田神六兎の明るい日記帳

田神六兎の過去、現在、そして起こるであろう出来事を楽しく明るくお伝えします。

歴史

2016年11月04日 | 日記
 私と同い年の村上春樹さんが、デンマーク・オーデンセでのスピーチで「どれだけ高い壁を築き、厳しく部外者を排除し、自分たちに都合よく歴史を書き換えても、結局は自分を傷つけるだけだ」と語りました。
 
 常にノーベル賞候補に上がる方の言葉には重みがありますが、国の歴史を踏まえないと、判断を誤りそうです。誤った歴史観であると糾弾される日本は、第2次世界大戦以後の謝罪の方法が自虐的過ぎて、他国に受け入れられなかったのでしょうか?。
 
 ヨーロッパで、難民を受け入れる国が温かい国で、受け入れない国が冷酷であることは、うつろな目をする子供を見れば、直感的にそう思わざるを得ません。しかし、難民にならざるを得ない国にも、それまでの歴史があり、その歴史を培ってきた国民がいます。祖国を捨て、他国に同化するには相応の勇気と気概が必要と思うのです。隣の芝生の青さに惹かれれば、庭の住民の歴史を乱すことにはならないのでしょうか?。それとも私は、根っからの島国根性なのでしょうか・・・。
 
 今日も団地には野良ネコの餌が撒かれています。お腹の大きなネコもいます。皮膚病で脱毛したネコもいます。たかがネコですら私には何もできません。何も語れませんデス。