広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

秋田駅ロッカー値上げ/壁画完成

2018-08-02 00:20:51 | 秋田のいろいろ
8月。電気料金などが値上げされるそうだけど、秋田駅では、
「コインロッカー料金改定のお知らせ」
コインロッカー(Suicaロッカーも含めて)の利用料金が値上げされた。

秋田駅には、自由通路に面したロッカー室以外にも、階段下の交番前やアルス改札口側のトピコの階段踊り場にもコインロッカーがあるが、いずれも一律値上げされる。
告知の内容が違うので、設置管理者は複数あるようだけど、いずれもJR東日本系列なのだろう。
「7月吉日」付だけど、利用者としては吉じゃないよ…

各サイズとも100円値上げされ、数が多い小型ロッカーは300円から400円に。
8月1日の改定作業前に預け入れた荷物を、作業後に取り出す際には、差額を請求されるそうだ。

僕が旅先でコインロッカーを使うようになって10年以上。記憶の限りでは、地方都市の駅では、ずっと300円が相場だった。
2016年の長野駅と松本駅では400円で、高いなと思った。その値上げが、秋田にも波及した。
ちなみに、先週末、宮城県の鳴子温泉駅のコインロッカーは300円だった。

個人的には、重い荷物を持ち歩くか、300円払って数時間の間、楽するかでさえ、悩むところ。ロッカーを使う時はそれなりの覚悟が必要だった。覚悟を決めても、100円玉3枚の持ち合わせがない時もあった(Suica決済対応も増えてはいるけれど)。
それが100円値上がりしては、もっと覚悟が要るし、当然100円玉も多く要る。

土地によっては、駅周辺にJR系以外のコインロッカー(バスターミナルや商業施設)もあって、安い料金設定になっている場合もあるけれど、秋田駅にはないはず。(フォンテには、イトーヨーカドー時代からのロッカーがあるけれど、あれは預けて館外へ出てはいけなさそう。たぶん【3日訂正・持ち出しできるとのこと】)
2010年の仙台駅では、1日300円と同じサイズの箱で、6時間200円というのもあって、割安感があって良かった。秋田駅クラスの地方駅では、仙台ほどロッカーの数や需要が少ないのかもしれないけれど、そういうのがあってもいいのではないかな。

【2日追記】ネットで大都市のJR駅の、小さいロッカーの値段をざっと調べた。東京駅は400円、名古屋駅も400円、大阪駅は300円。そして札幌駅はなんと500円らしい! ただし、例によってJR北海道管轄外(地下街や市営地下鉄駅?)では、300円のものがあるとのこと。
コインロッカーの維持経費がどのくらいなのか知らないけれど、駅構内という場所柄、競争原理は働かないし、身軽になりたい旅行客の“足元を見た”価格設定ということなんだろうかね…
【2日さらに追記】ほかにも、この夏に300円から400円に値上げされた駅が、JR東日本エリアの地方部に複数あった。
7月10日から新潟駅、7月15日から鶴岡駅、8月1日から浪岡駅(青森県、奥羽本線。失礼ながら浪岡にコインロッカーがあることに驚いた)。
他の駅は不明だが、鶴岡駅では、より大きいサイズのロッカーは、すでに500円と600円になっていて、今回は据え置き。



先月途中の状態を紹介した、秋田ビューホテルと西武秋田店が入る、秋田中央ビルディング壁面に描かれた絵。

その後、中途半端に絵の一部が欠けた状態で、工事がストップしていた。欠けた部分に広告を入れるとか、何かひと工夫あるのかと思っていたら…
普通に絵が完成

さらに、向かって左・南側の大屋根寄りには、
少し幅が狭い別の絵


南側は、竿燈の遠景と女性のお囃子を描く。※実際の竿燈の囃子方は、男女ともいる。
左側に後ろ姿で笛を吹く女性が大きく描かれるが、最初見た時、盆踊りかなにかを踊っている絵と勘違いした。竿燈のお囃子とは違う印象を受けたから。笛が長すぎるし、衣装は実際は差し手と同じ半纏なのに、浴衣のようながほっとした素材に見えてしまうのが原因。

7月28日付の新聞で報道された。秋田魁新報 秋田市地域面によれば、
・駅前の活性化につなげようと、同ビルディングが企画した
・作業は9日にスタートし、25日に完成
朝日新聞秋田版によれば、
・縦11メートル、横72メートル→魁でもほぼ同じ書き方だけど、横は2枚合わせてってことでしょう。
・市内在住の女性イラストレーターが描いた水墨画の原画を拡大し、幅1メートル、高さ3メートルのカッティングシート150枚に分割して貼った。
・竿燈まつりが終わっても、そのまま飾られる。

秋田駅から歩いてきた視点では、
広小路側

ぽぽろーどの上から。大屋根下には、まつり期間中に設置される置き竿燈
いよいよ竿燈まつりも始まる。

【3日追記】秋田市内全世帯に配布される「あきた市議会だより」8月3日付No.171を見て驚いた。
6月定例市議会で可決された予算案の1つに「商店街振興事業」があり、「地域の特色を生かした魅力ある商店街づくりを支援します。」として、「西武秋田店東側(アゴラ広場側)壁面への竿燈まつり装飾 233万1千円」が掲載されていた。
秋田市から株式会社秋田中央ビルディング(バス会社とは無関係の企業です)へ補助金が出ていたのだ。

魁と朝日の新聞記事にはそんなことはひとこともなく、(新聞を読む前から)中央ビルディングが、街のために自腹でやったのだとばかり思っていた。
補助金で全額をまかなったのか、一部は身銭を切ったのかは分からないが、少額とは言えない200万円ももらって描いた絵だと思うと、見る目も変わってしまう。そうまでして絵をかく意味があるのか少々疑問だし、報道する側も意図的に書かなかったのではないかと勘ぐってしまいたくもなる。
コメント (4)
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