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中国への配慮も…東アジアサミット議長声明 「拉致問題の解決」も盛り込まれる。

2019-11-06 13:12:20 | 嘆き

gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/ntv_news24/world/ntv_news24-539370

タイで開かれた東アジアサミットの議長声明が5日、発表された。中国の軍事拠点化が進む南シナ海の問題については、中国への配慮がにじむ内容となった。

地域の安全保障を話し合う東アジアサミットには日本やアメリカ、中国など18か国が参加した。議長声明では、中国の軍事拠点化が進む南シナ海の問題について、「埋め立て活動に関するいくつかの懸念に留意する」とした。会議前の声明案では「継続的な軍事化に対する深刻な懸念を表明した」と強い表現を用いていたが、中国の反発で押し戻されたとみられる。

また、北朝鮮については、声明案になかった「拉致問題の解決」の文言が盛り込まれた。日本などが盛り込むことを強く求めたものとみられる。
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東アジアサミット(East Asia Summit=EAS)は以下の18か国が参加していますが、

 

 
今年は11月2日から3日間の日程で首脳会議が開催され、4日に閉幕しました。

東アジア首脳会議での写真撮影に臨む安倍総理2
 
 
今回のサミットでは地球温暖化問題、環境問題などが話し合われましたが、
 
やはりこの地域の一番の懸案事項は中国の傍若無人の振る舞い、南シナ海での人工島問題です。
 
中国は勝手にサンゴ礁を埋め立てて人工島を作り、軍事基地化を進めています。
 
こんな中国のやりたい放題を許していたら、南シナ海が中国に侵略され、
 
日本は中東からの石油輸入ルートが安全に確保できなくなるでしょう。
 
 
そこは他の国も危機感を抱いています。
 
声明文では「中国の継続的な軍事化に対する深刻な懸念」との声明を出す予定でした。
 
しかしこれは中国の反発で「埋め立て活動に関するいくつかの懸念に留意する」に。
 
南シナ海が軍事基地になるのを阻止したいのに、これじゃあ弱すぎます。
 
目的達成には一歩も引かない中国ですが、
 
それを何とか止めさせるのが国際会議なのにこれじゃあね。
 
これで発言力の大きさは経済力と軍事力なのだとよくわかりました。
 
 
日本の最大懸念材料は北朝鮮の核開発と拉致問題です。
 
特に拉致問題は多くの国で共有してもらい、一日も早く解決して欲しいところです。
 
その為、当初なかった文言を日本の強い求めにより盛り込まれたようです。
 
 
では拉致問題について声明文にはどう表現しているのか気になります。
 
声明文により、この地域の国が解決に協力してくれるかどうかです。
 
 
外務省のHPに声明文がありますが今のところ英文だけです。
 
議長声明英文(PDF)別ウィンドウで開く
 
拉致問題は36項目の29番目に、ほんの2行だけ。
 
Some Leaders emphasised the importance of addressing issues of humanitarian concerns of the international community, including the resolution of the abductions issue.
 
一部の首脳は拉致問題解決を含む国際社会の人道的懸念の問題に取り組むことの重要性を強調した。
 
えっ?これだけ? たったこれだけ?
 
ちょっとガッカリです。
 
一部の首脳ですか。
 
安倍さんと他は誰なのでしょう。
 
 
北朝鮮は国策として多くの日本人を拉致し続けているのです。
 
極悪非道な北朝鮮をもっと非難する声明を出せないのかと、ガッカリします。
 
北朝鮮による拉致が判明されてから17年です。
 
その間、日本は何をしましたか。
 
どれだけ解決の為に努力しましたか。
 
あらゆる力、知恵を総動員して取り組んできましたか。
 
政府与党が動かなければ、野党が非難すべきでした。
 
しかし政治家たちの多くは他人事なのです。
 
そして他力本願なのです。
 
 
日本は国民を拉致されても積極的には何もしないと思われていませんか。
 
 
竹島も北方領土も絶対に取り返そう、尖閣を守り抜こうと思っていますか。
 
外交問題は複雑で様々な事情で簡単にはいかないでしょう。
 
それでも、領土や国民を断固として守り抜こうとの気概がみえてきません。
 
過去の政権も現政権も。
 
 
東アジアサミットの議長声明に拉致問題が少しでも盛り込めてよかったです。
 
しかし、これで他国の首脳の心に響いたかと言えば、疑問です。
 
あらゆる国際会議で拉致問題解決を訴え続け、
 
政治の力で何が何でも取り戻す姿勢を見せてもらいたいです。
 
 
 

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