猪突猛進 鈴木研究室へようこそ

関西医療大学大学院 教授である鈴木俊明研究室の紹介や鈴木が日頃考えている教育・臨床・研究への思いを熱く語ります。

選挙 理学療法士を守るため

2016-06-24 22:13:25 | 日記
私は今まで政治活動には全く興味なかった。恥ずかしながら、選挙も真面目にいかないときのほうが多かった。

しかし、今回、理学療法士がこれからの理学療法士を守るために政界に立ち上がってくださいました。
それも政権与党からです。

私が理学療法士になった時、知名度は全くなく、病院内でも理学療法士という名前は呼んでいただけずに、「リハビリテーションのおにーちゃん」と言われていた。ショックだった。
給与も安く、食費に使えるお金はなく、スーパーの安売り、お肉が食べたくなったら餃子を買って「今日は贅沢だ」と思っていた。生活するため、勉強のお金を捻出するために、病院には隠れてバイトをしていた。

その後、社会的な地位や診療報酬も上がり、給与も徐々に高くなってきた。しかし、近年の理学療法士の給与は徐々に安くなり、ベースアップもほとんどない状態である。

私は若く貧乏していた時、辛かったかというとそうでもない。朝早くから消灯時間まで患者さんの治療をさせていただいた。そのあとにカルテ整理や勉強をしていた。

現在でも安い給与で働いている若い理学療法士の多くは、夢をもって患者さんのために努力していると想像できる。

理学療法士はやりがいの多い仕事である。給与は関係ないと思っている方もいるかもしれませんが、そんなことはない。貢献度に応じた対価をいただく必要はあります。

そのためには、私がこのようなSNSで主張してもなんら意味はないわけである。
私のような学術一本で勝負したいと思い、良い論文を書いたとしても、政治の世界で評価されないと社会は変わらないわけです。

そのために、これからの理学療法士のため、理学療法の発展のために 今回は選挙に行きたいと思います。




実習地訪問での教員の役割は大きいですよ。

2016-06-24 21:36:40 | 日記
臨床実習における実習地訪問での教員の役割は大きいですよね。

学生からのコメントを聞いて、大学の普段の様子から想像できることなのか? 考えにくいことなのか? を即座に判断することが大事ですね。

そのため、学生の様子を知らないで訪問指導をすると、臨床実習指導者の評価だけで学生に接することになり、学生を正しい方向に導かないことも考えられるわけである。

我々教員が学生を臨床実習に出させているということは、臨床実習は合格できると考えて出すわけですので、できるだけ円滑に進むようにしなければいけないですね。

私が大学の助手の時に、学内で優秀であると言われていた学生の臨床実習訪問担当になりました。
実習開始前に「先生 A君は優秀なので期待しておいてください」と言って
最初の訪問時に「鈴木君、なにが優秀なんだ」と学生ではなく、私が叱られました。

反省でしたね。そのあとにその学生と会って、実習の様子を聞いて、次の日に指導者と調整させて
いただいたことを思い出しますね。

それ以来、「優秀ですよ」は私のなかでは禁句になっています。

今は、学生の学内の様子を実習指導者に語り、学生の実習の様子を私が想像して語るようにしています。
実習で 問題と予想できるところ、良いと考えられる ところを予想して語るようにしています。

学生の思いをできるだけ知る努力が大切です。

若い先生に感謝です

2016-06-24 20:40:20 | 日記
私は、心配な学生が数人いる。いや 数十人いる。
そのなかの一人が最近、元気である。学生は、以前、理学療法士という進路に悩んでおり、身体もよい状態ではなかった。

私ができることといえば、授業で熱く語り、理学療法士の良さを学生に伝えることである。また、その学生と学内であった時には、「元気か? どうだ?」と声をかけることだけである。

私が若い時には心配している学生とゆっくり話をしたり、時には夜を徹して語ったこともあった。今は、時間がなく、授業で可愛い学生に会うのが精一杯である。「良くないな」 と思っています。

今日 若い先生が、その心配している学生と話をしてくれており、勉強を教えているではないですか??

私は、冗談っぽく 学生に「大丈夫なのか? 身体は? 大学やめるとか言っていたじゃないか」と言うと、しっかりした声で「大丈夫です」との返事。

感謝です。若い先生の姿を見ると、昔の自分を思い出します。これが教育ですよね。

これからも宜しくお願いしますね。頼りにしています。

研究とは?

2016-06-22 15:47:10 | 日記
研究とはさせられるものではない。

常に解決したい課題をもち、それに継続して取り組むものである。

私には毎年多くの大学院生がくる。嬉しいことである。

最初の頃の院生は私が2年間のスケジュールを決めて、それに進ませていた。
院生は真面目に取り組み、よい論文を書いて修士を修了してくれた。

2年間のスケジュールを決めた理由は、修了後も同じようなリズムで研究に取り組んでくれるだろうと思ったからである。

しかし、予想は大きく外れ、ほとんどの修了生は、自分では研究を行わずに部下の指導にまわっている。

私の指導方法は間違っていた。 反省する毎日である。

自ら積極的に研究人生を歩んで欲しいものである。


嬉しいサプライズ

2016-06-20 21:59:56 | 日記
父の日にアメリカにいる娘から、「日本は父の日やね。いつもありがとう。体に気をつけて頑張ってね。」というメッセージ。

同級生の死で心が沈んでいた私には、素晴らしいプレゼントです。

ありがとう。 頑張ろう。