ホンジュラスバスの話をもう少し続けます。
路線バス、巨大都市を結ぶ大型バスには行商の人たちがよく乗り込んできます。
自家製の食事を作りこみ、朝一番のバスに乗りこみ首都のバスターミナルで売ることで生計をたてている主婦がたくさんいます。中には生きた鶏を数羽運ぶ人もいます。だから、バスの屋根の上に巨大な荷物が結び付けられていることもあります。
この荷物の運び賃は無料のようでした。
居住地から首都へのバスは、一時山の頂上、つまり高地を通過します。チョルテカは無茶苦茶熱いのですが、その高地を通過するときはとても寒いです。
だから、僕は日本から持参したウインドブレーカーをいつもデイパックの中にしのばせ、寒気を感じたら着ることを習慣にしていました。
ある日、同じように首都行きのバスでそのジャンバーを着ようとしてカバンを開けると、何やら酢の匂いが漂っています。
「な、何だこの匂いは」
と思いながら棚に置いていたカバンをよく観察すると、すごいしみを発見。
上のバス棚を見上げると、カバンの横においてあった行商のおばさんの大きなタライからつゆが漏れていることがわかりました。
あまりの臭さに着ることはできません。まあ、こんなこともあるなと思いつつ、寒さに震えながらバスの中で峠をこしました。
それ以来、怪しき荷物のある荷物棚のポジション取りには留意するようになりました。
今でもそのときのジャンパーは大切に使っています。だいぶ古びてきたので、近所への買い物専用ですが…。
最後まで読んでいただいてありがとうございます。
多くの方に楽しい旅をしていただければと思っています。
応援のクリックをどうもありがとうございます。
路線バス、巨大都市を結ぶ大型バスには行商の人たちがよく乗り込んできます。
自家製の食事を作りこみ、朝一番のバスに乗りこみ首都のバスターミナルで売ることで生計をたてている主婦がたくさんいます。中には生きた鶏を数羽運ぶ人もいます。だから、バスの屋根の上に巨大な荷物が結び付けられていることもあります。
この荷物の運び賃は無料のようでした。
居住地から首都へのバスは、一時山の頂上、つまり高地を通過します。チョルテカは無茶苦茶熱いのですが、その高地を通過するときはとても寒いです。
だから、僕は日本から持参したウインドブレーカーをいつもデイパックの中にしのばせ、寒気を感じたら着ることを習慣にしていました。
ある日、同じように首都行きのバスでそのジャンバーを着ようとしてカバンを開けると、何やら酢の匂いが漂っています。
「な、何だこの匂いは」
と思いながら棚に置いていたカバンをよく観察すると、すごいしみを発見。
上のバス棚を見上げると、カバンの横においてあった行商のおばさんの大きなタライからつゆが漏れていることがわかりました。
あまりの臭さに着ることはできません。まあ、こんなこともあるなと思いつつ、寒さに震えながらバスの中で峠をこしました。
それ以来、怪しき荷物のある荷物棚のポジション取りには留意するようになりました。
今でもそのときのジャンパーは大切に使っています。だいぶ古びてきたので、近所への買い物専用ですが…。
最後まで読んでいただいてありがとうございます。
多くの方に楽しい旅をしていただければと思っています。
応援のクリックをどうもありがとうございます。