今日は憲法記念日、恒例になっている護憲派、改憲派の集会があり、それぞれでその必要性についてキャンペーンを展開する。
メデェアによれば、改憲勢力はそれほど増えているとは思えないが、戦争に関係する第9条改憲派が増えていることが特徴だ。
その背景は、ロシアによるウクライナ侵攻、中国の台湾圧力、北朝鮮のミサイル発射がある。また、戦争を知らない若ものが、これらの事態に誘発されていると思われ、危うさが感じられる。
これらを想定する事象として、先の衆参議員補選、統一地方選挙で右派政党の維新の会の躍進が上げられる。
維新の会は、大阪を中心にした関西における勢力だけでなく、全国で地方議員を大幅に増やしたことが、若もの中心の右傾化を表わしている。
しかし、これらの若ものが、日本が有事になった場合、現在のウクライナのように戦場に向かう覚悟があるかと言えば、恐らく何も考えてはいないだろう。
その理由の裏付けとして思われるのは、自衛隊への入隊者が極少ないという事実だ。最も,自衛隊への入隊希望者の少ないことは、今に始まったことではなく恒常的になっている。
そんな中で、防衛三文書の改訂、敵基地攻撃能力の保持など、憲法第9条に関わる重要施策を熟議なしでどんどん前に進めている岸田内閣が、いとも簡単に改憲へ踏み込む可能性を否定できない。
第9条改定が夢だったと言われる安倍晋三元首相は、国民から警戒されて本意を果たせずに退任したが、案外、素知らぬ顔で物事を前進させている岸田文雄首相が、憲法第9条改定へ一歩踏み出すかもしれない。
その点で、護憲派としては、岸田氏の一挙手一投足を、目を見開いて見守ることが必要になっている。「関連:2022年5月3日」
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