正さん日記

世の中思いにつれて

最悪、秋葉原通り魔事件で7人が犠牲に

2008-06-09 17:34:47 | 社会
 昨8日午後0時半ごろ、東京秋葉原原電気街の交差点で起こった通り魔による無差別殺傷事件は正に狂気の沙汰そのものだった。
 死者7人、重軽傷者10人は過去のこの種の事件では最悪のものだった。やり方も暴虐無人で、先ず歩行者天国に2トントラックで突っ込み、横断中の通行人3人をはねた。その後トラックから降りてサバイバルナイフ(刃渡り約13センチ)を振り回し、無防備の通行人らを次々に刺した。
 しかもこの犯人は、事件直前の8日早朝から正午過ぎ、携帯電話サイトの掲示板に、今回の通り魔事件を予告する書き込みをしたと供述した。容疑者が実際に予告していたことが判明するのは異例である。
 逮捕された加藤智大(ともひろ)容疑者(25)は「生活に疲れてやった。だれでもよかった」と供述した。
 また、ご他聞にもれず犯人の男については、青森の高校時代や、現在、派遣社員として働いていた職場でも「おとなしくて優秀だった」という評判だ。
 この事件で死亡した7人は、寸前まではまったく死など考えも及ばず、元気で歩行者天国を楽しんでいたに違いない。それが理不尽にも赤の他人の狂気によって突然命を断ち切られた。その無念はいかばかりか。家族や関係者の悲しみと怒りは想像を絶する。
 しかし、その怒りを犯人にぶつけたところ無くなった命はもう元に戻らない。こんな悲劇がいままで何度も繰り返してきたことか。しかも、事前の警戒や、防御することがほとんど不可能なのだから何とも御し難い。
 ただ、今度の事件は事前に携帯電話サイトの掲示板に書き込まれていた。警視庁には、この携帯専用掲示板とは別のインターネットの掲示板に「5日以降に秋葉原で惨事」などの書き込みがあるとの情報が寄せられ、万世橋署にも参考連絡していたが、結局予防はできなかった
 これが、若し国家的行事がある中で、このような予告が書き込まれた場合ならどうだったろう。油断が無かったとは言い切れまい。
 3月には茨城県で同様の事件が起こったばかりだ。この事件の犯人は、事前に殺人を犯し指名手配されていたのに、警察が厳重警戒を怠って無差別殺人を起こされた。このような経緯をみると、必ずしも未然に防げない事件ばかりではないような気がする。「関連:3月25日

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