猪突猛進 鈴木研究室へようこそ

関西医療大学大学院 教授である鈴木俊明研究室の紹介や鈴木が日頃考えている教育・臨床・研究への思いを熱く語ります。

いつも満足できない授業

2006-01-17 00:41:57 | 教育
私は昭和63年から教育に携わっている。要するにもう20年近く教育に携わっていることになる。最近の大学の授業で「満足したことがない」・・・すごく寂しい限りです。以前は自己満足してましたが、最近はまったくです。
私は理学療法士の教員、学生は鍼灸師を目指す学生さん・・・・専門が違うからか?興味をどのように持続できるか?大変悩む今日この頃です。
学生さんが鍼灸師の免許をとって臨床に出たとき、少しでも役に立つようにとリハビリテーション、特に運動療法の実技をおこなっている。
どの程度満足させられているかは疑問であるが、今後このような悩みを持って授業をしていくのかと思うと、楽しみでもあり苦しみでもある。

今日は症例検討会

2006-01-17 00:34:10 | 理学療法
私が主催する関西理学療法学会の症例検討会をおこないました。これは会員が困っている症例を私が診させて頂く機会です。今日の症例は座位も不十分な左片麻痺患者さんでした。良いほうと言われている右足は足底が充分に接地せずに、つま先で蹴るような姿勢をしているのです。
なぜ、このような姿勢になるかわかりますか?車椅子での姿勢や日常生活で非麻痺側下肢が上手く使えないことが原因です。
私の書籍にも書いてますが、非麻痺側は決して健常側ではないことが再確認できた日でした。
発症時から上手な非麻痺側の使い方を教えてあげられていたら、このようなことはならなかったと強く思う私でした。