系天皇で名前を聞くのでは?
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初の女性天皇 (taic02)
2021-10-31 20:05:22
最初は「古」のほうを連想しますね。
そちらは「調べて昔の事柄をおしはかること」という意味もあるそうで。
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Unknown (Unknown)
2021-10-31 21:24:09
副反応がほとんどない人もいるようですからね。

体質とかいろいろな要因があるようです。

3回目がどうなるかにも注目が必要です。
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副反応 (taic02)
2021-11-01 20:23:35
親きょうだいでも、傾向が似ているとかいうこともない感じもします。
既存製品の3回目では、接種量が少なくていいような話もあるので、副反応も基本的には軽く済むのでしょうかね。
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Unknown (Unknown)
2022-03-29 20:02:47
> 接種量が少なくていい

2回目までは、コミナティ筋注が0.3mlで、スパイクバックス筋注が0.5mlですが、3回目に関しては、コミナティ筋注は同量、スパイクバックス筋注が半分量となります。

スパイクバックス筋注の場合は、そもそもの量が多いので、という理由もありそうです(不確実な話ですけど)。

ただ、治験時点では、3回目のスパイクバックス筋注は、以前と同量で接種した効果がチラシに書いてあった気もするので、やはり不確実。
副反応なども関係しているかもしれません(これまた不確実ですが)。
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