こぶた部屋の住人

訪問看護師で、妻で、母で、嫁です。
在宅緩和ケアのお話や、日々のあれこれを書き留めます。
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電話が鳴らない週末。事業仕分けの行方・・

2011-03-06 23:31:25 | 訪問看護、緩和ケア
今週は緊急当番でしたが、珍しく電話が鳴りませんでした。
明日も朝までには、まだ間があるのでわかりませんが、本当に静かな週末でした。

緊急当番でも、平日は鳴らないほうが多く、1週間通してならないこともあります。

緊急電話が鳴らないように、普段の訪問で問題をなるべく解決しておくこと、また病状経過の予測を、きちんとお話しすることが大事です。

特に排便コントロールやバルントラブルは、極力さけられるように工夫します。

今週は、そういう意味では落ち着いていました。

ただ、来週はちょっと心配です。
なるべく、心穏やかに自宅で過ごせ、ご家族も安心してみていられるような支援をしていきます。

そういえば、今日事業仕訳で「訪問看護」が話題になっていましたね。

訪問看護も、このところ何かと話題に上るようになり(良きにつけ悪きにつけ・・)少しずつ周知されてきてはいるのでしょうか??

訪問看護の常勤換算はいつも、小さな事業所のネックになっていましたから、こういう規制緩和はありがたいと思う一方、訪問看護の質の向上や看護師の健康管理を考えると、手放しで賛成というのもどうかと思ったり・・・。

自分ひとりで、緊急をどこまで対応できるのかと言えば、長い経過のうちには、トラブルの原因にもなりかねませんよね。

先日、県と市の訪問看護連絡協議会での話し合いの時、どの訪問看護ステーションでも、重症化が進んでいて、特に終末期の方が多くなっているという事でした。

どこの訪問看護ステーションでも、同じように質の良い看護が提供され、清潔で安心できる生活が送れるようになればいいなと思います。

数はこなすけれど、肝心なケアがきちんとされていないとか、ちゃんと向き合ってお話ができていないということが、ないように願っていますし、規制をかけるとすれば、質の向上を考えたものでなければならないと思います。

そんなことを考えるうちに世は深けて・・・
あとは朝まで静かに過ごしたい私です。