Sketch of the Day

This is Takeshi Kinoshita's weblog.

馬場駅前のムトウ楽器店

2008-04-17 | Media
早稲田の授業は18時から19時30分まで。授業が終わるとちょうど腹がへる時間帯だ。いつもは空腹をおして帰宅するのだが、この日は我慢できず、高田馬場の駅前で夕食をとった。食後、何気なく目に止まった看板を見て愕然とした。「2F ジャズ・クラシック専門」とあるではないか。店名は Muto(なんと Since 1924)。いやぁこれは不覚だった。早稲田に通い始めてはや5年、全く気づかなかった。駅の真ん前だというのに。

Made in Japan の定価販売が中心のようだが、品揃えはそれなりに充実していてこだわりが感じられる。もちろん品数的には HMV やタワレコ等の大手外資系とは比ぶべくもないが、何より好感が持てるのは日本の古き良きレコードショップの面影を今に伝えている点だ。インテリアも明らかにおこちゃま向けではない。まあ、ジャズ・クラシックとくりゃ当然であるが。HMV のイギリス的雰囲気、Tower のアメリカ的チープなインテリアとぜひ比べられたい。これぞジャパニーズ、ブラヴォ!

ボクは、馬場といえば中古レコードの「タイム」等が有名で、セコハンショップばかりだと思っていたし、そのうえ、もう中古レコード店をハシゴしてシコシコと探すバイタリティも余裕もない。といってぜんぶネットで買っちゃうというのもどうもしっくりこない。そういうジェネレーションなのである。そこで、何かのついでに立ち寄れる駅前レコードショップ(とブックショップ)の存在はじつにありがたい。これでまた馬場に来る楽しみが増えたぞ。余談だが、渋谷の某学術団体に「ウキウキと」足を運べるのも、じつは HMV と Tower の存在が大きい(←オフレコ)。