猪突猛進 鈴木研究室へようこそ

関西医療大学大学院 教授である鈴木俊明研究室の紹介や鈴木が日頃考えている教育・臨床・研究への思いを熱く語ります。

院生にある雑誌から論文の依頼がきました。

2012-07-30 23:01:47 | 研究
嬉しいことがありましたので、お伝えします。

大学院生がある医療雑誌から、今している研究で論文依頼が来ました。
嬉しいことです。我々の仲間でも、論文の依頼はいただきますが、今回のように大学院生が論文を依頼されることは本当にうれしいことです。

テーマも大変興味あるものであったからではないでしょうか。注目されたということです。頑張ってください。

私も最初に論文の依頼を頂いたときは本当にうれしかったですね。

おめでとうございます。これに続くんだ、院生のみなさん!!!


4年生、実習ご苦労様でした

2012-07-27 22:59:19 | 教育
4年生のみなさんは、今週で臨床実習が終了になります。本学の臨床実習は、2ヵ月が3回あります。多くの学校より多分、2ヵ月間ほど多いことになります。

その分、多くのことを学べたと思います。先日も、大学附属診療所の実習生の症例報告をしてもらいました。みんな、自らの言葉で自信をもって頑張ってくれました。

嬉しかったですね。本当にご苦労様、先生も嬉しかったですね。

さて、夏休みはなく、国家試験の勉強、就職活動と頑張ってもらいますよ。

これからのみなさんに更なる期待をしています。では・・




20歳代 忘れられない患者様

2012-07-27 22:53:20 | 理学療法
私が20歳代のころ、ある国公立病院の病院長の理学療法を担当させていただきました。

その先生は、視床出血のため高度の感覚障害があり、手術直後は歩行が難しいだけなく、麻痺側手も感覚障害のため全く日常生活では使用することができませんでした。

私の強烈な理学療法にも頑張っていただき、少しづつよくなられました。杖をもって不安定ながら歩くことができたときに、私に「今の私の一番のお願いは・・・来年の春までに立って両手を使えるようになりたい」です。実はその先生の病院には附属看護学校があり、「卒業式に自分で卒業証書を学生に渡してあげたい」とのことでした。

結果は、きちんと回復することができ、「卒業式がうまくいけた」と喜んでいただいたときは私も本当に幸せでした。

その先生が先日、ご逝去され、病院の広報誌に私の名前とともにリハビリテーション成果も紹介いただきました。追悼文をお書きいただいた先生には本当に感謝しております。

すごく立派な素敵な先生で、最後まで望みを捨てずに職務をまっとうされたお姿にさらなる感動をいただいた20歳代の私でした。





研究とは??!!

2012-07-25 10:47:25 | 研究
私は日常で患者様を治療させていただいてますので、研究のアイデアが浮かんできます。
臨床で頑張るセラピストはぜひ、臨床研究をしてほしいと思います。

しかし、若手のセラピストにとって研究をすることがストレスになっている場合もあるようです。学会発表の準備の過程で体調不良になったり、学会発表後に退職するというような感じです。

すごく、残念で、寂しくて、むなしくて、ここまでの時間が無駄だったのではないかと思ってしまいます。あまり落ち込まない私でも、この時場合はなかなか立ち上がることができません。

そこで、最近は、あまり「研究をしなさい」とは言わないようにしています。でも、若いセラピストから研究したいとは直接的に言わないですので、少し刺激は与えますが・・・・

今週末もある法人で、リハビリテーション研究会の教育講演で「運動イメージの脊髄神経機能」を話します。少しでも、興味をもっていただき、多くのセラピストが積極的に前向きに夢をもって頑張ってほしいと思います。

昔の自分を振り返ることは大切ですね。

2012-07-25 10:38:13 | 研究
学会シーズンになると多くの抄録を添削する。試験前になると多くの学生さんが、「まとめたので見てください」と持ってくる。大学院生の論文を何度も何度も添削する。

自分の論文をいつ書くかということになる。忙しいときに必ず見るファイルがある。

学生の時の臨床実習ディリーノート、京都大学の恩師から指導された原稿、学位をいただいた教授からの指導された原稿。どれをとっても真っ赤に修正されている。

指導者が私の指導に多くの時間をかけていただいていることを考えると、今の私はまだまだ甘いと思います。がんばれる原動力になりますね。

でも・・・昔の私は全くダメですね。

これからも学生、若手研究者の可能性を探ってあげたいと思います。