最近お参りネタばかり・・・正月ということでご勘弁のほど
そんなわけで、事務所から一番近い神社にお参りを
と思ったら、「港七福神めぐり」というのをやっているそうで・・・
東京十社巡りと合わせてボチボチと
と、その前に「57時間」と「33時間」がまだ中途だった こちらもボチボチと
で、昨日のビートたけしのお伊勢参りのくだり・・・自分的にはかなり良かったような
たしかに自分も圧倒された
たけしが言うように、参拝客増えて・・・赤福売れるかな
自分もまた行きたくなったのは言うまでもなく
こんな記事も見かけました
***** 日経夕刊(12/24)「あすへの話題」より ここから *****
『楕円と再生の思想』
「日本」という国家の原型は、古代史上最大の内乱であった「壬申の乱」によって生み出された。当方の考えるところ、これは唐風文化一辺倒の大友皇子を奉ずる近江朝廷と、国風文化を重んずる大海人皇子との戦いで、結果はご承知の通りである。では、勝利を収めて即位した天武天皇の治世が、こんどは国風を唯一絶対とする原理主義になったかといえば、決してそうではない。
漢字と和語を綯い交ぜにして、話し言葉と書き言葉の双方の働きをそなえた「日本語」を最初に確立した『古事記』の口誦と筆録は、天武天皇の発声に始まっている。天皇家の祖先は天照大御神である・・・・・と物語る『古事記』を口誦しながら、天武天皇は官寺の造営にも力を注いで、日本中の家々に異国の教えである仏教を浸透させた。このような原理主義者がどこにいるだろう。和語と漢字の見事な融合、神と仏の和らかな共存。世界に類のないこの二元の構造こそは、わが国の文化の最大の特徴で、壬申の乱が「日本」という国家の原型を生み出す基になった・・・・・というのは、そういう意味なのである。
異質で相反する要素の和らかな共存を図って、二つの商店を持つ楕円形の国家を形成したい、というのが天武天皇の願った理想の和の国の姿であった。伊勢神宮において旧宮と新宮の敷地が隣接し、20年ごとに神様(御神体)がその間を往復する・・・・・という奇跡的な遷宮制度の創始者も天武天皇である。希望を失って真っ暗闇と化した世の中に、ふたたび天照大御神が新たな光明をもたらす「天の石屋戸」神話は、死と再生の劇であり、遷宮はその祭祀化なのである。この「楕円と再生の思想」こそ、日本を救う。僕はそう確信して疑わない。
(作家 長部日出雄)
***** 日経夕刊(12/24)「あすへの話題」より ここまで *****
ご承知でないことが自分には多すぎる・・・日本史でも勉強するかなぁ
そんなわけで、事務所から一番近い神社にお参りを
と思ったら、「港七福神めぐり」というのをやっているそうで・・・
東京十社巡りと合わせてボチボチと
と、その前に「57時間」と「33時間」がまだ中途だった こちらもボチボチと
で、昨日のビートたけしのお伊勢参りのくだり・・・自分的にはかなり良かったような
たしかに自分も圧倒された
たけしが言うように、参拝客増えて・・・赤福売れるかな
自分もまた行きたくなったのは言うまでもなく
こんな記事も見かけました
***** 日経夕刊(12/24)「あすへの話題」より ここから *****
『楕円と再生の思想』
「日本」という国家の原型は、古代史上最大の内乱であった「壬申の乱」によって生み出された。当方の考えるところ、これは唐風文化一辺倒の大友皇子を奉ずる近江朝廷と、国風文化を重んずる大海人皇子との戦いで、結果はご承知の通りである。では、勝利を収めて即位した天武天皇の治世が、こんどは国風を唯一絶対とする原理主義になったかといえば、決してそうではない。
漢字と和語を綯い交ぜにして、話し言葉と書き言葉の双方の働きをそなえた「日本語」を最初に確立した『古事記』の口誦と筆録は、天武天皇の発声に始まっている。天皇家の祖先は天照大御神である・・・・・と物語る『古事記』を口誦しながら、天武天皇は官寺の造営にも力を注いで、日本中の家々に異国の教えである仏教を浸透させた。このような原理主義者がどこにいるだろう。和語と漢字の見事な融合、神と仏の和らかな共存。世界に類のないこの二元の構造こそは、わが国の文化の最大の特徴で、壬申の乱が「日本」という国家の原型を生み出す基になった・・・・・というのは、そういう意味なのである。
異質で相反する要素の和らかな共存を図って、二つの商店を持つ楕円形の国家を形成したい、というのが天武天皇の願った理想の和の国の姿であった。伊勢神宮において旧宮と新宮の敷地が隣接し、20年ごとに神様(御神体)がその間を往復する・・・・・という奇跡的な遷宮制度の創始者も天武天皇である。希望を失って真っ暗闇と化した世の中に、ふたたび天照大御神が新たな光明をもたらす「天の石屋戸」神話は、死と再生の劇であり、遷宮はその祭祀化なのである。この「楕円と再生の思想」こそ、日本を救う。僕はそう確信して疑わない。
(作家 長部日出雄)
***** 日経夕刊(12/24)「あすへの話題」より ここまで *****
ご承知でないことが自分には多すぎる・・・日本史でも勉強するかなぁ