理由はこうだ。
1
食事が便利。
どこでも弁当、総菜、レトルトが買える。
種類も多い。食事の準備が簡単。
2
日本食はおいしい。
味にくせがない。食べやすい。油が少ない。
アメリカは肉ばかりで油がすごい。インドはからいものばかり。
3
安全。
夜でも一人で歩ける。犯罪が少ないので、昼間も門安心。
4
生活が便利。
バス、電車でどこにでも行ける。歩いていける。車がなくても便利に移動できる。
外交官のような彼女。日本のことを褒めまくる。
話の中で、日本人はよく歩くということがあった。台湾人もよく歩くらしい。
「四季があるからじゃないですか」
と彼女は理由づける。
マレーシアは暑いから歩かない、らしい。
確かに、日本よりは暑い中米のホンジュラスでも、人は歩くのが嫌いだ。
短距離でもタクシーを使う。自転車を使う。
外に出て歩こうとしない。健康のために歩くなんて、そんな発想はない。
日本人は確かによく歩く。春、秋、冬は確かに歩くと空気が気もちいい。
「歩く理由は他にも何かあるじゃないか…」
彼女の話を聞きながら考えた。
…
これといった理由がうかばない。
習慣? だろうか。
「いつまで日本にいるんですか」
「多分、1年くらい。あまり長くはいないです。仕事がひまで、あまりやることがないからです。
私は、ひまなのは好きではないです。忙しいのがいいです」
こんな言葉を聞くとは思わなかった。
忙しい方が好きだなんて、まるで日本人のようだ。
開発途上国の人は、概して、働くことよりも、楽する方を好む。まあ、ぼくもそうだけれど…
こら来客は違っていた。
彼女が日本にきた理由がまた面白い。
「マレーシアの仕事は忙しすぎです。とっても疲れたので辞めました。
辞めるときに、上司から日本の会社での仕事をすすめられました。私は日本語、マレーシア語、広東語などたくさんの言葉を話せるからです」
話しを聞いていればわかる。とてもやり手だ。優秀だったので、会社も彼女を手放したくなかったのだろう。
でも、さっきの「忙しいのがいいです」という発言とは何となく矛盾する気が…
つっこむのはやめた。
15年前、日本の本社で研修のため半年日本に滞在したそうだ。そのときに、市のボランティアが主催する無料の日本語クラスで勉強した。
今回も、それを思い出し、市役所で、自分で日本語クラスのことを聞いて申し込んだという。すごい実行力だ。
「ぺらぺらなので、日本語の勉強は必要ないんじゃないの」
「いいえ。私は、文法まったくわからないです」
恐れ入った。文法ゼロでもしっかり会話ができる。
日本人とは逆だ。
文法ばっちり、会話さっぱりの日本人。最近の若い人はそうでもないらしいが。
開発途上国の人のパワーを久しぶりに体感した半日だった。
多くの方に楽しい旅をしていただければと思います。
応援のクリックをどうもありがとうございます。
1
食事が便利。
どこでも弁当、総菜、レトルトが買える。
種類も多い。食事の準備が簡単。
2
日本食はおいしい。
味にくせがない。食べやすい。油が少ない。
アメリカは肉ばかりで油がすごい。インドはからいものばかり。
3
安全。
夜でも一人で歩ける。犯罪が少ないので、昼間も門安心。
4
生活が便利。
バス、電車でどこにでも行ける。歩いていける。車がなくても便利に移動できる。
外交官のような彼女。日本のことを褒めまくる。
話の中で、日本人はよく歩くということがあった。台湾人もよく歩くらしい。
「四季があるからじゃないですか」
と彼女は理由づける。
マレーシアは暑いから歩かない、らしい。
確かに、日本よりは暑い中米のホンジュラスでも、人は歩くのが嫌いだ。
短距離でもタクシーを使う。自転車を使う。
外に出て歩こうとしない。健康のために歩くなんて、そんな発想はない。
日本人は確かによく歩く。春、秋、冬は確かに歩くと空気が気もちいい。
「歩く理由は他にも何かあるじゃないか…」
彼女の話を聞きながら考えた。
…
これといった理由がうかばない。
習慣? だろうか。
「いつまで日本にいるんですか」
「多分、1年くらい。あまり長くはいないです。仕事がひまで、あまりやることがないからです。
私は、ひまなのは好きではないです。忙しいのがいいです」
こんな言葉を聞くとは思わなかった。
忙しい方が好きだなんて、まるで日本人のようだ。
開発途上国の人は、概して、働くことよりも、楽する方を好む。まあ、ぼくもそうだけれど…
こら来客は違っていた。
彼女が日本にきた理由がまた面白い。
「マレーシアの仕事は忙しすぎです。とっても疲れたので辞めました。
辞めるときに、上司から日本の会社での仕事をすすめられました。私は日本語、マレーシア語、広東語などたくさんの言葉を話せるからです」
話しを聞いていればわかる。とてもやり手だ。優秀だったので、会社も彼女を手放したくなかったのだろう。
でも、さっきの「忙しいのがいいです」という発言とは何となく矛盾する気が…
つっこむのはやめた。
15年前、日本の本社で研修のため半年日本に滞在したそうだ。そのときに、市のボランティアが主催する無料の日本語クラスで勉強した。
今回も、それを思い出し、市役所で、自分で日本語クラスのことを聞いて申し込んだという。すごい実行力だ。
「ぺらぺらなので、日本語の勉強は必要ないんじゃないの」
「いいえ。私は、文法まったくわからないです」
恐れ入った。文法ゼロでもしっかり会話ができる。
日本人とは逆だ。
文法ばっちり、会話さっぱりの日本人。最近の若い人はそうでもないらしいが。
開発途上国の人のパワーを久しぶりに体感した半日だった。
多くの方に楽しい旅をしていただければと思います。
応援のクリックをどうもありがとうございます。