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秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

観光の話題

2011-04-20 21:07:52 | 秋田のいろいろ
秋田や青森の観光に関する話題をいくつか。(gooブログはカテゴリーを1記事につき1つしか設定できないので、「秋田のいろいろ」カテゴリーにします)
●青森デスティネーションキャンペーン
東北新幹線の新青森開業に合わせた「青森デスティネーションキャンペーン」は、一時実施が危ぶまれたが、予定通り4月23日から7月22日に実施されることになった。
一部イベントの中止や変更はあるが、6月のSL運行などは予定通り行う。JRでは旅行商品の売上の一部を義援金とする。

秋田ではあまり知られていないが、実はこのキャンペーン、秋田県の一部も対象エリアになっている
青森県に接する5市町(大館市、能代市、八峰町、藤里町、小坂町。なぜか鹿角市は入っていない)なのだが、現地での盛り上がりはどんなもんだろう。

このキャンペーン終了後の今年9月から12月は秋田県がJR東日本の「重点販売地域」になることが決まっていて、食をメインにしたイベントなどが行われるという。
県では、2013年のデスティネーションキャンペーンの指定を受けることも狙っているようだ。

●竿燈まつり
夏に秋田市で開催される東北三大まつりの1つ、「竿燈(かんとう)まつり」は、例年並みに開催することが、19日の実行委員会総会で決まったようだ。
例年通り8月3日~6日(今年は水曜~土曜)に開催。県外の被災者と秋田県内へ避難している人を招待する。

「青森ねぶた祭」と「仙台七夕まつり」の開催も決定しており、三大まつりが揃って東北を活気づけようという意気込みなのだろう。

●大曲の花火
秋田県内陸の大仙市大曲(旧大曲市)は、花火の町。
8月の第4土曜日には「全国花火競技大会」が開催され、全国から集まった花火師によるレベルの高い花火を見ようと、観光客も全国から多数訪れる。通称「大曲の花火」。

こちらも、今年も8月27日に開催される。
全国からぜひ開催してほしいという要望が多数寄せられたため、犠牲者・被災者・支援する人たちのための大会として、昨年の100年記念大会と同規模で開催することにしたようだ。

なお、大会経費がかさんでいるため、有料観覧席を2000~3000円値上げするとのこと。

●千秋公園の桜
秋田市の「千秋公園桜まつり」。
今年は「がんばろう!東北 あきた千秋公園桜の会」という名称で今日4月20日(水)から5月1日(日)まで開催する。
ライトアップとステージイベントは中止。露店は営業。
今日の二の丸広場
桜の開花はまだで肌寒く、人はまばら。
露店の準備はできていたが、営業していたのはごく一部だけ。
ぼんぼりがぶら下がっていたが、例年より少なく、限られたエリアだけに設置されたようだ。

●弘前さくらまつり
そして青森県弘前市の弘前公園(弘前城址)の桜。
例年、開花状況に合わせて会期を延長することが多いが、今年もやや遅咲きのため、3日間延長して4月23日(土)から5月8日(日)の16日間とすることが昨日決定した。
今日の陸奥新報サイトによれば、ライトアップは例年の18時~23時を1時間半短縮し、18時30分~22時とするほか、西濠の360メートルをLED照明にすることで、電力量を前年比32.5%削減できるとのこと。
出店は例年通り21時まで。

・弘前市公園緑地協会改メ
弘前公園は市の外郭団体が管理を行なっている。
この団体では、シーズン中毎日、桜の開花状況をブログにアップ(http://blog.livedoor.jp/hirosakipark/)してくれて参考になる。

その団体名は、「財団法人 弘前市公園緑地協会」だと思っていたら、今年度から「一般財団法人 弘前市みどりの協会」に名称が変わっていた。
同協会では、弘前市内の都市公園(いわゆる児童公園の類)の管理も行なっているそうだ。市内の小さな公園の桜もきれいに咲いているなと感じていたが、弘前公園と同じところで管理しているのなら、納得。

・公園への足
弘前駅から弘前公園へのアクセス手段は、通常の土手町循環100円バスと一般路線バスに加え、例年、さくらまつり期間中だけは、公園直行シャトルバス(運賃100円)を随時運行していた。

今年の分は、弘南バスの公式サイトに(トップページ左側)出ている。
それを見ると、シャトルバスの記載はない。しかし、たしか以前も、サイトには出ていないけど運行されていたことがあったので、今年もそうなのかもしれない。

さらに新たな動きだと思うが、
一般路線バスも駅と公園の間では「4月23日~5月5日の祭り期間中は」「片道100円となります。とある。(期間延長決定前のアップだと思われるので、8日まで延長されるかもしれない)

