ようちゃんばあば日記

お米と野菜をつくり、保存食作り 編みものなどの日常を綴っています。

お遍路旅

2024-01-24 | 四国遍路
バスは 倉敷駅を 8時に出発しました。

岡山駅から乗ってきた皆さんと 15人のツアーに 

添乗員さんと先達さんが付いてくれます。

説明を聞きながら 瀬戸大橋をわたり あっという間に香川へ。

 
海を渡ってしばらくそのまま 高速道路を東に走って 長尾インターでおり

(予定外のわたしのトイレ休憩を挟み)

やがて道の駅で停まって 参拝用品のお店で買い物とトイレ休憩(笑)

すでに何度目かで用品が整っている人や 

慣れるにしたがって ゆっくりそろえればいいからと 

輪袈裟に数珠を持つ程度で参加 という方も多くて…

わたしは知らないから いろいろ一通りの用品をFAX注文していたので 

お店で受け取りました。

菅笠を注文していたのだけど 初心者にはちょっと大げさだった?

般若心経が書かれた布帽子が実用的ですよと 

先達さんやお店の方に 勧められ 取り換えました。

深くかぶれるので夏にもいいし バスに中では

たたんで さっと バッグにしまえます。


それぞれに名前を書いたりして 忙しい!

バスの中では 参拝の流れや 仏教やお寺の歴史を 先達さんから

いろいろ教わります。これが バス旅の良いところですね。

知らない話ばかりで ためになるし 語りが面白いです。

まず 最初のお参りは 88番札所 大窪寺です。

普通なら ここで結願となるお寺ですが 4年に一度の逆打ち 

88番からスタートします。

 
 
寒波前なのに 晴れて暖かく、ありがたい一日となりました。



いよいよお参りです。

もう 初心者は 聞いたばかりの参拝作法についていくので精いっぱい。

まず本堂で ろうそくとお線香をあげて 納札を箱に納め

お賽銭をあげて 先達さんの先導で御経を拝みます。

次に大師堂で 同じように ろうそくとお線香 お賽銭 お経。

(経本はいただけます。)

忘れずに お手洗いを済ませたら(笑)

ちょっとでも早くバスに戻り みんな揃ったら すぐに出発!

つぎを急ぎます!

何でか というと ほかのバスと同時になると 

参拝の場所が混んで 拝む場所を譲り合ったたり

 御朱印をいただくのに時間が掛かって 

ちょっとの差で 段々予定がずれ込んでくるのですね。

そこはベテラン添乗員さんと先達さんの連携で 要領よく進められます。

順打ちの場合は 道路状況やほかの観光バスの動きの情報をもとに

お参りの順番を自在に変えてでも スムーズにお参りしますが

逆打ちは 順番通りに回らないといけないので その融通が利かない。 

バスに乗ると あらかじめ 御朱印をいただく納経帳やお軸などと 

かかる費用を 先に添乗員さんに預けておいて 

全部まとめて もらってくれます。 

個人で自家用車などでまわるより 効率良く 疲れも少ないけど 

初心者は 拝んで回るだけなのに 忙しい。

ブログのことをチラと考えて スマホで 歩きながら撮ったわずかの写真も 

家に帰ってみると ぶれていたり 

どこのお寺か思いだせなかったり(たった 5か寺なのに 笑)

