たびびと

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再開

2012年08月28日 | ペルーの風
南半球の、ある有名な美しい島の住人たちが、肥満に苦しんでいる。
なぜか ?

島で特別な資源が発見された。
外国資本が参入。外貨収入が飛躍的に増えた。
「おいしいもの」を輸入するようになった。
跳ね上がる収入。「おいしいもの」を「好きなだけ」「たくさん」食べることができるようになった。
いつの間にか伝統食が消えた。
みんな肥満になり、糖尿病などの病気が一般的になった。
資源が枯渇した。
政府の予算は火の車。
島民の収入も途絶えた。
政府の医療分野の社会福祉は消え、肥満の病気に苦しむ人だけが残った。

こんな図式を新聞で読んだ。

このウロス島からは何の資源もとれない。
特別な外貨収入にも縁はなさそうだった。

ではなぜ ?

疑問はますます深まった。




島内を案内してもらっていると、島にもう一隻のボートが到着する。
日本人観光客のグループだ。ぞろぞろとボートから降りる中に、なつかしい顔を発見。
朝、朝食で話をした男性だった。ガイドとして同行している。

「お元気ですか」

ぼくのボートは2人。あちらは、約20人。
同じ大きさのボートだ。

ぼくを担当する島の中年女性。(お姉さん? おばさん?)
20人の客を担当する別の女性。

商売的には、あちらの方がもうかるだろう。何となく、申し訳ないというか、引け目のようなものを感じてしまう。


トトラの椅子に座り、島の歴史の授業がスタートする。
続いて図画工作。葦の島のつくり方を実演してくれた。


「冷たい!」

おしりにイヤーな感覚。
水がパンツまでしみ込んだ。

すぐに立ち上がりおしりを確認。
まるでおもらしをしたように濡れている。

ガーン…
ずっと濡れたままで観光しないけといけない。
気持ち悪い。

パンツの替えはあるが、ズボンの着替えはない。
無駄な荷物をもたない主義なので、今回の旅行ではスペアズボンを持ってきていない。

暑い地域を訪問するときは、ズボンの替えがあった方がいい。汗がズボンにしみ込んで、においがすごい。
今回のペルー旅行は、高地ばかりなので汗の心配はない。だから、ズボンの替えは持ってこなかった。

いずれにせよ、島では着替えはできなかったが,,,


民芸品があったが、どれも興味がない。

妻が目配せをする。
「何か買ってあげないと失礼よ」

ラテン人のくせに、妙に日本人くさいところがある。




多くの方に楽しい旅をしていただければと思います。
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