すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

歴史的な核兵器禁止条約と「こんな人たち」と

2017年07月09日 | 日々思うこと

七夕の深夜、奇跡ともいえるような歴史的な核兵器禁止条約のニュースが飛び込んできました。国連本部での「核兵器禁止条約第2回交渉会議」において、世界120の国が賛成という史上初めての条約の最終草案の前文に「核兵器の使用で被爆者にもたらされた受け入れ難い苦しみと被害に留意する」と明記されました。

さらに「核兵器による威嚇」を禁止する項目が盛り込まれ、これは「核の抑止力」という考え方を否定する踏み込んだ歴史的な内容です。しかし米国の核の傘に依存する北大西洋条約機構(NATO)諸国や我が国は会議に参加しておらず実効性が課題となっていますが、世界の平和は核兵器で威嚇しながら守られてゆくものではなく、条約を批准しない被爆国の日本政府を情けなく思います。

今日は朝から気温も上昇し湿度も高く蒸し暑いスタートですが、九州北部の豪雨による被害を思うと胸が痛みます。上越の友人から昨日、かに池交差点周辺でのスタンディングのお誘いがあったのですが、今日は上越まで出かけるエネルギーはなく、夕方から糸魚川でも「9の日」スタンディングがあることでお断りです。

そのスタンディングはいつもの中央大通りでのサイレントで、参加する人たちはアベ首相が言う「この人たち」になるのでしょうが、決して“過激なプロ集団”ではなく世界の恒久平和を願う人たちばかりです。

ところで都知事選での首相発言に自民党支持率が急降下ですが、国民はもう首相の言葉を信じられないという表れかもしれません。ジャーナリストの江川紹子さんが3日付けブログで、『「こんな人たち」発言にみる安倍自民の本当の敗因』と書き込んでいます。(https://news.yahoo.co.jp/byline/egawashoko/20170703-00072877/