すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

「過去に目を閉ざす・・・」、“戦後以来の危うい改革”

2015年02月14日 | 日々思うこと

昨13日は早朝からまた雪に見舞われ、日中には大雪警報が発令され、2月も半ばというのに真冬に戻ったような寒さのため大事をとって外出を控えました。この一週間の寒暖差の激しさに体調を崩している方も多いようですね。

今日14日は朝から予報外れのよい天気に恵まれ、北陸新幹線開業1か月前のカウントダウンイベントで、JR糸魚川駅の観光施設がオープンです。3月14日開業当日の金沢~東京両駅の一番列車となる最速タイプの「かがやき」の指定席切符が全国一斉に発売され、わずか25秒で完売という盛況ぶりに驚きです。

驚くといえば12日の国会、衆参両院での安倍首相の施政方針演説、「戦後以来の改革」と叫び「ひるむことなく、改革を進めなければならない」という姿はまるでヒトラーの再来のようです。ふと、ドイツのヴァイツゼッカー元大統領の過去に眼を閉ざす者は、未来に対してもやはり盲目となる」の言葉を思い出しました。先の選挙に圧勝したとはいえ「戦後以来の改革」とは言い過ぎで、少なくとも誰のための改革なのか、その中身は国民が求めているものではないことだけは確かです。近刊週刊誌の新聞広告「“おぼっちゃま宰相”の戦争ごっこ」が目に留まりましたが、何だかこの人は大きなカン違いをしているようで子どもや孫たちの未来を危惧してしまいます。

そしてパリに本部を置くジャーナリストの国際団体の「国境なき記者団」は、各国でどれだけ自由な報道が認められているか分析した報告書「報道の自由度」ランキングを発表し、日本は61位で前年よりも2つ順位を下げました。ちなみに上位は5年連続1位となったフィンランドを筆頭に、ノルウェー、デンマークと続き、上位20か国のうち15か国をヨーロッパの国が占めております。

そんな中で、1月25日夜の報道ステーションに出演した元経産省官僚の古賀敏明氏、後藤健二さんらの人質関連について番組中の「I am not Abe.」発言が問題になっています。発言の真意が見抜けず官邸が激怒のようですが、番組を終始視聴していただけにどこが問題なのか私も同じく「I am not Abe!」です。「報道の自由度」が低くなってゆく国の未来・・・、過去に学びながらしっかりと見抜いてゆかねばなりません。

今日はバレンタインデーとあって「いちようさん」からのチョコを・・・、26個の小さな豚の形をしたチョコにはカカオ35%とか72%と表示です。「食べることが趣味」の“食いしん坊”として、人生ここまで来るとパクパクと食べ過ぎることよりも、少しお高くとも“本物”に出会い大切に味わいたいと心がけてきました。こだわりのコーヒー豆も最近、無農薬栽培で天然完熟という銀座カフェパウリスタの「森のコーヒー」に出会いました。バレンタイン前日に届き、孫のパパへは日本酒入りのチョコと一緒にプレゼントです。日本で最初の喫茶店は「ブラジル移民の父」がはじめたというパンフなどに目を通しながら、ささやかな贅沢に浸る寒い夜です。