こぶた部屋の住人

訪問看護師で、妻で、母で、嫁です。
在宅緩和ケアのお話や、日々のあれこれを書き留めます。
看護師さんも募集中!!

看護師ブログのランキングです。ポチッってしてもらえると励みになります。(^^)/

にほんブログ村 病気ブログ 看護・ナースへ
にほんブログ村

熱中症予備軍

2011-06-28 23:43:37 | 訪問看護、緩和ケア
暑いですね~。

この時期から熱帯夜とは、いったい日本はどうなっているのでしょうか??

スタッフも訪問のたびに、高齢の患者さんがぐったりしている場面に遭遇しては、エアコンを入れたり水分を取らせたり、何度脱がしても次にはまた着込んでいるフリースやセーターを脱がし、悪戦苦闘をしています。

高齢の方の多くは、どうやら暑さを感じにくいようで、この気温でも窓を閉め切って長袖を着込んでいたり、暖房器具を使っていたりします。

そこにエアコンをいれても、カゼがそよそよ来たとたん『寒い!寒い!』が始まります。
なるべく風のこない場所にベットを入れて欲しいのですが、残念ながら家具やら荷物やらの関係で、思うようなところにセッティングはされていません。

特に独居や老々家庭では、30度以上になった部屋で真っ赤な顔をして、体温も上昇して朦朧としている方に良く出会います。
たいがい汗びっしょりで、ぐったりしていますし、もっとひどければ皮膚もカサカサで、脱水症状になっていたりします。

毎年、この時期になると緊急のご依頼で、点滴の患者さんが増えたりします。

うちのおじいちゃん、90歳ですが炬燵をしぶしぶ外したのが先週です。
未だに、ちょっと涼しくなると『寒いね。みんな寒くないの?』などと言っていますから、こちらもかなり危険だなと思っています。

こういう方が多いので、エアコンをつけて水分を取らせて、環境を調整する事に躍起になりますが、これも本当に追いかけっこです。

今年は特に、3.11以来節電の啓蒙が進んでいて、必要以上の節電で体調を崩す人が増えてくるのではないでしょうか。

現在「、夏のピーク時の電力不足で大規模停電がおこる!」
とか、「節電をしないのは、自分勝手な人」のように言われたりしていますが、少し冷静にリサーチすると、どうも原発がなくても電力は足りているようですね。
火力発電は地球温暖化に悪影響、原発は空気がクリーンみたいに言われていますが、そもそも原発を稼働させるために排出される熱水で海の温度が上昇して潮流に異変が起きていたのだという話も聞きました。

また、PPSと言う自前の発電所では、関電などよりも安い電気を、企業対象に売ることができるそうですが、これはいろいろな規制が罠のようにかけられていて、簡単に契約できないようになっているそうです。
特にガスコンバインという、火力発電でもCO2を抑える仕組みもあるそうで、どうやら原発を巡って利権がらみのきな臭いたくらみが働いているようですね。

現存する原発を安全だと言っている海江田さんとか、本当にそうですかね?
あとで、「想定外でした。」はもう許されないんですけれど・・。

・・って、全部受け売りですので、事の真偽は皆さんもご自分で調べてみたらいかがでしょうか?
政府や関電の報道を鵜呑みにするのも、どうも危険なようですよ。
放射線量も、そうとうまずいらしいですし・・。

原発で命がけで働いてくれている人の安全も、ちゃんと守ってくれるのかすごく不安です。

まあ、そんなこともあって、ずっとクーラー我慢して、扇風機を取り付けたりしたステーションですが、今週はガスのほうのクーラーを使い始めました。
ムンムンの患者さんのおうちで、シャワー浴で汗だくになったスタッフが、熱いハンドル握って帰ってきます。
患者さんの体調を維持する前に、スタッフが体調を崩さないようにしていきたいと思います。

不要な電力は使わないのが大前提ですが、間違った解釈は命とりですから、みなさん必要なエアコンは入れましょうね。