すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

地震が起きる切迫度と活断層と原発

2020年01月17日 | 日々思うこと

阪神・淡路阪神大震災から25年目を迎えました。街を一変させた午前5時46分に合わせて各地で追悼行事が営まれ、静かな祈りが伝わってきます。

四半世紀を経た被災地では高齢化の波が押し寄せ、震災を知らない世代も増えていますが、あの日をきっかけに風化する震災の記憶を刻み、防災・減災の重要性は全国に浸透し災害ボランティアの輪は広がってきました。

NHK NEWS WEB では「地震切迫度 31の活断層で“震災直前と同じか それ以上” 」と伝えています。25年前の阪神・淡路大震災を教訓に国は全国で活断層の調査を進め、発生確率などのリスクを評価してきました。現在、地震が起きる切迫度が阪神・淡路大震災の直前と同じか、それを上回る活断層が31あり改めて活断層地震への備えが重要になっているそうです。

さらに去年1月1日の時点で「Sランク」と評価されているのは、全国の31の活断層で、このうち「糸魚川ー静岡構造線断層帯」や「中央構造線断層帯」、「三浦半島断層群」など8つの活断層帯の一部では、発生確率が8%を超え、阪神・淡路大震災の発生前より切迫度が高まっているという身震いのする思いです。

また本日、四国電力伊方原発3号機(出力89万キロワット、愛媛県伊方町)の運転差し止めを求めた仮処分申請について、広島高裁は運転差し止め地裁支部決定の取り消しのニュースです。11年3月の東京電力福島第1原発事故以降、司法による運転差し止めの判断は5例目です。

地震は大自然が相手で防ぎようもなく、原発は一度事故が起こったら大変であることは東京電力福島第一原発事故が鮮明に語っており、地震列島の日本では原発エネルギーに依存しない政策を進めていかねばと痛感する終日です。