goo blog サービス終了のお知らせ 

広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

弘前公園 いろいろ工事中

2021-12-13 20:38:44 | 津軽のいろいろ
2020年11月以来、1年ぶりに弘前へ。
昨年よりも時間があったので、2020年正月以来となる弘前城址・弘前公園にも行った。
左が市役所、右奥が追手門
この日は12月の東北地方日本海側では珍しい快晴。岩木山もくっきり。山頂の雪の積もりかたは、晩秋とも春先とも微妙に違う感じで、あまり見覚えがない(在住当時は何度は目に入ってはいるのだろうけど)。
天気が良すぎて、写真が逆光になってしまうのが難。そのため見づらい写真があります。

循環バス利用者など観光客にとって一般的な動線である、上の写真右の追手門から公園内へ。追手門は、
足場とシートで覆われている

入って直進して、左へ折れて、その右が二の丸と三の丸の境、中濠に架かる「杉の大橋」。その先の南内門も、
同じく覆われている

国の重要文化財である2つの門は、約60年ぶりの修理工事中。
今年秋に工事が始まり、11月からこのようにシートで覆われている。来春のさくらまつりまでに、門の写真を印刷したシートにするとのこと。耐震化や、銅瓦葺屋根のふき替え、しっくい塗り直しなどを行い、1年後・2022年12月完成予定。
工事中も門をくぐり抜けることは可能だが、弘前市サイトには「状況によっては一時的な通行制限なども想定されます。」ともある。その場合、脇を抜けられそうにはないから、大きく迂回することになるだろうか。

この2つの門、それぞれ「追手門」と「南内門」と認識していた。改修工事を報道する、東奥日報、陸奥新報の見出しもそう表記している。
しかし、弘前市のサイトの告知では「三の丸追手門」「二の丸南門」としており、陸奥新報も本文では「二の丸南門(南内門)」としている。「南門」が正式なのか?


進んで、下乗橋から本丸へ。ここは以前から続いている、天守を移設して、その下の石垣をバラした大掛かりな補修工事中。
下乗橋から。奥に動かされた天守の頭が
足場が組まれ石垣の積み戻しが始まっているらしいが、ぱっと見て全体的には、前回とそう違わない。

11月末から3月は、本丸~北の郭も無料で入場できる。ただし、天守内部は閉鎖。
また、三の丸【14日訂正】二の丸(有料エリア外)側の石垣工事見学デッキと、本丸の展望デッキは、凍結を理由に(凍結状況に関わらず)冬季閉鎖となっていた。展望デッキは2020年正月時点では開放されていたけれど、階段や傾斜があって凍ったらたしかに危なかった。


高低差17メートルの崖がある本丸の西辺では、蓮池濠(という名前だそう)越しに、岩木山をすそ野まで眺められる、のだが…
そのベストボジションも、囲われて工事中。その中のコイン式双眼鏡にはカバーがかかっていた。
石がゴロゴロ
天守下の石垣工事で何年か前にやっていたのと同様に、石垣をバラしてナンバリングしていた。
斜面中ほどに重機がいる
ここの斜面(報道では「のり面」)の一部が、今年9月4日の大雨で崩落した。ちょうど真ん中のいい場所、幅は13.5メートルらしい。
ネットに情報が少なく、本丸の石垣工事と紛らわしいのだが。崩落は斜面の表面、上から見て柵より外側だけで留まったようだが、文化庁との協議が必要だそうで、差し当たって仮復旧、来春のさくらまつりまでの本復旧は厳しいような話も。

復旧工事とはいえ、冬の晴天の岩木山がじっくり見られないのは、残念。北側の少し高い展望台は、実は木が邪魔してそれほど眺めが良くない。崩落箇所のすぐ南、工事現場事務所のプレハブの裏側は封鎖されていないので、そこから。
見事
ここのハスも秋田市の千秋公園に負けない繁茂。千秋公園と違って枯れたハスの撤去作業はしないようだ。

工事や閉鎖が多く、訪れる人も少なめで、雪がなく冬枯れていて、ちょっと寂しい弘前公園だった。弘前の話題は続く
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする