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猪突猛進 鈴木研究室へようこそ

関西医療大学大学院 教授である鈴木俊明研究室の紹介や鈴木が日頃考えている教育・臨床・研究への思いを熱く語ります。

片麻痺患者さんの「ぶんまわし歩行」は悪いのか??

2015-04-22 16:14:19 | 日記
理学療法士である私たちは、理学療法評価のなかで患者さんの特徴となる動作に注目する。

例えば、片麻痺患者さんの「ぶんまわし歩行」が特徴で、歩行の実用性を低下させていたとする。

そのときには、どのような歩容であるかを運動学的に表現する必要であるが、それと同時に「なぜ、ぶんまわし歩行をしなければいけないか?」を考える必要がある。

これだけの話では誤解されてしまうので、少し解説を。。。。。

ぶんまわし歩行になるのは、ぶんまわしてしまう筋群の筋緊張亢進もあるが、正常歩行に必要な筋の作用が乏しいために、ぶんまわし歩行をすることで歩くことができるという考えも必要である。

学生のレポートや理学療法士の症例報告をみると、後者の正常動作に必要な能力の問題には注目されていないことが多い。

片麻痺患者さんは「麻痺側下肢をぶんまわすことができるから歩くことができる」という考え方も大切である。

英語力は大事です。

2015-04-22 10:58:19 | 日記
昨日、国際学会の予行会をしました。

部下のなかで英語が大変に上達したものがいる。

嬉しいことです。

我々のような大学教員は高いレベルの研究をする必要がある。

高いレベルの研究とは、世界に通用する研究である。そのためには、英語は必須である。

日本の雑誌のなかでしか論文を発表しない(できない)人は、研究者としては良くない。

日本のリハビリテーション関連の雑誌のレベルが全て高いとは限らない。

私は以前に日本語でかいた論文を雑誌に投稿したら良い結果ではなかったので、勢いで海外の雑誌に投稿したら採用された経験がある。

今 理学療法領域の最先端で活躍している研究者でも、英語論文も書かなくて(書けなくかな?)偉そうに語っているものが多い。

若手の理学療法領域の研究者諸君へのメッセージ
みなさんのライバルは、国内ではない可能性が高い。果敢に英論文にチャレンジです。
だから英語を書けること、話せることはすごく大切です。

理学療法士になるための勉強量は?

2015-04-22 10:45:10 | 日記
理学療法士になるためには、どのくらい勉強したら良いか?

それは学生個人が決めたら良い。

大学では60%程度の知識で単位を与える。60%程度の知識は、理学療法士になってどの程度通用するか?

そのように考えると、しっかり勉強するべきである。

将来、他の医療職の方々としっかりディスカッションするためには、いくら知識があっても余ることはないわけです。