景色を見回すゆとりが 全然ありませんでした。

夫は スケッチブックと小さい絵の具セットを持っていき

ちょっと間に絵を描くつもりだったようですが

そんなの カバンから出すゆとりはなく 

スマホで写真すら撮れなかったらしい。

3か寺目の志度寺をお参りしたところで お昼になり 

配られたお弁当をバスの中で食べて 

つぎの 八栗寺へ向けて出発。

とちゅうから ケーブルカーに乗り換えて 上のお寺まで登ります。



八栗寺からケーブルカーで下っていくとき 

むこうに 屋島がみえました。昔は 島だったんですね。


屋島は 小学校の時 修学旅行で訪れました。

金毘羅さんの石段の途中の 古い旅館に泊まり 

まるで 二十四の瞳の映画そのものでした。

当時は 瀬戸大橋はなく 岡山県玉野市の宇野港から 

香川県高松まで 連絡船で渡りましたね。

紙テープがたくさん投げられ 船が動き出すと だんだんちぎれていくのが 

旅気分を盛り上げ 山育ちには珍しかったな。



屋島は 結構  山を登ります。昔は ケーブルカーがあり

そののちに有料道路ができて ケーブルカーはなくなりました。

いまは その道路も 無料となっています。

↑の写真は さっき上った八栗寺のある山あたりを屋島からみたところです。

変わった形をした山で その山の石は とっても有名な石なので 

長年にわたって切り出されて 斜面は 岩肌あらわとなっています。

ほかにも瀬戸の島々には 石切り場がたくさんあり 

お城の石垣 墓石などが 船で 大阪や江戸に運ばれました。

昔 壇ノ浦の戦いが繰り広げられた一帯でもあります。

頂上の 屋島寺です。




まだ午後4時だったけど このあたりで 曇ってきて 風が冷たくなり 

急に疲れを覚えましたが 一回目のお参りは 無事終了しました。

景色などほとんど楽しむことのないまま バスで また瀬戸大橋を渡って

倉敷駅へ 夕方6時過ぎ 戻ってまいりました。

今回は 日帰りで5か寺をまわっただけですが 結構 お寺同士の

距離があったから これで一日かかりました。

歩き遍路で バスやケーブルカーなど乗らないで 全部歩いて回ったら 

約二ヶ月はかかるそうです。

次回 2月も香川県内のお寺を回りますが 岡山からだと

瀬戸大橋を渡ってすぐのあたりの平野部を回るし 

お寺同士が近いので 移動距離が短いぶん 

日帰りの旅で8か寺も 回るそうです。

まだ 長い石段や険しい山道は無さそうです。

愛媛とか徳島は 厳しい山道(お遍路ころがしという)があるし 

高知はお寺同士が遠くて 2時間くらい バスで走る

というところもあります。

日陰のない海岸沿いを歩き遍路するのは どんなに大変か。

すこしお参りの流れがわかってきても 

バス旅もさすがに お遍路は物見遊山ではない。

楽ということはない と思いました。

あ そうそう きのうまで痛みのあった膝ですが

今朝起きると95%消えています。

でも きょうは整骨院にいって ほぐしてもらいます。

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14 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ようちゃん、おはようございます。 (タカコ)
2024-01-24 07:57:03
なんとまあぁ~忙しそうだこと
たしかに物見遊山ではないのですから、、ね。
何度も通われる意味が解る気がしました。

膝、よぉ~く直してくださいね。
痛みが取れてきたのは良かったけど、今回は苦行でしたね。
返信する
Unknown (たいぴろ)
2024-01-24 08:37:48
なかなか忙しいスケジュールなんですね。でもガイドさんにお任せでお詣りだけすれば良いのは助かりますね。
去年高野山に行った時に頭から下まで完全なる遍路武装のご夫婦が見えて、御朱印待ちの際に私のすぐ後ろだったので耳を側立てていたら、やはり四国巡礼の満貫参りの人でした。本当に山伏みたいで目立ちました。でもようさんが買われた帽子の方が私は良いかな。
まだまだこの先長いですね、段々とやり方にも慣れますね。
返信する
Unknown (onon)
2024-01-24 10:25:29
とてもお久しぶりです
お元気で八十八ケ所参り始められたんですね。私は四国徳島なので香川のお寺わかります。バスツアーは忙しいけど、いろんな事も説明もありいいですね。これからも楽しんで続けてください、私も楽しみによませてもらいます。
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こんにちわ (ひまわり)
2024-01-24 13:26:37
なんと忙しそうですね
観光の旅ではないのだから仕方ないけど 初めてにしては目が回りそうですね
以前高野山にお参りに行った時 団体さんの御朱印長を受け取り 必死で書いておられる姿を見たことがあります
効率よく 団体さんだから出来ることなのかな?
膝 良くなって良かった これもご利益でしょうか?
返信する
ようさんへ (くりまんじゅう)
2024-01-24 13:29:39
お四国巡礼逆うちが始まりましたね。お寺に着いてからの一連の流れは
私も同じことをした うんうんと頷きながら拝見しました。