対象は、弘前駅前6番乗り場発(茂森線・相馬方面・駒越経由藤代営業所線など)と7番乗り場発(浜の町経由藤代営業所線など)の各路線。
どちらも駅を出て土手町を経由するが、6番乗り場発は本町、大学病院前を通って市役所の角を曲がった「市役所前公園入口」下車。土手町循環100円バスと同ルートだが、降りるバス停の位置が少し違う。正規運賃はたしか190円。
7番乗り場発は、土手町から右に曲がって公園の北の方、弘前文化センターとNHK弘前支局の前の「文化センター前」下車。普段の運賃は初乗りの160円。
さくらまつり中はどちらも公園まで100円
昨年以前も、公園へのアクセス手段として、いちおう一般路線バスも告知されていた。
しかし、運賃が倍近いこともあって、100円バスが運行されていない時間帯を除いては、一般路線バスで弘前公園へ行こうとする人はとても少ないはず。
また、城下町特有の複雑な地理と路線バス網に不慣れな観光客には、いくつも路線があり降りるバス停も運賃も違い、混乱を招いていたに違いない。
都会から来た人には、バス料金が均一でないこと自体戸惑う人もいるから、運賃だけでも100円に統一したのは気が利いている。

ただ疑問なのは、一般路線バスだから回数券でも100円で乗車できるのか、定期券を使っている人の不利益にならないか、土手町や大学病院近辺など駅と公園の途中にあるバス停での乗降でも100円となるのかなどについては、サイトでは分からない。

時間によっては道路が渋滞し、バスも満員になるので、少し遠いけど歩くのがいちばんいいアクセス手段かもしれません…

【25日追記】弘南バスの一般路線バス100円について、先週末頃に公式サイトに追記があった。
お客様の利便性向上と弘前市内渋滞緩和のため、桜祭り期間の平成23年4月23日(土)~平成23年5月8日(日)は下記の太線内(記載のバス停)で乗車して降車をしたお客様の運賃を100円といたします。
とあり、対象となるバス停名と地図が記載されている(現地への掲示もあるとのこと)。
「市役所前公園入口」と「文化センター前」だけでなく、公園北側の「亀の甲門前」までの各バス停より弘前駅側が対象。
つまり、
・さくらまつり延長に合わせて、100円運行も8日まで延長。
・駅と公園の行き来のみならず、範囲内なら途中での乗降も100円。
・公園周辺を通らない路線でも、この範囲内を通るバスは100円になるようだ。例えば金属団地・桜ヶ丘線などもバスターミナル/駅から市役所前の2つ手前の「本町」までは100円で乗車できそう。
これなら、公園北東~北側にある津軽藩ねぷた村や西濠へのアクセスも向上しそうだ(ただし渋滞が激しい場所ですが)。


●特急「つがる」のE751系投入日決定!
先日、特急「つがる」に16日からE751系電車が投入される予定だったけど、その気配がないという記事をアップした。
その後、19日付でJR東日本秋田支社のサイトで発表があった。(以前の秋田支社はこうした情報公開が少なく、しかも遅れがちだったが、最近は本社並みに迅速になった)
それによれば、1週間遅れて23日(土)からE751系で運転されるという。
毎日運転の臨時列車2往復を含む6往復の「つがる」すべてが、3本(3編成)のE751系でまかなわれることになる。
今までより普通車の定員が2名減って、グリーン車16名、普通車234名、計250名の定員。JRでは省エネルギーや車椅子対応トイレ、多目的室があることをPRしている。

臨時列車扱いの2本もE751系で運転するというのは意外。
物理的に車両数が足りないと思っていたのだが、間に合うのか。
定期点検時などは無理だと思うし、ダイヤが乱れた時のやり繰りが大変そうだ。

青森デスティネーションキャンペーンや「リゾートしらかみ」の運転再開に合わせたものだろう。
青森では、東奥日報と陸奥新報がさっそく取り上げ、東奥日報は「特急「つがる」にE751系復活」という見出し。
それに引き換え、秋田では報道されていない。秋田駅に停まっているE751系を見て興味を示す人もいたし、青森と秋田県中央部・北部を結ぶ特急に30年以上振りに違う車両が入るんだから、ニュースにしてもいいと思うのだが…

【25日追記】23日にデスティネーションキャンペーン開始のイベントが大館駅で行わた。
NHKではE751系が到着・発車する映像が流れた(車両についての説明はなし)。なかなかカッコイイ。
秋田魁新報では、24日付の地域版に記事があり、「この日から導入された特急「つがる」(秋田-青森駅間)のE751系車両で訪れる観光客を歓迎しようと、…」と、いちおうE751系投入に触れてはいるが、写真もなく説明も不十分で、詳しくない人には分からないだろう。
コメント (2)
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