猪突猛進 鈴木研究室へようこそ

関西医療大学大学院 教授である鈴木俊明研究室の紹介や鈴木が日頃考えている教育・臨床・研究への思いを熱く語ります。

私のコンセプトを発表します。その3

2013-04-13 08:42:44 | 理学療法
―臨床家として―

・いつも明るくいなさい。患者さんの心は落ち込んでいる

・私服も気にしなさい。私たちは治療者である。施設の外で患者さんに出会った時に、恥ずかしくない服装でいなさい

・いつも謙虚でいなさい

・先生といわれることに満足してはいけない

・患者さんには真剣に向き合いなさい

・患者さんは治療されるために、あなたのところにいらしている。話をするためにいらしているのではない

・治療前後の変化は必ずある。もし、なければ、なにかが間違っている

・患者さんのことを常に考えていなさい。自分の家族と一緒である

・理学療法士は、基本動作を改善させる職種である

・理学療法士は、精神面を改善させる職種ではない

・基本動作が改善することによって起こる生活の変化が、精神面の変化につながる

・経験年数は患者さんには関係ない。患者さんが支払う治療費は経験年数とは関係ない

・症例をまとめて、論文にしなさい。患者さんは論文をリサーチしている

・患者さんから「あなたに治療してほしい」と思われるような理学療法士になりなさい

私のコンセプトを発表します。その2

2013-04-13 08:39:51 | 教育
―教育者として―

・いつも明るくふるまいなさい。学生が困った時に相談しやすいように

・常に、服装に気を遣いなさい。自分の服装がきちんとしていないと、学生には身なりの指導ができない

・授業には準備して臨みなさい。教員が完全に理解していることだけを話すように

・授業では熱く話しなさい。熱い話は学生に思いを届けることができる

・満足できる授業はない。毎回反省をしなさい。そして改善しなさい

・学生指導は真剣に、愛をもっておこないなさい

・学生には、自分の家族のように接しなさい

・気になる学生には優しく声をかけなさい

・学生指導で「あの時・・・」というように後悔してはいけない

・教員は優れた臨床家でなくてはいけない

・我々は理学療法士である。教員になるために、理学療法士になったわけではない

・理学療法士として価値のない教員は、学生から尊敬されない

・教員の価値は、業績でしか評価されない

・教員は研究をするべきである

・あなたの講義で学生を混乱させてはいけない

・学生ができない原因の多くは教員の問題である

・あなたが教員を辞めても困ることはない。教員になりたい理学療法士は沢山いる

・「あなたに辞められたら困る」というような教員になりなさい

・教員は偉い職種ではない。学生のため、学校のために、常に謙虚でなくてはいけない

・教育は大変である。自分の時間がなくなる。それでも教育が好きだという人が教員に
 なるべきである

・誤解してはいけない。教員は決して優遇されるべき存在なのではなく、決して偉いわけでもない

私のコンセプトを発表します。その1

2013-04-13 08:37:38 | 研究
50歳を過ぎて、私の考えをまとめてみました。

研究者として、教育者として、臨床家として の3つのパートにわけて作成しました。

よろしければ読んでください。まずは、研究者としてです。

―研究者として―

・研究は「させられている」のではなく「させていただいている」ものである

・研究をするときは、常に前向きに、明るくふるまう必要がある

・研究指導者があなたのために使っている時間は、指導者自身の時間を自ら削っていることを忘れてはいけない

・もし、あなたが研究指導をする機会に恵まれたら、時間を惜しまず精一杯対応するべきである

・研究にゴールはない。満足できないから研究は続けられるのである

・学会はお祭りである。学会発表はお祭りのなかで騒いでいるにすぎない。論文を書かないと意味がない

・学会発表は、あなたが研究活動をしているというアピールになる

・学会発表は、あなたの組織のアピールになる

・あなたが学会で発表することは、周りの人への刺激になる

・論文は、完成して受理されてこそ価値がある。書いている努力は誰も評価してくれない

・論文を書かなくてはいけないという危機感を、常に持ち続けることが必要である

・なぜ、研究をしているかを明確にする

・なぜ研究するか、その答えは、「患者さんのため」である

・患者さんの利益に直結しない研究は、研究ではない

・教員が研究することは、あなたの大切な学生と信頼関係を深めることになる

・臨床家の価値はどれだけ患者さんを治せるかで決まる。症例報告はその証である
 だから、研究はやり続けることが必要である

・教員は研究内容を学生に解説できることが重要である。それが教員の価値につながる。
 だから、研究はやり続けることが必要である