たびびと

世界を楽しく旅しましょう!

世界遺産観光地から開発途上国まで、世界各地の心あたたまる、すてきな風をお届けします。

ライトが故障したバス ホンジュラスの風

2010年01月13日 | ホンジュラスの風
ライトが故障したバス ホンジュラスの風

ホンジュラスという開発途上国に住んでいたときのことです。

首都テグシガルパで用事を済ませ、危険区域といわれているマジョレオバスターミナルから下宿先に帰るためのバスに乗り込みます。目的地到着まで、通常は4時間ばかりでしょうか。

1時間ほどして山道に差し掛かったとき、バスが停止しました。前方ライトが故障したようです。運転手と乗組員らがライトの修理を始めました。

日本だとバスはワンマンです。中米周辺国でもワンマンの国が多かったです。ところが、ここホンジュラスでは、バスに料金徴収係とそのお友達、あるいは家族と思われる人々が複数名同乗しています。
人件費削減という概念がないのか、あるいはワークシェアリングの考え方が浸透しているのか僕にはよくわかりません。

山中であり、辺りは真っ暗であるため、ポケットライトらしきものを点灯させながら修理しています。日本であれば、幹線道路あるいは田舎の道であっても等間隔に大型ライトが点灯していて、車の運転には支障がありません。
ところがここはホンジュラス。電灯はまばら、車の通行量も夜間であるため、5分に1台程度です。

数十分経過しました。
修理できないようで、のろのろ運転で出発することになりました。時折乗用車が通るのですが、その後を追いかけるように運転していきます。前の車のライトを頼りにしているのです。しかし、バスは高速で走れないので、すぐにおいてきぼりです。

勿論、正面は真っ暗で、山中のためうねり道だらけです。
心配になりながら前方を見ていると、

「みんな一緒に地獄へ行こう」

同乗していた生きのいい男性が掛け声をかけました。乗客の何人かから笑い声が聞こえてきます。ラテン人の楽観主義に感心しながら、僕は苦笑しました。

数人が立ち上がり、真っ暗な前方を凝視しています。興味津々な真剣な目つきです。あきずに何十分も前方を見ている彼らは子どものようでした。

「事故に遭うと危険だ、どうしてくれるのだ」
と誰も文句を言いません。

悲観的に考えないのがラテン人のよいところ。それでも政府関係者の汚職についての文句はよく言っています…。

この国にバス事故がないのかというとそんなことはありません。
ある日、大型バスが追い越しをかけようとして、石油を積んでいた大型トレーラーと正面衝突しました。全焼です。その残骸を見たときは、ぞっとしました。僕も使う路線のバスだったからです。こんな痛ましい事故がありました。

のろのろ運転のため、通常だと4時間かかる目的地までを倍の時間で到着しました。既に夜10時過ぎでした。

下宿先に到着すると、お母さんが
「こんな時間までどうしたんだい」
と言いながら、出迎えてくれました。

事の顛末を話していると、他の家族も集まってきて、皆で談笑をした後、眠りにつきました。




最後まで読んでいただいてありがとうございます。
多くの方に楽しい旅をしていただければと思っています。
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成田空港 エジプト、トルコ、ギリシャの風

2010年01月13日 | 旅行
JTB旅物語の「感激!エジプト・トルコ・ギリシャ 13日間」という旅行に参加をしました。

帰国してからしばらくたちますが、いまだにほんわかとした感激に包まれています。

見学した数々の世界遺産には圧倒されました。

他の参加者の方と特別に深い心の交流があったわけではありません。食事のときに世間話をしたり、記念写真をとってあげたり、とってもらったりと、ごく普通のおつきあいでした。

それでも、
「また同じメンバーでまた旅行に行ってみたいな」
と思わせるのは、旅物語マジックなのかもしれません。

まずは、エジプト、トルコ、ギリシャの風をお届けします。




成田空港へ出国3時間前に到着しました。

「1ドル、1ユーロを多めに持参していくと便利ですよ」
と添乗員さんから電話で教わっていました。

空港内の三菱東京UFJ銀行にて換金を試みます。

空港第2ビル2階の隅の店舗のせいか、他のお客はいません。外国通貨なら旧東京銀行系という思い込みで、複数の銀行レートを比較することなくこの銀行を選択しました。

ところが、旅行中、他の旅行客の方から
「レートは少しだけど差がありますよ。マイナーな銀行でも通貨によってレートがよい場合がありますよ。面倒くさがらず、周囲にある数件の銀行だけでも、電光掲示板でレートを比較して有利な銀行を利用するといいですよ」
と教えていただきました。

帰国時はこの助言に従い、少しばかり有利なレートで換金することができました。何回も海外渡航をしていましたが、レートについては無頓着でした。

換金を終了して定刻時間に団体客受付窓口に到着します。列に並んでいるときに、トラブルもなく定刻通りに出発、到着していく電車、飛行機について考えていました。




この旅行記を読まれ、一人でも多くの方が、素敵な旅を実現されますように!
未知の世界を旅するきっかけになりますように!
旅行に行けない忙しい方が、実際に旅をしているかのように楽しんでいただけますように!
地球の裏側では、たくさんの素晴らしい仲間が、貧しいながらも、たくましく、楽しく生きていることを知っていただき、やすらぎと連帯感を感じていただけますように!
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出発

2010年01月13日 | 旅行
こんにちは。

このブログに訪れてくださり、うれしいです。
ありがとうございます。

これまで、開発途上国に長期間滞在していました。
そのときの心あたたまるエピソード、経験から得たことについて紹介させていただきます。

また、海外、国内旅行の簡単なノウハウ等もこのブログで公開しています。




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