Monday, Feb.26, 2007
*プレイスメディアの吉田さんと非常勤講師(公園緑地計画担当)をやらせていただいている早稲田芸術学校都市デザイン科の「講義要項」の修正。
*僕がコンタクトパーソンになっている韓国の慶熙大学(千葉大学協定校)の紹介文(2007年度海外留学用パンフレット「世界で学ぼう」掲載予定)の作成。
*来年度からの新科目「エコデザイン論」(千葉大学大学院工学研究科との共催科目)のシラバス作成:大学院修士課程と博士課程対象科目ということで、たいへんなことになってしまった。この3月は授業の準備でまた忙しくなりそう。
*日本造園学会より平成19年度全国大会分科会開催の受理通知が届く:テーマは「アーバニズムとどう向き合うか? その5 郊外の再生とランドスケープのデザイン」で、この分科会もいよいよ今年で5年目。またプレゼンの準備だ。よろしくお願いします>各位。
Tuesday, Feb.27, 2007
*研究科・学部紹介パネルのデザイン検討:来年度からの大学院および学部改組(千葉大学大学院園芸学研究科および千葉大学園芸学部)にあたりパネルの内容とデザインを一新するための準備。
*科研実績報告書及び成果報告書の準備
*兵庫県立大主催の日韓中共同研究「日中韓におけるランドスケープの形成・保全・再生に関する比較研究」の原稿準備:僕の担当は「マスタープランの内容と効力、緑のあり方とその実践」「インナーシティの活性化のための自然・緑からのアプローチ」。
Wednesday, Feb.28, 2007
*引き続き、研究科・学部紹介パネルのデザイン検討、科研成果報告書の取りまとめ及び製本見積もりなど
*いよいよ年度末突入:ああ兵庫県立大との日中韓共同研究が悩ましい。ほかにも年度内の報告書がまだ一本残っている。4月からは、通常のルーチンワークの授業に加えて大学院修士及び博士課程(千葉大)の講義2本が新規担当となるうえ、早稲田の講義もまた再開する。改組でお役後免になると思っていた普遍科目「情報処理」も継続とのこと。大学院重点化(千葉大)にともない修士課程の授業もまったく手を抜けない(←いままで手を抜いていたという意味ではありません)。ひとつ期待しているのは、今度の改組で大学院修士課程に実習科目(プロジェクト型)が新設されたこと。僕はその担当にもなっているので、嬉しい反面、今年1年体力が持つか、となかば怖くもある。
Thursday, Mar.1, 2007
*ひょんなことから某誌資格制度特集号におけるヨーロッパのランドスケープアーキテクトの資格制度についての原稿依頼:最近たまたま別件でランドスケープの専門教育適格認定制度のことを調べていたこともあり、グッドタイミング。EU圏内における近年のランドスケープ資格制度の動きについては目まぐるしいものがあるので、まとめておく良いチャンスと思い依頼を受ける。
*平成19年度日本造園学会全国大会研究発表会の座長の依頼をいただく:公園緑地計画論(仮題)のセッション。昨年度から座長の裁量でディスカッションを自由に組み立てられるようになった。面白そうな研究発表論文が集まっているセッションなので即承諾。
Friday, March 2, 2007
*大学院博士課程(千葉大)の案内パンフに載せる教員個々人の研究テーマ(キーワード)の文案作成
*平成19年度日本造園学会全国大会分科会「アーバニズムとどう向き合うか? その5 郊外の再生とランドスケープのデザイン」の打合せ:タカハシさん(マスターピース)、イシカワさん(ランドスケープデザイン)、ネモトさん(日建設計)と新宿にて。今年5年目を数える分科会の内容検討と、5年分の取りまとめ方、その他ここ数年懸案となっている出版企画等について打合せ。毎度のことながら、ヒューモアを交えた密度の濃い議論は、僕にとってとても貴重な時間だ。とは言え、久しぶりに盛り場に出るとじつに疲れる。
Weekend, Mar.3~4, 2007
所用のため、5歳の長男を連れて静岡の実家へ。静岡県コンベンションアンドアーツセンター(通称グランシップ)と東静岡駅をつなぐペデが古代東海道の軸線上につくられていることを知れば、(県民には評判が悪い)グランシップの建築もまた違ったイメージで立ち現れる。僕は言われるほどに悪くはないと思うが、県民にデザインの意図を共有させるプロセスに不備があった(というかそういうプロセスが結果的になかった)のではないか。また、今後東静岡駅周辺が開発されビルが建ちならんだ暁にグランシップのデザインの強烈な個性と真価が発揮されるようにも思う。いずれにしろデザインについては今の状況だけで評価すべきではないだろう。
それよりなにより、今回の帰省で、1)静岡市周辺の古代条里の存在とそれが現代の街割にも一部継承されていること、また2)古代条里の東西基軸線として古代東海道が位置づけられ現在ではそれにほぼ重なるようにしてJR東海道本線・東海道新幹線が走っていること、3)静岡駅駅南地区の街割は古代条里の南北軸(東に51度振れている)を正確に踏襲しているのに対して、駅北のいわゆる近世駿府城下は古代条里とはまったく異なる論理と基軸方位により都市が建設されており、静岡という街は大きくは古代と近世の街割が重層しているのではないかということ、を知り得たのがなによりの収穫だ。古代官道の特徴は(当時の土木技術水準や地形や水系の存在もあまり顧みず)「直線」であること。あたかも現代において新幹線の路線を決めるがごとく、躊躇なく直線状の最短経路でルート設定がなされている。すごい。
参考:http://hagure3.sytes.net/kusanagi/tokaido.htm
http://www.asahi-net.or.jp/~ab9t-ymh/touzando-m/kodaimichi.html
