Sketch of the Day

This is Takeshi Kinoshita's weblog.

維持可能な都市のための地域デザイン -パトリック・ゲデスの遺産-

2007-08-08 | Fieldwork
(社)日本都市計画学会メールニュースをそのまま転載します。

No.190 配信日:2007年8月8日
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九州大学工学部国際学術交流フォーラム
『維持可能な都市のための地域デザイン -パトリック・ゲデスの遺産- 』
http://www.doc.kyushu-u.ac.jp/toshi/forum2007.html

主催 : 九州大学大学院工学研究院、(社)日本都市計画学会九州支部
後援(予定) : (社)土木学会西部支部、(社)日本建築学会九州支部、都市環境デザイン会議九州ブロック、(社)都市住宅学会九州支部

■趣旨
人口減少・少子高齢・地球環境問題などの社会経済情勢の大きな変化に対応するため、21世紀の地方都市は、人と自然との共生、経済的発展、豊かで快適な生活を実現する維持可能な都市を目指す必要があります。
本フォーラムでは、維持可能な都市のための地域デザインの探究において、近年、再評価されているイギリスの生物学者にして都市計画家パトリック・ゲデスに焦点をあてます。ゲデスは、二十世紀初頭、都市計画に「地域(リージョン)」という概念を導入し、「地域調査(リージョナル・サーベイ)」運動を展開し、その成果を都市の博物館に展示し、市民が都市の進化の過程を認識し、「よりよき場所(Eu-topia)」の実現を探求するように働きかけ、「保存手術(コンサバティブ・サージェリー)」による歴史的な都市の改造を提案しました。
その足跡は、スコットランド、アイルランド、インド、バレスチナ、イスラエル、フランスに及びます。ゲデスは、その死後も、「環境」に着目する生態的な都市・地域計画に影響を与え続けてきました。イギリスの都市計画家ホルホード卿は、「私たちが頭の中でどこに行こうと、ゲデスが戻ってくるのに出会う」と述べています。
本フォーラムでは、パトリック・ゲデス研究の第一人者であるイギリスのノッティンガム大学教授ヘレン・メラー女史らを招聘して、都市地域計画におけるゲデスの思想と実践の現代的意義について議論するとともに、現在の日本の地方における維持可能な都市のための地域デザインについて意見交換します。

■日時
 2007年9月30日(日) 10時00分~16時30分

■会場
 九州大学西新プラザ(〒814-0002 福岡市早良区西新2-16 TEL:092-831-8104)
 http://www.kyushu-u.ac.jp/university/institution-use/nishijin/index.htm

■講演者
秋本福雄氏(九州大学教授)
小出和郎氏((株)都市環境研究所代表取締役)
ヘレン・メラー女史 (ノッティンガム大学教授)
島谷幸宏氏(九州大学教授)
出口敦氏(九州大学教授)
中井検裕氏(東京工業大学教授)
蓑原敬氏((株)蓑原計画事務所所長)
蓑茂寿太郎氏(熊本県立大学理事長)
(五十音順)

■プログラム
9:30- 開場
10:00-10:30 基調報告 秋本福雄氏(九州大学大学院教授)
10:30-12:00 基調講演 ヘレン・メラー女史(ノッティンガム大学教授)
(休憩)
13:00-14:30 講演をめぐっての討論「パトリック・ゲデスと現代」
司会    秋本福雄氏(九州大学大学院教授)
パネラー ヘレン・メラー女史(ノッティンガム大学教授)
蓑原敬氏((株)蓑原計画事務所所長)
中井検裕氏(東京工業大学教授)
15:00-16:30 パネル・ディスカッション「九州の都市・地域計画を考える」
司会    出口敦氏(九州大学大学院教授)
パネラー 小出和郎氏((株)都市環境研究所代表取締役)
蓑茂寿太郎氏(熊本県立大学理事長)
島谷幸宏氏(九州大学教授)
16:30 閉会挨拶

■懇親会
 フォーラム前日に講演者を囲んだ懇親会の開催を予定しています。詳細は後日ホームページ又はメールでお知らせします。
日時:2007年9月29日(土) 18時30分頃開始