1つの札所で2度般若心経を上げるのは 時間がなくて毎回困りました。
それと風が強い日は ろうそくの火がなかなか点きません。
ツアーで行くと走り走りでせわしいけれど お昼ご飯も運転の心配もなく安心できます。
次は来月ですか?楽しみにしています。
返信する
ようちゃんへ (ミッキー)
2024-01-24 14:28:41
ようちゃんの緊張と共に回られるお遍路さん
きっと私は
この苦行にはこの先参加も出来ないでしょう
ブログで一緒に帯剣させていただきます💦

以前勤めていた娘の上司
マイカーでお四国1週間で廻るを
何度もされたそうです
故人と言えど1週間で廻り切られたことは大変な覚悟だと察します
まずは初回無事御帰還良かったですね
返信する
タカコさん (よう)
2024-01-24 16:28:11
最初から「観光名所は各地にいろいろありますが 今回は よそ見ができませんよ」と言われました。
とにかく お参りに集中の一日でした。
移動距離もそれぞれ40分づつほどで ほとんど 先達さんのお話があるので
ウトウトもできなし 外の景色を眺める間もありませんでした。
手順に慣れてきても やはりゆとりはないでしょうね。
1月なのに 今日みたいに寒くなかっただけ ありがたかったな と思います。
膝は 整骨院でしっかり施術してもらって すっかり良くなりました。
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たいぴろさん (よう)
2024-01-24 16:36:33
歩き遍路の方は 今は季節的にも かなり少なくて ツアーが一番多いのかな。
それから自家用車 タクシー 今どきは自転車旅もあるでしょうね。
頭から足もとまで 白装束が正式らしいです。
昔はみんな歩いて回りましたから 生きて帰れないのを覚悟のうえで 
お遍路に出るということのようです。
行き倒れたら 地元の方に埋葬してもらって 杖が墓標がわりになったそうです。
生きて帰れて のちに死んだら お棺に 納経帳や杖 白衣などを入れてもらって 旅立ちます。
今は 暖房付き解説付きのバスに乗り 食事や宿の世話から 拝み方の先導もしてもらって
1時間に1度はトイレに案内され 至れり尽くせり らくちんな旅なはずだけど 結構疲れます(笑)
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ononさん (よう)
2024-01-24 16:42:09
わあ お久しぶりです。
訪問&コメントくださって ありがとうございます。
月に一度 香川から愛媛いっぱいまでは何とか 今回の流れに乗るかな?
初夏になりますと 田植に準備が始まり 田に水を入れると 泊りがけでは出られず
秋までは 日程も決められません。
高知と徳島は 来年ツアーで 順打ちで1月から参加すれば 田植えまでに行けるか・・・
とにかく 無理せず 何とか88か寺 廻れたらいいなと思っています。
時々様子をのぞいてくださるとうれしいです。
返信する
ひまわりさん (よう)
2024-01-24 16:52:13
最初のうちは 手順を追うだけで精一杯で たまにお賽銭を忘れたりしました。
行程としては 作法に慣れても忙しさには変わりないのかな。
そのうち すごい険しい山道とか 長い石段の上り下りもあると思います。
バスが着くたびに どっさり御朱印書きがあり お寺さんも大変でしょうが
みんなの納経帳をまとめて持ち運ぶ 添乗員さんもなかなか大変そうです。
岡山からだと四国は近く 還暦のころなら 車で回ることもできて
あちこちゆっくりもできるでしょうけど まだ夫は仕事をしているので
何日も家をあけれない私たち お金はかかってもバスはやっぱり楽。
88か寺回りきれるだろうな と夫と話しています。
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