加藤官房長官「ベトナムおよびマレーシアについては、最近の現地の感染状況などをふまえ、宿泊施設での6日間の待機、および入国後3日目、6日目の検査の対象とします」

政府は、帰国者や再入国者に対し、自宅などで14日間の待機を求めているが、加藤官房長官は、ベトナムなどからの入国者に対し、最初の6日間は、指定する施設での待機を要請すると発表した。

同様に、アフガニスタンからは到着後10日間、タイ・ドイツ・アメリカの一部の州からは到着後3日間、指定する施設での待機を求める方針。

この間の検査で陰性だった場合に限り、その後、自宅などでの待機を認めることにしている。

これで大丈夫?って思うのですが。

感染者が多い国、変異株が広がっている国からの入国者だけを10日間の指定施設待機でいいのかと。

そもそも指定施設での待機は隔離だと思っていいのでしょうか。

そこのところからちょっと疑ったりします。

過去にはホテル療養者が規則を破ってコンビニに行ったり、自宅に帰る人もいましたから。

 

一番厳しいのが10日間の隔離で、

インド、ネパール、パキスタン、モルディブ、バングラデシュ、スリランカ、アフガニスタンからの入国者です。

 

最近ベトナムとマレーシアに変異株が拡大しているので、こちらは6日間の隔離です。

 

ではこの隔離日数が3日、6日、10日の差は何なのでしょう。

相手国で感染拡大している程、長くなると思いますが、どうもスッキリしません。

つまり、日にちで差をつける必要があるのかと思うのです。

感染している可能性がないから3日間の隔離で良いけど、

感染している可能性があるから10日間の隔離が必要っていう事ですよね。

でもこれは確率の問題で3日隔離の人でも自宅待機期間に発症した人がいそうですが、

今まで入国4日以降に発症した人はいなかったのでしょうか。

 

そもそも自宅待機なんて当てになりません。

多い時で一日に200人だか300にんだかが行方不明になった話もありました。

その人たちはコンビニに行ったり、友達と会ったりしていたかもわかりません。

現に友達と飲食して感染を広げた人もいます。

 

ですから念には念を入れてもらいたいです。

常に最悪の事態を想定して考えてもらいたいのです。

 

ワクチン接種では医療従事者や企業の協力で加速度的に進んでいるのに、

片や、入国者の管理も出来ず、感染拡大させているとしたらガックリ来ます。

 

罰金もない日本ですから、尚更入国者の管理を厳しくして欲しいです。

一般人が自粛している中、入国者の管理が疎かでは納得いきません。

みんなで頑張ろうと思っているのに、これではやる気が失せて勝手な行動する人も出てくる筈です。

そこのところを政府にはもっと理解してもらいたいです。

そして甘い考えを捨てて、厳格な水際対策強化をしてくれなければ、

東京五輪を反対する人も増えるでしょう。

正直、このままでは最悪の事を想像してしまいます。

菅さんも「安心安全の東京五輪」と言うなら、本気なんだと思えるような水際対策をしてもらいたいです。

 

話が少し逸れますが、インドやマレーシアの感染拡大は油断したことが原因だと言われています。

インドでは沐浴、マレーシアでは「ハリダヤ」という行事で油断したからだと。

では日本ではどうでしょう。

5月の連休で羽目を外した人がいたのではないでしょうか。

特に北海道や沖縄の感染急拡大は観光客の移動が原因も考えられます。

テレビではゴーツーキャンペーンは関係ないと言われていますが、

本当にそうなのかと疑っています。

また7月の東京五輪は連休どころではありません。

インドの沐浴やマレーシアのハリダヤ同様、

東京の感染拡大はオリンピックが切っ掛けにならない様にして欲しいです。