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広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

不要な標識?

2019-07-18 00:00:58 | 秋田の季節・風景
秋田市内のとある小さな道路が交わる交差点付近の風景。
何かおかしくありません?
道路標識や路面の白線(道路標示)に注目。

写真右隅の電柱に、青地に白い右向き矢印の標識。ここを入口とする一方通行の道である。本来なら「軽車両を除く」の補助標識がないと、自転車も一方通行しないといけなくなるが、それはとりあえずいいとして。
一方、左側の電柱には、止まれと横断歩道の標識。そして停止線。

交差点内側から。車は手前から奥への一通

外側から。交差点の向こう側は道幅は同じものの対面通行
お気づきだろうか。
この交差点を入口とする一方通行の道において、反対方向から進んできて、交差点に進入する車はあり得ないのに、その向きに道路標識と停止線が存在する。
自転車など軽車両のためと言えなくもないが、同じ状況の他の交差点ではまず見られないから、そうではないだろう。
一方通行の標識を除けば、対面通行の道路の交差点のシチュエーションになっている。

念のため確認してみたが、この道路は間違いなく一方通行。出口側裏面には進入禁止標識があるし、他に逆走側向けの標識も標示もなかったから。
つい最近まで対面通行で、一方通行化されて間もないため、以前のものが撤去待ちなわけでもない。Googleストリートビューでさかのぼっても、以前から一方通行であり、標識・停止線ともずっとこの形。しかも止まれの標識は、つい最近、新しいものに更新されている。
止まれの裏面のシール
「H29」というのが、この標識の板自体の設置(交換)年。2017年。
その下の公安委員会名のシールは、その標識が示す条件が始まった日付というか、ここにこの標識が初めて設置された日付を示すのだろうか。「平成9年」だから20年以上前。

2つの標識が取り付けられた支柱にも、薄れたシールがあった。
古くから存在するのは確実
上の小さいシールは「昭58」とあり、下の公安委員会のシールは「平成7年」のようだ。


この場所は、
中通総合病院の前。右が問題の道路
この道路は、中通総合病院の北側、南大通りとの間にある。西進の一方通行。
反対の病院南側、聖霊高校との間の道は、東進の一方通行。

この環境から考えられるのは、大きな病院だから救急車が出入りすること、昔(秋田中央道路地下トンネル開通以前、2007年まで)は、南大通りが朝だけ西進の一方通行であったこと。
朝に西側から病院へ来る時など救急車が一方通行を逆走する可能性があるから、逆走側にも標識と停止線を…というのもムリがあるな。消防隊員は標識などなくてもしっかりできるはず。

昭和以前の大昔には対面通行だったのかもしれないから、その時の標識の撤去忘れ。もしくは、不要な場所にいったん誤って設置してしまった。
のどちらかで、それが交換されたり引き直されたりして、脈々と生き残っているのが真実ではないだろうか。警察に連絡すれば撤去される可能性が高い。
別にこのままでも特に危険や問題はなさそうだし、あるいは考えつかない、この状態で正しい理由が存在するのかもしれない。どうなんでしょう?

【19日追記・画像追加】コメントで教えていただいた。
2018年7月撮影のGoogleストリートビューに、
一方通行入口から出てくる逆走車が写っていた!
上の画像右側が駐車場になっており、そこから出て逆走する(距離としてはごく短いが、逆走は逆走)車がいるとのこと。この逆走が許されるシチュエーションは考えつかないが、標識と停止線があることが、逆走を助長しているとも言える。
考えてみれば、駐車場から出る車が分かりやすいような位置に、一方通行の矢印標識がないし、駐車場運営者による「一方通行です。左折できません」といった看板もなさそう。改善の余地があると思うが、何よりもやはり逆走向き標識と停止線の撤去が必要かもしれない。

続きはこの記事中ほど。
コメント (6)
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