■申込み方法
 フォーラム参加(無料)、懇親会参加(会費未定)をご希望の方は、FAX又はE-mailにて、「住所、氏名、勤務先、電話番号、メールアドレス、フォーラム・懇親会の参加の有無」をご記入の上、9月14日(金)までに事務局宛(forum2007@doc.kyushu-u.ac.jp)
にお申し込みください。

■連絡先(事務局)
 九州大学大学院工学研究院環境都市部門都市システム工学講座
 〒819-0395 福岡市西区元岡744  Tel/Fax 092-802-3407
 E-mail forum2007@doc.kyushu-u.ac.jp
 担当:梶田佳孝、小林敏樹

みどりと活力のある都市農地の有効活用

2007-08-08 | Fieldwork
(社)日本都市計画学会メールニュースをそのまま転載します。

No.187 配信日:2007年8月8日
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<講演会「みどりと活力のある都市農地の有効活用」開催のご案内>

(財)都市農地活用支援センターでは、国土交通省が毎年10月に開催する「土地月間」の参加行事として、標記の講演会を開催いたします。

 本講演会は、人口減少時代を見据えた都市農地の利活用のあり方の一つとして、既存住宅地にある都市農地を貴重な緑地的資源として捉え、農地のまま利用・保全することで地域に潤いと活力をもたらす公共的機能を発揮させていくための方策及び具体的提案等を有識者及び実務者にご講演頂き、地域における都市農地の役割を考える契機として頂くことを目的に実施するものです。

講演会の詳細は、当センターのホームページ
http://www.tosinouti.or.jp/seminar/seminar01.htm)にてご案内中です。

是非ご参加くださいますよう、お願いいたします。



●開催日時:10月17日(水) 午後1時30分から午後4時30分

●開催場所:すまい・るホール 東京都文京区後楽1-4-10(TEL 03-5800-8253)

●内容  :(1)講演1「みどりを活力とした都市農地の有効活用」

<講師>明海大学 不動産学部 教授 中城 康彦 氏

(2)講演2「相模原市の都市農地への取組み」

<講師>相模原市環境経済局経済部農林課 課長 小峰 幸夫 氏 

(3)講演3「都市農地の多機能性を活かした保全・利活用について

-ネットワーク化とマッチングシステム-」

<講師>(株)まちづくり工房 代表取締役 大橋 南海子 氏

●後援(予定):国土交通省、全国農業協同組合中央会

●募集内容 :地方公共団体、JA職員、民間等 150名程度(先着順に受付いたします)

●参加費  :無料

ジャケット買い

2007-08-08 | Media
ジョージ・セル(指揮)+クリーヴランド管弦楽団
ドヴォルザーク「交響曲 第8番 ト短調 作品88 他」
(EMI)

僕はどんな名曲・名盤であろうが、ジャケット・デザインが気に入らなければ絶対にそのディスクを買うことはない。指揮者や演奏家をあしらったジャケットの場合には,アーティストのルックスや雰囲気が購入の可否を決める重要な判断材料となる。インテリアのアクセントになったり、何気なくテーブルの上に置いても見苦しくないデザインでなければ却下である。ジャケット・デザインには手を抜いて欲しくない。リード・マイルスによるクールなジャケットのデザインと相まって、トータルな作品性を打ち出していたのは往年のブルーノート・レーベルであった。クラシックレコードのジャケットは永らくデザイン不在の時代が続いたと言ったら言い過ぎであろうか。ところが、その状況に変化の兆しがみえてきた。「デザインしました」というのがミエミエなものや、アイドルのグラビアまがいの妙に色っぽいの(←最近多い)はどうかと思うが(まあ、オッサンはこーゆーのに弱いんだろうな)。。。

標記のレコードは演奏中のオケと指揮者を斜め上から捉えた臨場感ある写真で構成されたジャケットで、取りたててデザイン性の感じられるものではないが、やりすぎて失敗しているものよりはマシだ。ハズしてないデザイン。ところで、カップリングのスラヴ舞曲 第10番 ホ短調 作品72-2&スラヴ舞曲 第3番 変イ長調 作品46-3が主役の第8交響曲を喰っちゃうほどのすばらしさである。