すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

「雪割草物語」とTBS報道特集

2015年02月08日 | 日々思うこと

6日金曜日の午後は今年はじめての陶芸教室で、能生谷「えほん」へと急ぎました。県道246号沿いのお地蔵さまは、先月12日に通った時はすっぽり雪に埋もれていましたが、この日は周りの雪も消えてその姿を見ることができました。

えほん」では、1月6日付け新潟日報で紹介されていた『雪割草物語』という写真集が置いてあり、あまりにも可憐な雪割草たちに魅せられてシャッターを押したものの借りて帰ることにしました。これは元教師の長島義介さん(新潟市西蒲区・76歳)が脳梗塞の後遺症で左半身が不自由な状態で、雪割草と良寛さんについての考案をまとめたものです。良寛さんが詠んだスミレの俳句は開花時季が合わず、雪割草という説を唱えて自費出版をされた40ページの著書でした。

ところで先日の週刊誌立ち読みで「イスラム国テロ事件 これは大本営発表だ・安倍官邸と大メディア 噂の共犯」の見出しが気になっていた中で、昨日メル友から「救出できなかった安倍首相や日本政府を批判対象にすることは非常に間違っています」というコメントが寄せられました。また「政府批判は“非国民”」という見方も少なくありませんが、建設的な批判も必要なことで大本営扱いで済ませてはならないと受け止めております。

そんな7日土曜日夕方のTBS報道特集、「イスラム国」と独自のパイプを持つイスラム法学者・中田考氏と、「イスラム国」の前身組織に拘束された外国人ジャーナリストの解放を仲介したヨルダン人アブドラ弁護士の重大発言に大きな衝撃を受けました。

日本政府は現地対策本部を置くヨルダンに実質的な交渉を委ねた。しかし、ヨルダンはアメリカなどとともにイスラム国への空爆に参加していて日本もさらなる敵意を買うおそれがあった。
ならば、むしろ同じくシリアと国境を接しながらも空爆には参加せず、しかも、去年9月にはイスラム国から49人の人質を解放させた実績があるトルコに協力を仰ぐべきだったと・・・。

「イスラム国」から名指しで「安倍(首相)よ。このナイフは健二だけを殺害するのではなく、お前の国民はどこにいたとしても、殺されることになる」と指摘されながら、政府は後藤さんの解放交渉を本気でやってこなかったことが見えてきました。加えて自国のパイロットが殺害されたことで大規模なヨルダン軍の空爆映像を見るに付け、一度はじまった報復はもう止めようがないのではと気が重くなる週末でした。