*プレイスメディアの吉田さんと非常勤講師(公園緑地計画担当)をやらせていただいている早稲田芸術学校都市デザイン科の「講義要項」の修正。
*僕がコンタクトパーソンになっている韓国の慶熙大学(千葉大学協定校)の紹介文(2007年度海外留学用パンフレット「世界で学ぼう」掲載予定)の作成。
*来年度からの新科目「エコデザイン論」(千葉大学大学院工学研究科との共催科目)のシラバス作成:大学院修士課程と博士課程対象科目ということで、たいへんなことになってしまった。この3月は授業の準備でまた忙しくなりそう。
*日本造園学会より平成19年度全国大会分科会開催の受理通知が届く:テーマは「アーバニズムとどう向き合うか? その5 郊外の再生とランドスケープのデザイン」で、この分科会もいよいよ今年で5年目。またプレゼンの準備だ。よろしくお願いします>各位。
Tuesday, Feb.27, 2007
*研究科・学部紹介パネルのデザイン検討:来年度からの大学院および学部改組(千葉大学大学院園芸学研究科および千葉大学園芸学部)にあたりパネルの内容とデザインを一新するための準備。
*科研実績報告書及び成果報告書の準備
*兵庫県立大主催の日韓中共同研究「日中韓におけるランドスケープの形成・保全・再生に関する比較研究」の原稿準備:僕の担当は「マスタープランの内容と効力、緑のあり方とその実践」「インナーシティの活性化のための自然・緑からのアプローチ」。
Wednesday, Feb.28, 2007
*引き続き、研究科・学部紹介パネルのデザイン検討、科研成果報告書の取りまとめ及び製本見積もりなど
*いよいよ年度末突入:ああ兵庫県立大との日中韓共同研究が悩ましい。ほかにも年度内の報告書がまだ一本残っている。4月からは、通常のルーチンワークの授業に加えて大学院修士及び博士課程(千葉大)の講義2本が新規担当となるうえ、早稲田の講義もまた再開する。改組でお役後免になると思っていた普遍科目「情報処理」も継続とのこと。大学院重点化(千葉大)にともない修士課程の授業もまったく手を抜けない(←いままで手を抜いていたという意味ではありません)。ひとつ期待しているのは、今度の改組で大学院修士課程に実習科目(プロジェクト型)が新設されたこと。僕はその担当にもなっているので、嬉しい反面、今年1年体力が持つか、となかば怖くもある。
Thursday, Mar.1, 2007
*ひょんなことから某誌資格制度特集号におけるヨーロッパのランドスケープアーキテクトの資格制度についての原稿依頼:最近たまたま別件でランドスケープの専門教育適格認定制度のことを調べていたこともあり、グッドタイミング。EU圏内における近年のランドスケープ資格制度の動きについては目まぐるしいものがあるので、まとめておく良いチャンスと思い依頼を受ける。
*平成19年度日本造園学会全国大会研究発表会の座長の依頼をいただく:公園緑地計画論(仮題)のセッション。昨年度から座長の裁量でディスカッションを自由に組み立てられるようになった。面白そうな研究発表論文が集まっているセッションなので即承諾。
Friday, March 2, 2007
*大学院博士課程(千葉大)の案内パンフに載せる教員個々人の研究テーマ(キーワード)の文案作成
*平成19年度日本造園学会全国大会分科会「アーバニズムとどう向き合うか? その5 郊外の再生とランドスケープのデザイン」の打合せ:タカハシさん(マスターピース)、イシカワさん(ランドスケープデザイン)、ネモトさん(日建設計)と新宿にて。今年5年目を数える分科会の内容検討と、5年分の取りまとめ方、その他ここ数年懸案となっている出版企画等について打合せ。毎度のことながら、ヒューモアを交えた密度の濃い議論は、僕にとってとても貴重な時間だ。とは言え、久しぶりに盛り場に出るとじつに疲れる。
Weekend, Mar.3~4, 2007
所用のため、5歳の長男を連れて静岡の実家へ。静岡県コンベンションアンドアーツセンター(通称グランシップ)と東静岡駅をつなぐペデが古代東海道の軸線上につくられていることを知れば、(県民には評判が悪い)グランシップの建築もまた違ったイメージで立ち現れる。僕は言われるほどに悪くはないと思うが、県民にデザインの意図を共有させるプロセスに不備があった(というかそういうプロセスが結果的になかった)のではないか。また、今後東静岡駅周辺が開発されビルが建ちならんだ暁にグランシップのデザインの強烈な個性と真価が発揮されるようにも思う。いずれにしろデザインについては今の状況だけで評価すべきではないだろう。
それよりなにより、今回の帰省で、1)静岡市周辺の古代条里の存在とそれが現代の街割にも一部継承されていること、また2)古代条里の東西基軸線として古代東海道が位置づけられ現在ではそれにほぼ重なるようにしてJR東海道本線・東海道新幹線が走っていること、3)静岡駅駅南地区の街割は古代条里の南北軸(東に51度振れている)を正確に踏襲しているのに対して、駅北のいわゆる近世駿府城下は古代条里とはまったく異なる論理と基軸方位により都市が建設されており、静岡という街は大きくは古代と近世の街割が重層しているのではないかということ、を知り得たのがなによりの収穫だ。古代官道の特徴は(当時の土木技術水準や地形や水系の存在もあまり顧みず)「直線」であること。あたかも現代において新幹線の路線を決めるがごとく、躊躇なく直線状の最短経路でルート設定がなされている。すごい。
参考:http://hagure3.sytes.net/kusanagi/tokaido.htm
http://www.asahi-net.or.jp/~ab9t-ymh/touzando-m/kodaimichi.html