法要

　昨日アマゾンの買い物が宅配された。ネットで買い物をすると、宅配の番号が知らされ、番号を頼りに追跡できます。到着時刻がおおよそ解るから、すごく便利ですね。昨日もそろそろ宅配されると思っていたら、従姉妹からの宅配でした。法要の記念のお菓子を送ってくださったのでした。母の姉Ｋ伯母さんの２７回忌だったそうです。Ｋ伯母さんは母の姉です。戦争でご主人を亡くされ、女手一つで、一人娘のＳ子チャンを育てられました。そのＳ子チャンも７０を過ぎたそうです。Ｋ伯母さんは７２歳で亡くなられたのだったそうです。ついこの前のような気がしますが、２７回忌・・あっというまの四半世紀でした。
　ご主人を戦争で奪われたＫ伯母さんは、Ｓ子チャンと母親を化粧品セールスで養われました。一時再婚の話もありました。再婚相手の男性が田舎の家を訪問され、私を遊んでくれたことを覚えています。写真もありましたが、再婚されませんでした。
　法要はＳ子チャン家族だけで、寺で済ませたそうです。年老いた我が家の婆さまのことを考え、我が家には知らせず済ませたことを謝罪なさっていました。ありがたいお心使いに恐縮しました。お礼の電話をしたら、「お知らせまでにお菓子を送りましたが、決してお返しなどを考えないでください。」と申されました。Ｓ子チャンらしいサバサバした話し方でした。そんなＳ子チャンだから幼い頃から好きでした。姉のように叱られたり、無理やりご飯を食べさせられたこともありました。
　Ｓ子チャンは我が家の婆さまが気がかりだそうです。言われてみれば、婆さまの兄弟姉妹は皆様お亡くなりなってしまいました。だから気がかりだそうで、私の話を聞いて、「六ちゃんの話を聞いて安心したわ。」と言って頂きました。
　Ｓ子チャンには、婆さまの葬儀は家族葬で行うことを、前もって伝えておこうと思いました。Ｋ伯母さんのお供えに、手紙を書こうと思う秋の夕暮れです。