Sketch of the Day

This is Takeshi Kinoshita's weblog.

もう実家に仕事を持ち帰るのはやめよう

2006-01-03 | Japan
静岡より戻りました。本年もよろしくお願い申し上げます。

昨年は、28日にボクの第二のふるさと、横浜に立ち寄り、一泊してから29日に実家の静岡に帰省。お昼に16号バイパスに乗り、横浜町田ICから渋滞もなく夕方には清水ICに到着。天気もよく、快適なクルージングが楽したな。夜、息子が扁桃腺を腫らし発熱。

30日は母と共に暮の買い物。父の書棚に『英国産業革命史』という古い書籍を見つけ、そのなかの「農業改革」という章をペラペラと繰る。続いて司馬遼の『明治という国家』。それにしても昨年は農地論にはまった。たぶん今年も抜け出せないと思う。その他、『静岡の昭和史』『静岡地名事典』等々。

31日、清水の祖父母宅を訪れ、諸事を済ます。弟から、コレクションのマグカップ(オールド・パイレックス)をもらう。ホントはファイアーキングのオールド・マグが欲しかったんだけど。。NHK「ゆく年くる年」を見ながら、こーゆー番組が視聴率50%をとるような社会(←無理)を夢見て初眠りにつく。

元旦。雑煮を食らって、再び祖父母宅を訪問。ああ、年末年始のTVプログラムの低劣さよ。他国のそれと比べてみよ。愚民化政策かと見まごうばかり。。。知的であれと言ってるんじゃなくて、なんと言うか、もうちょっと優美で格好良くあってほしいと言うか。。。恒例の草薙神社初詣。

2日。帰省ラッシュが既に始まっていた。今日は中井のSAで昼食を済ませてから、渋滞を避けて横浜町田ICで東名を降り、保土ヶ谷バイパスを経て横浜に出、湾岸線で葛西方面から中央環状線に入るルートをとった。大きな渋滞もなく、正解だった。それにしても高速道路というのは路線によって様々な「地域性」や「時代性」が見られて面白い。東名は古い高速だけあって、さすがに「優雅」だ。16号バイパスは、切り通しの嵐。首都高速狩場線は、井戸の底のようなゴルジュの中をクネクネと突き進む感覚。横浜のヒダの多い地形が手にとるようにわかる。阪東橋あたりから一気に視界が開け、湾岸線へ。ここからは完全に「海」の方位感覚。中央環状線は「川」の線形を意識せざるを得ない等々。高速というのは、無理なカーヴやアップダウンがきかない分、逆にその土地の相貌をネガティブにあぶり出すセンサーのようなものなのだ。そういう意識で走れば、じつに面白い地貌体験をさせてくれるというわけだ。

年末年始の教訓。「実家に仕事を持ち帰るのはやめよう」(←仕事する時間なんて絶対ない)。これ、1年経つと忘れちゃうのね。毎年同じことの繰り返し。今年は日記に書いて忘れないようにしよう。