能登の里山を縦断する大規模農道、この道路は、里山の道路網の整備と農地の近代化を図る目的で、建設されているものと思う. 走ってみると、トンネル橋梁が整備され、直線区間が長く快適な近代的道路。この農道と繋がる市町村道に入ると、耕地放棄地や集落の過疎化が著しい。<大規模農道脇の耕作地も荒廃の道を辿る><集落に定住者がいないようだ><この集落に、大地主の面影を残す><集落の上に、大規模農道の横断する橋梁が . . . 本文を読む
のと里山里海道路から徳田大津ICを降りて、富来方面に向かう途中に広々とした稲田風景が広がる。右手に谷屋・栗山集落への標識があり立ち寄る。この周辺は、昭和40年代に土地改良事業で2,500㌃余りの稲田が区画整理された。名勝で谷屋集落に志賀町指定文化財「長龍寺庭園(鹿谷園)」があって、石川県の古庭園の一つに数えられている。<谷屋集落><谷屋 長龍寺本堂><庭園は、次回改めて訪問することにした><弘法大 . . . 本文を読む
金沢近郊の里山では、稲作農家の繁忙期、猫の手でも借りたいと言われたのは過去の話。時代の流れで水田も広く整備されて、今はトラクターのエンジン音が快く響くのどかな風景。今年も豊作となるか、新米が待ち遠しい。<トラクターが耕す傍で、飛び出す獲物を待つサギの執念><林道から垣間見る集落と棚田風景が胸を打つ><老夫婦も仲良く頑張っているぞ‼><今日も一日が暮れて行く> . . . 本文を読む
小松市梯川支流大杉谷川地区で、小松市街から南方向に20km、県道沿いに四集落が連なる。現在、二集落に23世帯35人が居住しているが、二集落に定住者がいなくなった。平成に入り、道路改修が大幅に進み市街地からも交通の利便性が格段に良くなったが、皮肉にも、人口の減少に歯止めが掛からず、やがて人が住まない集落へと変貌するかも。
<往時に、酒屋さんやタバコを販売する店があった><この集落も人が消えた。残さ . . . 本文を読む
金沢市街から南へ10km(標高250~300m)余り、階段状に集落が広がる。今は農家にとって一年で最も忙しい農繁期ながら、集落の中に入っても、人影が見当たらない。集落周辺の棚田に向かうと、農耕トラクタがエンジン音を残して水田を耕しているが、傍に人影がない。
<この耕作地も放棄されて行くだろう><畑では、猪等の害獣対策に苦慮している様子が伺える><集落の家屋も全般に良好ながら、住む人の減少が目立つ . . . 本文を読む
ここは七尾の里山、旧七尾城址「山城」から更に峠を越えて3km。粗悪な私有地道路を500mほど入ると、知人の持ち主が半世紀余りに亘り、桜や椿、楓等々沢山の樹木が育てられている。自家製の管理棟や畑も開墾して耕作しているが、近年の猪や小動物の外敵にも苦労している。この山が気に入った動機は、南斜面で日当たり良く、遠景に富山湾の背景に立山連峰が連なる雄大は景観に惚れたという。それ以来、天気が良ければ毎日で . . . 本文を読む
南砺市史跡「土山御坊跡」の見事な「石楠花」の群落が満開になった。4月8日にもUpしましたが、これほど沢山の「高木石楠花」が群生して開花する庭園に合ったことがない。これまで、見事な開花をもたらしてきた石楠花も、地元土山集落住民の熱意とボランテアー精神で支えてきた。急速な過疎化と、お世話してきた住民の高齢化で、充分な管理が難しくなり、石楠花の衰弱が目立ち始めた。構造物の老朽化は補修すれば回復するが、石 . . . 本文を読む
この集落も市街地から11km余り(標高420m)で、高台からの展望も素晴らしいが、特に特産を持たない地域の里山では、廃村が著しく世代交代を余儀なくしている。
<集落から人影が消え、手前の無線塔も寂しく建っている。><集落の入口に「新道開通記念碑」建つが、当時の区長さんが私利私欲を捨て、土地や 建設費の立替をし、行政の陳情を重ねて完成に導いたこと等、村人の辛苦の戦いで あったこと等が記されている . . . 本文を読む
金沢市街から10km余り(標高430m)、この周辺の集落も過疎化の波に呑まれて行くが、竹の子の産地で二世帯住宅も比較的多く、緩やかに推移しているようだ。庭先に育てられている「石楠花」も春を告げる代表花で、来る人を迎えていた。
<大正元年に集落毎に出来た小学分教場を、大正6年に3分教場を合併し、昭和 57年廃校となり、校舎跡地に記念碑を建立したもの><記念碑から2km先に林道三叉路、この峠の喫茶 . . . 本文を読む
金沢の里山ダム周辺の桜も終わり、山々に木の芽が目立つようになり、やがて新緑が日々冴えてくる頃となった。<ここは、犀川から犀川支流内川を跨ぐ15kmの犀鶴林道で、途中谷筋からの 残雪が残る><3km余り上ると、分岐道路があり、積雪が見当たらない。><更に1km余り上ると、北斜面の残雪が残り、先に車が進もうとしているが、この時期の 残雪は固く、危険である><引き返して、分岐道路から対岸の本線を見ると . . . 本文を読む