こぶた部屋の住人

訪問看護師で、妻で、母で、嫁です。
在宅緩和ケアのお話や、日々のあれこれを書き留めます。
看護師さんも募集中!!

ケアマネさまざま。

2009-06-15 23:39:05 | 訪問看護、緩和ケア
明日の新患さんの初回訪問の確認で、ケアマネさんと連絡を取りました。
いつも、困難事例やわけあり事例を大岡裁きのように解決している瀬谷の母です。

「昨日先生の往診にご一緒したとき、先生はこの状態なら、訪問看護はいらないかもね。って言ってたけれど、今までの生活習慣や内服状況、入院退院の繰り返しを考えると、ちゃんと看護師さんに入ってもらって、生活習慣の見直しや、食事、服薬指導をしてもらったほうがいいと思ってます。よろしくね」と言ってくれました。
先日の、ケアマネは、病院が必要って言ってるのに、「今は落ち着いているからいらない。」って言ってましたっけ。
ケアマネさまざまですよね。
全体を見通して、きちんと役割分担ができるか。
将来を見て、今何が必要か説明できるか。

単位だけを見て、今しか見えないで、家族にも説明ができないから、言われるままにしかプランが作れない人もいれば、バランスよく必要なサービスをコーディネイト出来る人もいる。
お料理もそうだけど、けっこうこれもセンスがいると思います。
お料理も全体のバランスを見れないと、上手に作れないのと一緒です。

それにしても、訪問看護ってまだまだ知名度低いです。
ケアマネのなかには、まだまだ単位が高いだけの、扱いずらいサービスとしか見ていない人たちがたくさんいるんですよね。

でも、ちゃんとわかってくれる人もいるので、頑張らなくちゃと思います。
若いケアマネさんでも、電話でいろんな相談をしてくれる人もいるので、なるべくいろんな情報を提供したいと思っています。

今は、看護学生から、大学院の研究生からいろんな人たちが研修、実習に来ていますので、若い力をどんどん育てて、いつか在宅の現場にパワーを運んでくれるように願っています。

明日は、夕方からめぐみ在宅クリニックで「在宅緩和ケア研究会」があります。
「地域で看取る。」がテーマです。
私達でかかわった「独居の看とり」を事例にあげて、フリーディスカッションをします。
区の高齢担当者も含め、地域ぐるみで取り組む基礎にしたいと考えています。
特に、福祉系のケアマネさんに看取りまでのプロセスをお知らせできればと考えています。
お近くのケアマネさんで、興味のある方、覗いてくださいね。

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