広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

枯れかけの蕗/墓参の杓子

2016-08-15 00:18:26 | 秋田の季節・風景
秋田市は竿燈まつりが終わった7日と翌8日は、最高気温が37.6度と36.1度と久々の猛暑日。以降は少し収まったものの、30度前後まで上がる日が続き、夏らしい夏。夜はそれなりに涼しくなるし、昼は風が吹くことが多いので日陰ならいくぶん楽なので、よその土地に比べれば、まだ過ごしやすい暑さなのかもしれない。
0.5ミリ以上の降水は、7月28日を最後に観測されていない。
楢山の太平川岸の桜並木では、
アジサイの葉がぐったり
アジサイはちょっと乾燥するとすぐにぐったりする植物ではあるけれど、苦しそう。木だから、このままでも枯れはしないでしょうけど。

秋田駅西口・アゴラ広場(買物広場バス停裏)付近では、
逆光ですが、アクリル板の向こうが異様な雰囲気
花壇風にして植えられている、あまり大きくなれない秋田蕗(標準和名・アキタブキ、直近はこの記事後半)が、ぐったりを通り越して枯れかけ。
植物体自体は大丈夫かもしれないが、この葉っぱはもうダメ
厳重に囲っているだけに、きちんと手入れされているのかと思っていたら、このありさま。
状態からして、遅くともお盆前の猛暑の頃からずっと散水されていなさそう。
この花壇の設置意図からしたら、みっともない。旅行客にこれが夏の秋田蕗の姿かと、誤解されてしまう。
秋田市は水不足ではない(冬の積雪と大河・雄物川のおかげ)のだし、この面積なら水道代も大したことない。週に1回でいいから、水をまいてやれば、こうはならないでしょうに…
【15日追記】フキも直射日光や暑さには強くない植物のようだ。
また、ここのフキは、前回と比べてもほとんど大きくなっておらず、アキタブキにしては小さい。この点でも、見た人を誤解(というかがっかり)させてしまう。

ちなみに、比較させてもらっている、ご近所の巨大フキ。
日当たりとか土の保水性とかもあって、一概に比較はできないものの、
元気!
下の小さいフキなどは刈られてしまっているから、手は入っている。でも、水まきはしていないはず。
そんな状況で、巨大フキは葉に虫食いができた程度で、変わらず茂っている。木陰ならぬ葉陰に入ったら涼しいでしょうけど、蚊に喰われてしまうね。

※その後はこちら




正月の初詣同様、お盆や彼岸の墓参もローカルニュースで報道される。
NHKの場合、お盆は地域によっては1か月早かったり、別の大きな行事のほうを取材して、8月13日に取り上げない地域も多いけれど。

秋田の民放各局や新聞社は、秋田市旭北寺町のお寺を取材する中、近年のNHK秋田放送局では、秋田市の平和公園の市営墓地を取材している。
今年もそうだったが、その中に気になるフレーズが。
「訪れた人たちはしゃくしで墓石に水をかけて清めたあと、」
墓石に水をかかる道具を「しゃくし」つまり「杓子」としている。
意味は伝わるけれど、個人的には「ひしゃく(柄杓)」と呼ぶほうが普通のような…

goo辞書(デジタル大辞泉)で調べると、しゃくしは「飯を盛ったり汁などをすくったりする道具。」、ひしゃくは「湯や水などをくむ道具。」などとある。
Googleで検索してみると、両者を混同している例も見受けられるが、やはり墓参りで水をかけるものはひしゃくとするのが一般的に感じられた。

秋田放送局以外のNHK各局のニュースをざっと見ると、確認できた限りで「しゃくし」としていたのは秋田局のみ。
山形、富山、京都、松江、鳥取、佐賀の各放送局では「ひしゃく」を用いている。
富山局では「訪れた人たちはひしゃくやペットボトルを使って墓石に水をかけた後、」と、ペットボトルも登場。


さらに、墓石を掃除する道具について。
甲府局「訪れた人は、汗を拭いながら墓石をぬれたタオルで磨き汚れを取り除いたり、植木の枝を切ったりしたあと、」
岡山局「訪れた人たちは強い日ざしの中タオルで汗をぬぐいながら墓に水をかけてブラシやぞうきんで磨いたり周りに生えた草をとったりして墓をきれいにしていました。」
山梨では「ぬれたタオル」、岡山では「ぞうきん」を使うらしい。
岡山では、汗をぬぐうのにタオルが出てきているから、それと区別したかったのかもしれないが、汗をぬぐうのは「ハンカチ」や「手ぬぐい」ってこともあるのでは? 最近は「タオルハンカチ」が普及しているから、違いは微妙そう。
あと岡山では「ブラシ」とある。秋田のお寺では「亀の子たわし」を置いてあったりするけど。

初詣の時も感じたけれど、映像があるテレビという媒体で、ここまで細かく言葉で描写する必要があるのだろうか。

お盆といえば、毎年当ブログのアクセスが増える、「盆とうろう」について、また後日少々
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