こぶた部屋の住人

訪問看護師で、妻で、母で、嫁です。
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大学編入を試みたけれど・・・

2011-03-03 22:51:46 | 訪問看護、緩和ケア
こういう仕事をしてはいますが、心理学などの専門的な勉強をしたわけでもなく、患者さんに対してはもちろんのこと、スタッフに対してもうまく接することが出来ていないのじゃないかと、いつも思っていました。

子供に対しても、短気に怒ってばかりいるような気がしますし、不穏な空気から逃げたくなったり、自分自身が不安定になったりします。

いわゆる未熟者なんですね。

そんな自分を変えたくて、人の気持ちをちゃんと受け止められるように、勉強したいと思っていました。

いろいろ調べていたら、通信制の大学で働きながら臨床心理を勉強できることがわかりました。

しかも、看護学校を出ていれば3年次編入ができて、早ければ2年で卒業し認定心理士がとれ、さらに大学院で頑張れば臨床心理士の受験資格も得られるというもの。

臨床心理士までは無理としても、認定心理士なら頑張ればとれるかも・・・。
ますます忙しくなって、自分のクビは締まるかもしれないけれど、好奇心や学びたい心は充足できるかも・・。

そこで奮起して、大学説明会にも行き、インターネットで受験申し込みをし、高校やら看護学校やらの書類を取り寄せていました。

揃えるうちに、卒業した看護学校の「編入学資格証明書」というものが必要なことがわかり、それも請求して待っていたのですが・・。

ここで大きな落とし穴があったんです。

最初に受験をしようと思った時から、実は心配していたことがあって、説明会や受験校に電話をして確認していたことがあったのですが、そのときは「大丈夫でしょう。」というお返事だったので、受験を決めたのですが、結局それがやっぱり問題となったのです。

私は普通高校を卒業したとき、呑気に1校だけ看護学校を受験し、見事に落ちました。
滑り止めとか全然考えていなかったので、どうしようかと迷った時に、親戚から「全日の准看護学校があるから、浪人するぐらいならそこへ2年行って、そこから高看へ進学すればいい。」と言われました。

看護師にはどうしてもなりたかったので、言われるまま准看護学校へ行き、卒業と同時に横浜市立大学医学部付属高等看護学校第2看護科に進学したわけです。

第2看護科は、准看からの進学コースで、2年で卒業とともに看護師国家試験を受け、市大へ就職後、今に至っているわけです。

ここで、第2看護科で大丈夫なのか?と言う事が不安でした。
でも、聴いたところによれば大丈夫とのことでした。

ところが、市大の教務課からこんな返事が返ってきました。

「本学の医学部付属高等看護学校は「専修学校」ではなく「各種学校」であり、看護系専修学校専門課程基礎資格を証明できる専門士の称号を付与できる認可を受けておらず、現在の制度ですと「各種学校」を卒業しても、4年制大学へ編入できないのが現状です。
専修学校の専門課程が「専門士」の称号を付与できる制度が創設されたの平成6年6月、大学への編入学制度の施行が平成11年4月ですが、本校の高等看護学校は平成6年度で募集を終了したためこの認可を受けていません。したがって、編入学資格証明書は記載できませんので、ご了承いただきますようよろしくお願い申し上げます。」
・・・って。

どうおもいます??(よくよく考えると、第2看護学科だけじゃなくて、学校自体がだめなの??)

じゃあ、閉校が1年遅ければ専修学校の認可を受けられていたわけなんだ・・・。

このラインは、いったいどうなんでしょう??

このころ、高等看護学校はのきなみ看護短大へと変わっていった時期です。
市大の高等看護学校も平成6年度をもって閉校して短大となり、今では医学部看護学科として、難関看護大学になってしまいました。

これで、今までの苦労は水の泡と化しました。

いくら年を取ったって、学びたい気持ちはあります。

同じ勉強をして、同じ資格を持っていて、最前線で働いてきたのに、学校が最後だからって勝手に認可を申請せずに閉校したわけです。
1年あとだったら(認可を取っていたら)、なんとか検討の対象にもなったようです。

こんなことで、学ぼうとする道が閉ざされることがあるのだと、初めて知りました。

本当は今日、健康診断をしたところで、マンマのエコー再検に行ったついでに、健康診断書も貰う予定でしたが、キャンセルしました。

なんかこう、力が抜けてしまって・・・。

まさか、市大の看護学校出てこんなことになるなんてね。

手紙には、同じような問い合わせが他にもあるって書いてありました・・。
みんなもがっかりしたんでしょうね。

あの当時は、こういう道が開けてくるとは、市大の看護学校の先生たちもわからなかったんでしょうが・・・。

これも世の中ってやつですか。
残念でなりません。



ところで、話は変わって今日は18時半から横浜市訪問看護連絡協議会と、県訪問看護ステーション連絡協議会との話し合いがありました。

市から県へ、「今後の連絡協議会の在り方についての提案」に対するお返事も頂きました。
が、やはり最後までズレがありましたね。

市が提案する未来に向けての県協議会の在り方は、ある程度はご理解いただけたようですが、やはりモチベーションの差は否めなく、組織の改革についても「来年までに考えます。」みたいな話になってました。
こんなにも温度差があるなんて、驚いてしまいました。

なんだか世の中って、ひずみのほうが大きいのかな~??