猪突猛進 鈴木研究室へようこそ

関西医療大学大学院 教授である鈴木俊明研究室の紹介や鈴木が日頃考えている教育・臨床・研究への思いを熱く語ります。

久しぶりの1日 講演会

2022-07-25 23:35:00 | 日記
昨日は久しぶりの対面講義 4コマでした。臨床動作分析の内容で、朝から熱すぎるテンションで頑張りました。4コマ目では、学生さんが疲れている感じで、少し最初から張り切りすぎたと反省しています。これからも頑張ります。

新しい論文です。宜しくお願いします。

2022-07-23 09:58:00 | 日記

私の新しい論文です。症例報告でしたので、なかなかアクセプトされず、非常に時間がかかりました。論文の紹介もさせていただきます。

これからも症例報告をきちんと出していきたいと思います。


麻痺側母指筋の筋緊張が亢進した脳血管障害片麻痺患者に対する運動イメージを用いた適切な運動療法を考案するために、脊髄前角細胞の興奮性の指標であるF波を用いて、効果的な運動療法の方法を検討した。

4つの運動イメージを用いた運動療法を設定した。課題1は麻痺側母指伸展イメージ課題2は麻痺側手指全体の伸展イメージ課題3は麻痺側母指伸展イメージと非麻痺側母指伸展運動を同時に実施、課題4は麻痺側手指全体の伸展イメージと非麻痺側手指全体の伸展運動を同時に実施した。各課題は1分間行い、5分間のインターバルを置いた。課題前と課題中に麻痺側正中神経刺激して母指球上の筋よりF波を記録した。課題4の振幅F/M比は他の課題より低い値であった。

麻痺側母指の動きが困難な脳血管障害片麻痺患者には、麻痺側母指に注目した運動イメージを行うよりも麻痺側手指全体を伸展させる運動イメージを行うことが効果的であり、また、麻痺側手指伸展運動イメージと非麻痺側手指伸展運動を同時に行うことが最も有効であることがわかった。

 

Suzuki T, Fukumoto Y, Todo M, Tani M. 

A case of hemiplegia with a cerebrovascular accident in which motor imagery of finger extension on the affected side with finger extension on the unaffected side was effective - A study using F-waves.  J Neurosci Neurol Disord. 2022; 6: 020-023.

 


還暦を迎えて

2022-07-17 10:28:00 | 日記
とうとう還暦を迎えました。沢山の方々よりお祝いをいただき有難いやら恥ずかしいやら複雑な気持ちです。長くお世話になっている関西医療大学に少しでもお役に立てるように、もう少しだけ頑張らせていただきたいと思います。

ありがとうございます。










若手研究者(U39)による先端的基礎理学療法研究紹介」のシンポジストに選出されました。

2022-07-06 07:20:00 | 日記

私と一緒に頑張ってくれている関西医療大学準研究員の黒部正孝先生が第27回日本基礎理学療法学会学術大会「若手研究者(U39)による先端的基礎理学療法研究紹介」のシンポジストに選出されました。このシンポジウムは、レベルの高い学術雑誌に論文が掲載された若手研究者が、先端的基礎理学療法研究紹介するイベントです。今回、黒部正孝先生が発表した2つの論文が評価され、関西医療大学から初めての選出です現在は外側広筋からF波を記録する方法について研究しており、この方法を応用することで、膝に痛みを抱える患者の外側広筋の筋緊張が亢進するメカニズムや、その治療法の開発へと繋がるように頑張ります。

 非常に嬉しいです。私の研究室でもこのような嬉しいニュースがどんどん発信できるように頑張ります。

 

Kurobe M, Matsubara H, Suzuki T. Excitability of anterior horn cells after periodic or discrete repetitive movements. Muscle Nerve. 2021;64(5):606-610. 

Kurobe M, Matsubara H, Suzuki T. Optimal stimulation site of the femoral nerve to record F waves from the vastus lateralis muscle. Muscle Nerve. 2022;65(2):242-246.