【北京=三塚聖平】社民党の福島瑞穂党首は19日、中国共産党序列4位の王滬寧(おう・こねい)政治局常務委員と北京市内で会談した。福島氏によると、アステラス製薬社員らスパイ容疑で中国で拘束された日本人の解放のほか、ビザ(査証)の緩和などを求め、王氏からは能登半島地震の犠牲者への哀悼の意の表明があった。

福島氏と王氏は会談で、東京電力福島第1原発処理水の海洋放出に反対する考えで一致した。福島氏によると、王氏から「人類共通のものなので海を汚すべきでない」といった発言があったという。

福島氏は19日、中国共産党中央対外連絡部の劉建超部長とも会談。劉氏は「日本社会において平和と進歩を進める重要な力の一つだ」と社民党を評価した。

福島氏は18日、北京市郊外にある盧溝橋近くの中国人民抗日戦争記念館を訪問し、献花した。福島氏は館内で「日本が引き起こした侵略戦争の犠牲になった方々や、その家族に改めて心よりおわび申し上げる」と述べた上で「日本と中国の国民は絶対に戦争をしてはならない」と表明した。

昨年11月に訪中した公明党の山口那津男代表は、党序列5位の蔡奇・政治局常務委員と会談していた。

冬のライン「雪だるま」

福島瑞穂さんが訪中するとのニュースがありましたが、「MIZUHOは何しに中国へ?」と思っていましたが。

社民党首、18日訪中=「戦争させない共通認識を」(時事通信) - goo ニュース