すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

問われる自民党議員の資質

2016年02月18日 | 日々思うこと

今日は亡き母の祥月命日なので、市内の弟がお参りにやって来てきました。その後は上越市の娘のところへ・・・、住まいの引越しを控えて何かと忙しいことで孫の子守りのために車を走らせました。海も山も雲ひとつない快晴で、こんな日の朝はかなり気温が下がる冷え込みで、新潟焼山のドーム山頂付近は雲ではなく噴気がいつもより多く出ているように見えました。

ところで自民党は2016年運動方針で、憲法改正について「参院選での訴えを通じ、国民的な議論と理解を深める」とし、夏の参院選で主要争点にするというので驚いていたら、昨17日に丸山和也参議院議員(自民党・比例区)の耳を疑う差別発言にビックリです。

参議院憲法審査会での丸山議員は、「今、アメリカは黒人が大統領になっている。黒人の血を引くね。これは奴隷ですよ、はっきり言って。まさか、建国当初に黒人、奴隷が大統領になるなんて考えもしなかった」などと発言しているので呆れてしまいます。その後、暴言だと批判を浴びると丸山議員は「誤解を招いた」と陳謝していましたが、オバマ大統領の父親は奨学金を受給していたケニアからの外国人留学生で、米国における奴隷制度とは無関係であり、国会議員の公の場での発言だけに謝罪をすれば済むことでしょうか。

夕方、上越からの帰り道に浦本漁港近くの国道沿いのパーキングに停車し、セブンのホットコーヒーをすすりながら日没直後の日本海と黒姫山を撮りました。

ところでアベ政権の暴走がそのまま地方議会でも同様のようですね。去る11日に糸魚川市内で「建国記念の日奉祝式典」(同実行委員会主催)が開催されましたが、実行委員長が市議会倉又稔議長であることに驚いた市民が多いようです。議員の思想信条は自由かもしれませんが、議長ともなればその立場に中立性が求められ、他市議会では就任と同時に会派を離脱してその職務に務めることは当然とされています。

しかし糸魚川市議会の場合はこれまで議長は会派を離脱をすることなく、今回の集会も実行委員長の名で「糸魚川市民の皆さんへ」との案内文で、式典挨拶では憲法改正の必要性を呼びかけております。また高鳥修一内閣府副大臣の講演では「日本人の精神の自由、本当の独立のために」と改憲を訴えたそうです。さて来週月曜日から市議会定例会のスタートですが、国も地方も市民の監視が怠ると政治は暴走の一途ではないでしょうか。