立春の昨日は朝からぽかぽか陽気で、上越から友人Fさんが来ることになり、それまでの間は衆院予算委員会に耳を傾けました。ヨルダンのパイロットが殺害され「イスラム国」の女性処刑囚も殺されるという報復の連鎖で、民主党一番手の細野豪志政策調査会長が過激派テロ組織への一連の事件について政府対応を追求です。安倍首相はエジプトカイロでの「スピーチに盛り込む言葉をさまざまな観点から選んでいく。そのなかで私たちが選んだ言葉が不適切だとは考えていない」、さらに「私は間違っていない」と強弁です。日本人二人が殺害されたという現実への反省もなく、言葉巧みに国民の命を守るのが私の責任と言われても説得力がありません。
お昼近くにFさんと合流ですが、糸魚川へ着くまで辻元清美議員の質問、安倍首相の「戦後70年談話」への歴史認識をカーラジオで聞いていたそうで、昼食をとりながら話題は政治や原発再稼動問題が中心で、あっという間に時間が過ぎてゆきました。
5日今日も朝から気温が上昇し、風もなく穏やかな中を久しぶりに愛犬と須沢海岸を歩きました。大きな流木が打ち寄せられており、ウオーキングの人たちや波打ち際には石拾いをしている大勢の姿に春が近いことを感じました。関東甲信地方では雪模様というのに、二日続けての“表と裏”の真逆の陽気を満喫です。
午後からはホームセンターへ出かけ、隣接する書店にも足を運びました。Fさんから近刊の週刊誌の内容が酷いと聞いていたので、何冊かの週刊誌を立ち読みです。後藤健二さんだけでなく、その妻や母親のプライバシーまでをここまで掲載するのかと、売らんがための出版社の資質を疑ってしまいます。
孫の下校時間までに帰宅すると、部屋のニオイスミレが春の香りを漂わせています。これは昨日、花屋さんで求めたばかりで、庭の鉢植えのスミレたちももう直ぐ芽を出すことでしょう。『食べもの通信』2月号は“冷えを解消する食事と暮らし方”特集です。“心と体と社会の健康を高める食生活”を提言し続けてきた家庭栄養研究会編集の『食べもの通信』は、今年45周年を向かえ専門分野から高く評価されてきた月刊誌です。
人は日々、たくさんの良書やより多くの友と出会うことが大きな財産と考えてきましたが、夜のニュースを見聞きするにつけ暗い事件に社会のあり方を考えてしまいます。さらに国会での安倍首相の憲法改正発言に、この人は良書に出会うことがあったのかと新潟日報1月31日付けオピニヨン、作家半藤一利さんの「戦後70年・思考停止の日本を危惧」を再読の一日の終わりです。