6月16日は、めぐみ在宅クリニックの在宅緩和ケア研究会でした。
今月は、うちのステーションと下瀬谷ケアプラザ、Kヘルパーステーション、めぐみ在宅のチームで看取った、独居の方のケース紹介から始まりました。
ケース紹介の後、良かった点を挙げ、その方の支えは何だったのかを考えました。
そして、現実と希望のギャップをどこまで埋められたのかを検証。
本人の希望がある程度かなえられたことを確認しました。
では、現実に今後社会の中で、どのような体制があればいいかを、生活面と、医療面に分けて考え、また、支援や医療を拒否する人に対し、医療的な裁量を何所まで行使すべきか、をグループワークで話し合いました。
24時間体制のヘルパー事業所を増やすことや、ヘルパーの行える医療的な行為を増やす必要があること、またインフォーマルな支援をもっと増やしていくなどの意見がおおかったのはもっともな話でした。
しかし、医療や支援を拒否する人にとって、周囲の人がなんだかんだと入ってくるのは、もしかしたら「ありがためいわく」かもしれないという意見もありました。
たしかに、この事例の方も、自分から近隣のかたを遠ざけていたようです。
でも、寝たきり状態のなってからは、どうだったんでしょう?
近所の方ではないものの、私たちを受け入れてくれた。
必要な時に、必要なだけかかわってくれればいいんですよね。
だからこそ、最後まで覚悟をきめて一人でいられたのでしょう。
まあ、これも実際は難しい話ですが・・
自殺しようとする人を止めるのは、裁量権の行使ですが、末期癌の人が治療をやめて緩和ケアを選ぶことは、可能なことです。
じゃあ、癌じゃなくて衰弱している人を、本人の意思だからと言って放って置いていいのか?
けっきょく、法の問題が大きく立ちはだかり、答えは出ませんでした。
法律的なアドバイザーがやっぱりほしいですね。
でも、言えることは、自分の最後を自分で選ぶ権利と、十分判断した上でそれをサポートする人たちも、守ることができればいいなと思いました。
そこが守られないと、在宅での旅立ちを支援することが難しくなってしまうと思いました。
まだまだ、難しい課題を残す結果となりましたが、地域でそういう看とりについて、意識的にかかわれるようになれれば、それはそれでよいきっかけになったのではないかと思っています。
今回も、ケアマネや看護師のほかにも訪問入浴スタッフや、大学院生なども盛況のうちに終了しました。
ちょうど、ゲリラ雷雨で、外では激しい稲光と落雷で、帰りにみんさんずぶ濡れになったのではないでしょうか。
翌日の水曜日は、午後から横浜市民病院の地域連携会議に出席。
そのあと、市民病院の緩和ケア病棟を見学させていただきました。
全室個室で、広さもあり本当によく考えられて作られていました。
立派な機械浴もありました。
でも、私はどうなんだろか。ここで死ねるだろうか?
夜をどんなふうに過ごすのだろうか?
と、ちょっと考えてしまいました。
また、1泊あたり12000円弱の部屋代と、そのほかに治療費がかかるので、経済状態も余裕がないと入れないようでした。
大急ぎで見学してから、在宅人工呼吸器の勉強会に出席して、長い一日が終わりました。
ここにきて、波がまた寄せてきておます。
ケアマネと訪問看護セットで御依頼の方や、「早急な訪問お願いします。」
など、まいにち外から戻ると私のデスクは、張り紙の山です。
とにかく、一つずつこなしていくしかありません。
手術までの2週間で、なんとか収集をつけたいと思っています。
今月は、うちのステーションと下瀬谷ケアプラザ、Kヘルパーステーション、めぐみ在宅のチームで看取った、独居の方のケース紹介から始まりました。
ケース紹介の後、良かった点を挙げ、その方の支えは何だったのかを考えました。
そして、現実と希望のギャップをどこまで埋められたのかを検証。
本人の希望がある程度かなえられたことを確認しました。
では、現実に今後社会の中で、どのような体制があればいいかを、生活面と、医療面に分けて考え、また、支援や医療を拒否する人に対し、医療的な裁量を何所まで行使すべきか、をグループワークで話し合いました。
24時間体制のヘルパー事業所を増やすことや、ヘルパーの行える医療的な行為を増やす必要があること、またインフォーマルな支援をもっと増やしていくなどの意見がおおかったのはもっともな話でした。
しかし、医療や支援を拒否する人にとって、周囲の人がなんだかんだと入ってくるのは、もしかしたら「ありがためいわく」かもしれないという意見もありました。
たしかに、この事例の方も、自分から近隣のかたを遠ざけていたようです。
でも、寝たきり状態のなってからは、どうだったんでしょう?
近所の方ではないものの、私たちを受け入れてくれた。
必要な時に、必要なだけかかわってくれればいいんですよね。
だからこそ、最後まで覚悟をきめて一人でいられたのでしょう。
まあ、これも実際は難しい話ですが・・
自殺しようとする人を止めるのは、裁量権の行使ですが、末期癌の人が治療をやめて緩和ケアを選ぶことは、可能なことです。
じゃあ、癌じゃなくて衰弱している人を、本人の意思だからと言って放って置いていいのか?
けっきょく、法の問題が大きく立ちはだかり、答えは出ませんでした。
法律的なアドバイザーがやっぱりほしいですね。
でも、言えることは、自分の最後を自分で選ぶ権利と、十分判断した上でそれをサポートする人たちも、守ることができればいいなと思いました。
そこが守られないと、在宅での旅立ちを支援することが難しくなってしまうと思いました。
まだまだ、難しい課題を残す結果となりましたが、地域でそういう看とりについて、意識的にかかわれるようになれれば、それはそれでよいきっかけになったのではないかと思っています。
今回も、ケアマネや看護師のほかにも訪問入浴スタッフや、大学院生なども盛況のうちに終了しました。
ちょうど、ゲリラ雷雨で、外では激しい稲光と落雷で、帰りにみんさんずぶ濡れになったのではないでしょうか。
翌日の水曜日は、午後から横浜市民病院の地域連携会議に出席。
そのあと、市民病院の緩和ケア病棟を見学させていただきました。
全室個室で、広さもあり本当によく考えられて作られていました。
立派な機械浴もありました。
でも、私はどうなんだろか。ここで死ねるだろうか?
夜をどんなふうに過ごすのだろうか?
と、ちょっと考えてしまいました。
また、1泊あたり12000円弱の部屋代と、そのほかに治療費がかかるので、経済状態も余裕がないと入れないようでした。
大急ぎで見学してから、在宅人工呼吸器の勉強会に出席して、長い一日が終わりました。
ここにきて、波がまた寄せてきておます。
ケアマネと訪問看護セットで御依頼の方や、「早急な訪問お願いします。」
など、まいにち外から戻ると私のデスクは、張り紙の山です。
とにかく、一つずつこなしていくしかありません。
手術までの2週間で、なんとか収集をつけたいと思っています。
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