すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

湯川秀樹氏のラストメッセージと原発再稼動と

2016年02月16日 | 地震・原発

今朝は氷点下の冷え込みで日中の最高気温は5度、また寒さが戻ってきました。家の近くの国道を横断する通学路“地下道もぐっ太郎”辺りからの黒姫山は、先週末の好天で少し山肌が見えてきました。

玄関先の植木鉢からも春を感じますが、柏崎刈羽原発6・7号機の原発再稼動について原子力規制委員会の動きが気になります。

さらに東日本大震災から4年11ヶ月が経過した13日、東京電力福島第一原発を視察をした原子力規制委員会の田中委員長は「放射線量が一部を除いてずいぶん下がった」と評価・・・。しかし炉心溶融した1〜3号機周辺は依然として放射線量が高いことをネットなどから伝わります。また今も津波や水素爆発があった3号機周辺の鉄骨むき出しの施設の爪痕が残る映像をネットで見ましたが、一般メディアで報道されることはありません。

一年前の当ブログは「“春遠からじ”の原発再稼動の動き」と、九州電力川内原発1・2号機の再稼動に続き、関西電力高浜原発3・4号機について規制委員会が「新しい規制基準に適合している」審査決定と、ウランとプルトニウムを混ぜたMOX燃料が使われる危険性も書き込んでいました。

そんな中で14日、NHKアーカイブス「“核なき世界”はいつ~湯川秀樹のメッセージ いま再び~」を視聴しました。日本初のノーベル物理学賞受賞者の湯川秀樹氏が生涯をかけて核なき世界を訴えたメッセージをたどった番組です。死の直前まで続いた湯川氏の核廃絶への壮絶な取り組みを追った番組のラストメッセージ「核なき世界を〜物理学者・湯川秀樹〜」アーカイブス(2006年11月6日放送)も伝わってきました。

湯川秀樹氏の訴えや福島を忘れたかのような政府の新エネルギー計画、「原発依存度は可能な限り低減」という一方で、「原発は重要なベースロード電源」ときわめて分かりにくい表現ですが、原発推進であることは明確です。そして1月23日上越市での「原発再稼動を考える集い」からの課題でもあった『原発再稼動 STOP!』シールをやっと発注することができた一日です。