正さん日記

世の中思いにつれて

菅氏、安倍内閣の完全継承で5派閥が支持、安倍政治の評価は後回しに

2020-09-03 12:42:22 | 政治

 自民党の総裁選びは5派閥が群がるように菅義偉官房長官を担ぎ、その中で少しでも優位な立場に立とうとして各領しゅうが動き回っている。

 例えは悪いが、病気で倒れたライオンにハイエナが群がるような光景に見える。つまり、菅氏はあくまでも病気で退任した安倍晋三首相の成り代わりのように思えてならない。

 そう感じてしまうのも、昨日、5派閥の支援を確認するように、おもむろに立候補した菅氏が、ほとんど安倍内閣を引き継ぐような説明をしたからだ。

 7年8カ月に亘って君臨した安倍内閣の評価が定まらない中で、まるで安倍内閣を継承することが総て正しいと国民に押し付けているような感じだ。

 もちろん、菅氏は官房長官として安倍首相と一体になって内閣を担ってきたのだから当然と言えばその通りだ。

 しかし、菅氏の支持を表明した5派閥も、菅氏が安倍内閣を継承するのにふさわしい人物だから支持するとして、いかにも安倍内閣が絶対的存在だったと断定しているように見えるが、これには違和感を覚える。

 さて、一部では、菅内閣は安倍首相の任期満了になる来年9月30日までの断定内閣だとする見方があるが、果たしてどうなるか。

 衆議院の任期は来年の10月までなので、その間には必ず総選挙がある

 菅氏の任期は安倍首相の任期までとなるが、それまで解散総選挙を行って自民党が勝利すれば、菅内閣はさらに続くことになる。

 一方、総裁の任期満了まで解散総選挙は見送り、改めて総裁選挙を行って、衆議院任期満了に対応する総選挙の顔を選ぶことになるのか。

 その場合、菅氏が再度立候補するのか、今回の顔ぶれの石破茂氏、岸田文雄氏をはじめ、若手を含め新顔が総裁選挙に躍り出るのか一つの時代の分かれ目になりそうだ。「関連:9月2日

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする