秋田駅から北へ進む奥羽本線下りで2つ目の上飯島駅と3つ目の追分駅の間で、小さな川を渡る。
秋田市北部の上新城・下新城地区を流れて秋田運河へ注ぐ流路延長19.1キロ、流域面積74平方キロメートルの一級河川「新城川」。
新城川を渡る上飯島-追分間は複線で、線路と国道7号線がほぼ並行しているのだが、最近、冒頭の写真のように国道と反対側(東側)に新たに盛土して新しい線路が敷かれていた。新旧合わせて線路が4組並んでおり、あたかも大都会の「複々線」のよう。
新しい線路は、上飯島駅から500メートルほどの地点から追分駅まで2.3キロほどの区間にかけて、距離にして400メートルほどだろうか。(←確証はありません)
僕は最初、新城川の橋を架け替えるのだと思っていて、それにしてはずいぶん仰々しい工事だと思っていたら、そうではなかった。
橋を架け替えるのには違いないが、新城川自体を流路変更するのだという。
新城川は少し大雨が降るとすぐにあふれそうになってしまい、近年は夏場に何度も避難勧告が出され、実際に氾濫したこともあり、その対策として実施される。
秋田県による「鉄道橋・道路橋緊急対策事業」(http://www.pref.akita.lg.jp/icity/browser?ActionCode=content&ContentID=1231224505225&SiteID=0000000000000)で、国道・線路の東側で蛇行している新城川を、ほぼ直線の550メートルに付け替える計画。
県のホームページより。青線が現在の新城川、赤線が新しい流路
その工事により、今とは別の場所に新しく橋を架ける必要があるし、新しく川を掘るためには今の線路の位置のままではまずい事情もあるのだろう。
新しく川を造るのだから、緊急対策といっても一定の期間を要しそうな工事だ。
JR東日本では、5月29日と6月26日に下り最終電車(秋田では珍しく0時過ぎに運行される)を運休(バス代行)して「橋りょう改築工事」を行う。
現在は2度の運休の間になるわけだが、電車に乗って現場の様子を見てみた。
結論から言うと、現在は下り線は従来通りの線路を走行、上り線のみが新線を走行していた。おそらく26日の工事で下りも新線につなぐのだろう。
乗車した時は線路部分の工事はお休みだった。下り列車は減速せずに通過し、新しい線路を通る上り電車は速度制限がかかっていて徐行で通過した。
簡単に示すとこんな感じ
では、追分側から上飯島側に向かって紹介します。※ワンマン電車の最後部から撮影。上り列車と下り列車で撮影した画像が混ざっています。
分岐点付近(奥が上飯島方向)
左から2番目の新線下り線が旧線に寄り添ってきて途切れている。後日、白いものが敷かれている部分で接続するのだろう。
上飯島方向に少し進んだところ
右から2番目の途切れているのが、役目を終えた旧線上り線。
ほぼ同じ地点の反対側(奥が追分方向)
右側の線路の外に、工事用の仮設通路ができている。
新線を走る上り電車から(奥が追分方向)
新線は旧線よりもわずかに高い位置を走っているようだ。
砂利もコンクリート枕木も電化柱(架線柱)や信号機類も新しくてきれいで気持ちいい。
新城川を渡る旧線(奥が上飯島方向)
こんなに短い橋=幅の狭い川なのだが、だからこそ氾濫しやすいのだろう。
逆方向(奥が追分方向)
飯島側は新城川のすぐ南側で新旧線が合流する。
こちらも新しい下り線がスタンバイ
工事現場を遠くから(奥が追分方向)
旧線は一直線に続いており、新しい線路が大きく右にカーブしている。
機会があればまた紹介するかもしれません。※続きはこちら
秋田市北部の上新城・下新城地区を流れて秋田運河へ注ぐ流路延長19.1キロ、流域面積74平方キロメートルの一級河川「新城川」。
新城川を渡る上飯島-追分間は複線で、線路と国道7号線がほぼ並行しているのだが、最近、冒頭の写真のように国道と反対側(東側)に新たに盛土して新しい線路が敷かれていた。新旧合わせて線路が4組並んでおり、あたかも大都会の「複々線」のよう。
新しい線路は、上飯島駅から500メートルほどの地点から追分駅まで2.3キロほどの区間にかけて、距離にして400メートルほどだろうか。(←確証はありません)
僕は最初、新城川の橋を架け替えるのだと思っていて、それにしてはずいぶん仰々しい工事だと思っていたら、そうではなかった。
橋を架け替えるのには違いないが、新城川自体を流路変更するのだという。
新城川は少し大雨が降るとすぐにあふれそうになってしまい、近年は夏場に何度も避難勧告が出され、実際に氾濫したこともあり、その対策として実施される。
秋田県による「鉄道橋・道路橋緊急対策事業」(http://www.pref.akita.lg.jp/icity/browser?ActionCode=content&ContentID=1231224505225&SiteID=0000000000000)で、国道・線路の東側で蛇行している新城川を、ほぼ直線の550メートルに付け替える計画。

その工事により、今とは別の場所に新しく橋を架ける必要があるし、新しく川を掘るためには今の線路の位置のままではまずい事情もあるのだろう。
新しく川を造るのだから、緊急対策といっても一定の期間を要しそうな工事だ。
JR東日本では、5月29日と6月26日に下り最終電車(秋田では珍しく0時過ぎに運行される)を運休(バス代行)して「橋りょう改築工事」を行う。
現在は2度の運休の間になるわけだが、電車に乗って現場の様子を見てみた。
結論から言うと、現在は下り線は従来通りの線路を走行、上り線のみが新線を走行していた。おそらく26日の工事で下りも新線につなぐのだろう。
乗車した時は線路部分の工事はお休みだった。下り列車は減速せずに通過し、新しい線路を通る上り電車は速度制限がかかっていて徐行で通過した。

では、追分側から上飯島側に向かって紹介します。※ワンマン電車の最後部から撮影。上り列車と下り列車で撮影した画像が混ざっています。

左から2番目の新線下り線が旧線に寄り添ってきて途切れている。後日、白いものが敷かれている部分で接続するのだろう。

右から2番目の途切れているのが、役目を終えた旧線上り線。

右側の線路の外に、工事用の仮設通路ができている。

新線は旧線よりもわずかに高い位置を走っているようだ。
砂利もコンクリート枕木も電化柱(架線柱)や信号機類も新しくてきれいで気持ちいい。

こんなに短い橋=幅の狭い川なのだが、だからこそ氾濫しやすいのだろう。

飯島側は新城川のすぐ南側で新旧線が合流する。


旧線は一直線に続いており、新しい線路が大きく右にカーブしている。
機会があればまた紹介するかもしれません。※続きはこちら