家の裏山に一歩入ると すぐに こんな風景になります。
どっしりと大きな木が 頼もしいです。
でも 向こう側には 竹がたくさん生えています。
竹が増えて 光が届かず 太い木が倒れたりしています。
昔・・・昭和30年代くらいまででしょうか
春から秋までは 田んぼでお米を作り
畑で野菜を作り
あぜ道や斜面に柿や枇杷などの果物の木を植えて
ニワトリや山羊を飼って 卵やミルクを自前で調達し
牛を飼って 田を耕したり物を運ぶ 車代わりにしていました。
冬の間は 山に行って 木を切って薪を作り 焚きつけ用の松の葉を
かき集めてもちかえり 小屋にためて 一年中の燃料を用意し
炭も焼いていました。
冬の山には虫がいないし 風がなくて
家でじっとしているより 意外なほど 暖かいのです。
いま 田舎の空き家が 不動産情報によく出ていて
広い宅地に古い母屋と長屋に車庫 田んぼと畑と山付き・・・
というのが出ていますが
田舎暮らしはしたいけど 山と田圃はいらない といわれます。
田んぼでお米を作るには 機械もいるし
いまさらできない・・・は無理もないです。
山も どうしてよいかわからない。。。でしょう。
昔なら 山といえば 大きな信頼できる財産で
木を切り出して売るばかりでなく
自分の家を建てる時の 建材にも使いました。
安い外材が輸入されるようになって 国産の木は売れなくなり
何十年も放置された山奥は 木の枝は伸び放題
光が入らず 山崩れの原因となっています。
落ち葉が積もり積もっていたり 倒木が横たわっていて
山水の流れをせき止めているところがあっても 気付きません。
ふもとのほうでは 竹が 恐ろしい勢いで広がり
竹は根が浅いために 地すべりしやすくなっています。
竹を切り 木と木の間に適度な距離をあけて光が入れてやると
下草が育ち 地面がしっかり保水能力ができます。
山奥でそういう手入れをしてこそ 川から海まで
美しいのです。
竹は中が空洞だし 水分が多くてやわらかいので
小さな万能ノコをつかっても 割と簡単に切れます。
山のなかを歩いて 汗を流すと
体が浄化されるような いい気持ちです。
裏山が崩れることがないように・・・・冬の仕事です。
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