Sketch of the Day

This is Takeshi Kinoshita's weblog.

Wk 49

2006-12-11 | Japan
月曜午前、「地域環境管理論」の講義(7週目)。「インフラとしてのランドスケープ:戦後日本の都市開発に着目して」と題して、ニュータウンと田園都市、自然環境の保全とニュータウン開発、環境インフラとしての市街地住宅について解説。郊外と都心のダイナミズムにランドスケープがどうコミットしてきたのか? 午後、「環境デザイン実習I」の後半戦がスタート。オオハシ先生(M&N環境計画研究所)主担当により松戸キャンパスの緑風会館前広場の改修計画がテーマ。今日は寒空のもと広場の実測を行った。

火曜午前、久々にフリーの時間がとれ、たまりにたまった書類の整理やらデスク回りの片づけ。どんどん捨てる。昼休み、改組後の大学院の「プロジェクト実習」の枠組についてミタニ、ショウの各先生と打合せ。来年度から大学院のカリキュラムでもいよいよ実習科目がスタートする。午後一で建研のスズキさんと研究打合せ。夕方、タム研のハヤシ君がみえ、見沼田圃のプロジェクトについて打合せ。明らかに必要とされている仕事にお金が回らないということは、どこかでムダにカネが使われているということ。

水曜日、毎年恒例の京都実習に学生さんが大挙して出かけてしまったため、午前と午後の授業を休講にした。空いた時間を日本造園学会関東支部幹事会のための資料づくりに充てる。その資料を持って夕方、東農大へ。造園資産のインベントリー作成に向けた企画案のほか、イギリスの造園図書保存プロジェクト(UKLAPPP)について話題提供。造園学会賞受賞作品の今をモニタリングする見学会の実施等、意見を述べさせていただいた。幹事会終了後、マスターピースのタカハシさんと食事。農大通りの古本屋「大河堂書店」で岩波写真文庫173「千葉県-新風土記-」を購入。行き帰りの電車の中でネット検索でたまたま見つけた「Restoration versus innovation in public park design (with special reference to the United Kingdom)」(THOMPSON, Ian, 2006)という論文に目を通す。イギリスの公園デザインにみる「後ろ向きの姿勢」に批判的に切り込んだ実に示唆に富む内容。

木曜午後、修論ゼミ。金曜午前、留学生とD論打合せ。flickr(フォトアルバム)に新しいセット(Plans)をつくった。イギリスのいわゆるKey Diagramを中心に集めていくつもり。念のため出典(URL)も明記。それにしても海外の図面というのは上手いというよりなんかこう知的だ。

土曜日。小雨舞う底冷えのする午後、千葉大学園芸学部100周年記念事業の準備打合せ。仮称100周年記念館の用途と位置について検討。終了後、「造園学会財政・組織改革にともなうタスクフォース委員会」出席のため、渋谷公園通りの日本造園学会事務局へ。例によってリブロに寄り、大川三雄・渡邉研司『DOCOMOMO選モダニズム建築100+α』河出書房新社,2006、 高野麻結子編『日本名風景案内 Japan Travel Guide』プチグラパブリッシュング,2006 を購入。日曜日、前日とはうって変わってぽかぽかとした暖かい陽気。妻子と連れだって久しぶりに和名ヶ谷クリーンセンターに行き蕎麦を食す。

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人と自然が織りなす日本の風景100選/愛知万博「愛・地球博」
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